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アウトドアを始めるうえで、しっかりと見極めたいのが靴選び。アクティビティや使用シーンによってラインナップは多岐にわたり、足腰への負荷をもっとも左右するのがシューズだからだ。本記事では、ライトなアウトドアに最適な靴の選び方や、キャンプや山歩きでおすすめのモデルを紹介する。夏に向けて、お気に入りの一足を見つけてみてはどうだろうか。
快適なアウトドアライフは足元から。フィールドで使う靴の選び方
身体やアクティビティに合った靴選びができれば、怪我の防止だけでなく疲労軽減にも繋がるので慎重に選びたい。
アウトドア向けの靴には、大きく分けて3つのタイプがある。ローカット・ミドルカット・ハイカットの3タイプだ。それぞれ使用するシーンを考慮しながら選んでみよう。
ローカット
足首が自由に動くローカットは、キャンプやハイキング、低山登山といったライトなアクティビティ向けのモデルだ。軽量のため、タウンユースとして履いても違和感がないものも多い。
ミドルカット
ミドルカットは、トレッキングや低登山に適したモデル。ローカットの軽量感と、ハイカットの重厚感を兼ね備えている。
ハイカット
ハイカットは、岩場の多い重登山など高山向けモデルだ。防水機能を備えているものも多く、重量があるので安定性が高い。また、負荷がかかるとされる下山時にも足元をしっかりサポートしてくれる。
アウトドアのカテゴリ、季節によって決める
靴選びは、キャンプや低登山、縦走登山などアクティビティのウエイトと季節・天気によって選び方も異なってくる。
キャンプや日帰りのトレッキングなど、それほど足腰に負荷のかからないものであれば、ローカットやミドルカットで選択しよう。キャンプで脱ぎ履きを繰り返す場合でもローカットの方が融通が効き、ハイカットモデルや重厚なモデルではかえってオーバースペックになってしまう場合がある。
また、天候が不安定な状況や前日の天気によっても変わってくるため、アウトドアのカテゴリ、季節・天候によって柔軟な対応が必要だ。
雨量が多い梅雨と夏から秋にかけては、防水性能の高いモデルが活躍する。一方、夏場は水辺での使用も想定すると、通気性・速乾性に優れたモデルを選んだりするのがよいだろう。
縦走などの標高の高い登山であれば、山の天気は予想できないため真夏でも真冬でもハイカットモデルを選ぶ必要があり、防水性や通気性が重要になってくる。
また、総じてキャンプでも登山でも夜間屋外で過ごす場合がほとんどなので、厚手の靴下を履けるように、少し大きめの靴を用意するのもよい。
2020年最新。キャンプ、山歩きに活躍しそうなキャンプ靴5選
ここからは、2020年現在トレンドとなっている、キャンプや低登山などで活躍するモデルを5つ選定し、特徴を解説していく。ぜひ、靴選びの参考にしていただきたい。
普段着にも合わせられるヘイジーレイジーレース オムニテック|Columbia
商品名: ヘイジーレイジーレース オムニテック
アウトドアアパレルブランド「Columbia(コロンビア)」の「ヘイジーレイジーレース オムニテック」は、高い防水透湿機能と耐火性を備えている。
ハードに使えて、焚き火を囲んでも心配がないため、キャンプにうってつけのモデルといえよう。独特なソールパターンは、ぬかるみなどに踏み込んだ際、泥がソールに詰まりにくい設計となっている。
インソールには防水性・通気性を確保するため、オーソライトを採用しているのが特徴だ。靴紐部分のブランドロゴを上下に移動できる仕掛けも憎い。ロゴにはリフレクター加工が施されており、暗闇で光る仕掛けとなっている。カラーは4色展開で、普段着にもマッチしやすいコーディネイトの幅広さも嬉しいポイントだ。
豪雨でも足元をドライに保つFIELD BOOTS|Timberland
商品名: FIELD BOOTS
アメリカ発の「Timberland(ティンバーランド)」は、数々の人気ブーツを手掛けてきた老舗ブランドだ。アウトドアシーンにフィットするモデルとして、1983年に発売された「FIELD BOOTS(フィールド・ブーツ)」も、その一つである。
レザーを用いたクラシックな佇まいで、キャンプをはじめとしたアウトドアシーンや、普段使いでも愛用できる汎用的なモデルとなっている。防水レザーを使用しており、ライナー(アッパーの内側)には独自のウォータープルーフテクノロジー「ティンバードライ」を採用。雪道や豪雨など過酷な環境でのアウトドアにも最適といえる。
グリップ力に定評があるトラクションソールは、川辺やガレ場といった不安定な足場でも足元を支えてくれる。ルックスから性能に至るまで、完成度が高いモデルといえよう。
レトロなカラーで個性的なデザインCREW CANVAS|MERRELL
商品名: CREW CANVAS
「MERRELL(メレル)」もまた、国内外に多くのファンを持つアメリカのシューズブランドだ。
1988年に発売したクライミングシューズ「FLASH DANCE」は、かかとを覆うアウトソールや鮮明なカラーを使った印象的なデザインが好評で、人気を博した。その「FLASH DANCE」から着想を得て開発されたのが、こちらの「CREW CANVAS」だ。軽量かつ通気性のあるキャンバスアッパーには、「FLASH DANCE」を彷彿とさせる個性的でレトロなカラーリングが施されている。
カラーバリエーションが豊富なため、普段使いにももってこいだ。クライミングシューズとしての耐久性やフィット感を受け継いだこのモデルは、街歩きからキャンプまで、幅広いシーンで活躍できるだろう。
優れた剛性と機動性を持ち合わせたヴェンチャー|KEEN
商品名: ヴェンチャー
アウトドアフットウェアブランド「KEEN(キーン)」がADVENTURE=冒険をコンセプトに開発したのが、こちらの「ヴェンチャー ウォータープルーフ」だ。
動きやすいローカットモデルで、トレッキングや日帰りのライトハイクやファストハイク、キャンプなど軽装でのアウトドアに気軽に履いていける一足だ。機能面も充実していて、KEEN独自の防水透湿素材である「KEEN.DRY」を採用。さらに、かかとと甲をしっかりと固定する「KONNECT FIT(コネクト・フィット)」は、高い機動性を実現している。
ソールパターンも独自に開発したもので、あらゆる地形にフィットできるだろう。カラーは4色展開で、普段からでも使えるおしゃれなデザインも魅力的だ。
様々なアウトドアシーンにフィットDANNER FIELD|DANNER
商品名:DANNER FIELD
キャンプやハイキング、登山など様々なアウトドアシーンにフィットするのが、「DANNER FIELD(ダナーフィールド)」だ。100年近い歴史を持つアメリカのブランド「DANNER(ダナー)」が製造・販売している。
高い防水性・透湿性能を誇るゴアテックスや、グリップ力と耐久性に定評があるビブラムソールを採用。クラシカルでスタイリッシュなデザインながら、機能性も兼ね備えたモデルとなっている。