阪堺電気軌道
恵美須町~浜寺駅前(阪堺線) 営業距離/14.0km
天王寺駅前~住吉(上町線) 営業距離/4.3km

大阪府で唯一残された路面電車は市民の足

上町線は当時モダンな大阪馬車鉄道を前身とし、明治後半には南海鉄道が路線を保有した。一方、阪堺線は明治43年(1910)に設立された旧・阪堺電気軌道が始まりとなっている。両者は路線が競合することから熾烈な輸送競争を行ったことで知られている。

昭和3年(1928)に南海鉄道が投入した日本最古級のモ161形電車が、現役で走る。

現在路線を運行しているのは昭和55年(1980)に設立された2代目の阪堺電気軌道である。「チン電」の愛称で親しまれ、沿線には通天閣やあべのハルカスのほか、安倍晴明の出生地とされる安倍晴明神社や住吉大社などが点在。一日フリー乗車券「てくてくきっぷ」(600円)などでぶらりと散歩するのもいい。

あべのハルカスをバックに走る超低床型車両の1001形電車。「堺トラム」の愛称で呼ばれる。

Old Days

昭和48年(1973)1月21日に撮影された天王寺駅前の様子。停車しているのは現在も運行しているモ351形。こちらも50年近く現役で走り続ける歴史ある車両だ。写真右手にはあべの銀座商店街の看板が見えている。

【Nostalgic Spots】カフェ・ギャラリーに活用される名建築「浜寺公園旧駅舎」

明治40年(1907)に辰野金吾の事務所が設計を担当した。堺が誇る建築物のひとつで、私鉄最古の駅舎でもある。国の登録有形文化財に指定されている。

浜寺公園旧駅舎(はまでらこうえんえききゅうえきしゃ)
大阪府堺市西区浜寺公園町2-232
TEL/072-267-1230
営業時間/10時~17時 
定休日/火曜(その他臨時休業あり)
アクセス/「浜寺駅前駅」よりすぐ