冬キャンプの魅力は焚き火・星空鑑賞・料理

冬キャンプの魅力は、焚き火や星空鑑賞、温かい料理などさまざまだ。初心者でも参考にしたい冬キャンプの魅力を紹介しよう。

焚火で暖をとる贅沢な時間

焚き火のありがたさを一番感じられるのがまさに冬キャンプ。薪を焚べ、お気に入りの焚火台でゆらめく焚き火を見ながら暖をとる瞬間は、このうえない幸せな時間だ。

冬空に輝く星空鑑賞

空気が澄んだ冬の星空もまた最高に心地よい時間を過ごせる。温かいコーヒーや酒を飲みながら煌めく星空に感動するはずだ。

暖かい料理で身も心も温まる

冬は、体の芯から温まる鍋やおでん、スープが最高に贅沢なメニューにも感じられるもの。「うまい」と誰しもが感じる瞬間だろう。

雪景色を楽しむ

降雪エリアでの冬キャンプなら、雪があらゆるものを覆う幻想的な雪景色が見られるのも魅力。ファミリーなら雪だるま作りやそり滑りなどのスノーアクティビティも楽しめるはずだ。

虫がいない環境

冬は虫がいない環境だけに虫嫌いの人も安心だ。虫対策をする必要がなく、虫に睡眠を邪魔されることもない。

冬キャンプにありがちな失敗から学ぶ10の心得

冬キャンプでありがちな失敗を踏まえ、初めてでも役立つ冬キャンプの事前対策をチェック!

1、寒くて寝られない

とくに冬は地面から寒さが伝わる底冷え対策がマストだ。グランドシートやインナーテントだけでは冬の寒さで寝られない夜を過ごすことになってしまう。

対策
グランドシートはもちろん、テントシート、断熱効果の高いマット類、毛布など、シュラフの下の寝床を何重にもするレイヤースタイルが基本だ。

サーマレスト/Zライト ソル

さらに背中と腰あたりにカイロを貼ったり、湯たんぽを併用するのもおすすめだ。ポータブル電源があればなおいいが、ない場合は、電源サイトを利用すればホットカーペットなどの電気器具で快適に過ごせるはずだ。

▼冬キャンプにおすすめの装備と防寒アイテム

2、荷物が凍る

冷え込む朝晩は氷点下になることもあり、テントの中でも朝起きたら食料や荷物が凍っていたなんてことも。

対策
クーラーボックスやリュックなどに入れておくと手軽に回避できる。ブーツなども外に出しっぱなしにせずに、必ずテント内に入れておくこと。

3、炊事場の水道が凍っている

冬場は炊事場の水道水が凍って出ないこともある。無理やりひねると水道管が壊れてしまうため注意が必要だ。

対策
事前に多めに水を確保し、クーラーボックスなどで凍結しないようにしておくと安心だ。

4、スマホの充電の減りが早い

寒い時期は電池の減りが早くなり、夜中や朝には充電がなくなってしまうこともある。

対策
スマホなどの精密機器は、着用している洋服のポケットや寝袋に入れておくだけで電池の消費を低減させることができる。予備の充電器を多めに持参すると安心だ。

5、焚き火でテントやタープに穴が!

冬キャンプに限ったことではないが、焚き火に夢中で火の粉が飛んでタープに穴が空いてしまうこともあるので注意が必要だ。

難燃タープガード

対策
焚き火や薪ストーブとタープの距離をとるのはもちろんのこと、保護シートや難燃素材のコットンやT/C素材(ポリコットン)のタープを選ぶといいだろう。

6、ダウンジャケットに穴が!

寒さ対策として必須のダウンジャケットは、当然火の粉には弱く、焚き火などで穴が開いてしまうこともある。

グリップスワニー/FIREPROOF MONSTER PARKA

対策
高価なダウンジャケットに穴が開いてしまう前に、難燃性のエプロンや綿素材のジャケットを必ず着るようにしよう。

7、ガスストーブでは寒い!

CB缶で手軽に暖がとれるガス式ストーブ。寒冷地では、火力の弱いガスストーブでは寒くて寝られない場合も。

対策
高火力の石油ストーブや薪ストーブ、気温に適したシュラフの導入を。

8、バーナーやコンロの火がつかない!

CB缶を燃料にしたカセットコンロやバーナーは、手軽に使える便利さがある一方で、寒冷地などでは、気温が低すぎてガスが気化せず火がつかないことがよくある。

対策
CB缶を手で温めると使えることもあるが、寒冷地では低温時でも使用でき、火力の強いOD缶を燃料にしたバーナーがおすすめだ。ちなみにOD缶は、屋外での使用を想定しているため、過酷な環境でも安定した火力を得られる。

9、雪上キャンプでペグが抜けた!

雪上キャンプでは、通常の感覚でペグダウンするだけだど、土まで届かずにペグが抜けてしまう。

対策
スノーアンカーなどを使用。とはいえ、コツを要する雪上キャンプは、経験者と一緒に行くのが安全だ。

10、道路が凍結

キャンプ場内に積雪がなくても、冬の朝晩の冷え込みで周辺の道路が凍結している場合がある。

対策
スタッドレスタイヤを装着、もしくはチェーンを携行すること。

冬キャンプで気をつけたいポイント9つ&寒さ対策の道具

冬キャンプでの服装や寒さ対策に直結する必要な道具に加え、暖房器具などを使用する際の注意点などを紹介。

1、冬キャンプ用のテントはコットンかT/C素材(ポリコットン)を選択

冬キャンプ用のテントは、コットンもしくはポリコットン素材がおすすめだ。また、テント内の結露を低減するベンチレーション(換気口)があるテントや、冷気をシャットアウトするスカートが設けられているものを選ぶといいだろう。

夏用のテントに比べ、コットンやポリコットン素材のテントは、オールシーズン利用でき、結露しにくく、テント内の暖かい空気を逃がさないのが特徴。火の粉にも強い素材で冬場の焚き火も安心だ。

一方で収納時にかさばることや重いのが難点。夏用のテント以上にしっかり水分を飛ばして乾かすことが重要で、放っておくとカビの原因にもなるので、メンテナンスは必須だ。

ノルディスク/アスガルド
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)/サーカスTC DX

ノルディスクのアスガルドや、テンマクデザインのサーカスTCなどは、冬でも利用者が多い人気テントだ。ほかのメーカーからも続々コットンやポリコットンタイプのテントが登場している。

2、テント内の底冷え対策

テントのフロアを何枚も重ねてレイヤーにすると同時に、地面との距離を保てるコットの併用もおすすめだ。ロータイプ、ハイタイプ、2wayタイプなどさまざまある。

WAQ/2way フォールディングコット

3、ストーブを利用する場合は一酸化炭素チェッカー必須!

冬キャンプは、テント内に石油ストーブや薪ストーブをインストールすると快適な冬キャンプが楽しめる一方で、一酸化炭素中毒の危険を伴う。

一酸化炭素チェッカー

ゆえにストーブを使用する際は、一酸化炭素チェッカーの導入はマストだ。そもそも各メーカーは、テント内でのストーブの使用を推奨していないというのも理解しておこう。あくまでストーブの使用は自己責任。

4、服装は重ね着必須で寒さ対策

冬キャンプは、防寒対策がなにより重要。防寒対策が不十分だと冬キャンプを楽しめないだけではなく、体調を崩してしまうことも。

モンベル/アウトドアインナーシャツ

冬キャンプの服装は、蒸れを防ぐ下着、ヒートテック、フリース素材の上着、ダウンジャケットなど、重ね着するのがポイント。フード付きの上着だと首が暖かく、より防寒に役立つのでおすすめだ。

5、防寒グッズは多めに持参

カイロを多めに持っていくのもおすすめだ。背中や腰などにカイロを貼っておけば椅子に座っている時でも暖かく感じられるはずだ。さらに足元用のカイロなどもあるといいだろう。

マルカ/湯たんぽ

加えて万能なのが湯たんぽ。プラスチック製のものもあるが、一度水を入れれば、直火で温められるマルカの湯たんぽがおすすめだ。屋外ではもちろん、就寝時なども便利に使える。

ハクキンカイロ

冬キャンプは、液体燃料式の「ハクキンカイロ」愛用者も多い。何度も繰り返し使えるエコな点もポイントだ。コンパクトなので冬キャンプ以外でも使えるのもうれしい。

6、椅子用のクッションやカバーで寒さ対策

椅子に座っていると、お尻や背中がじわじわとひんやりしてくる。冬にぴったりなクッション性のあるカバーを用意しておくといいだろう。さらに難燃性のブランケットがあるとより効果的だ。

オレゴニアンキャンパー/難燃 Fire Proofマイクロフリースチェアカバー

7、足元の防寒対策必須

冬キャンプはとくに足元が冷えがち。厚手の靴下を履いたり、2枚履きしたり、ボア付きのブーツを履くことで、底冷え対策を。

ソレル/カリブー スノーブーツ

8、電源サイトの利用

初めて冬キャンプをする場合は、AC電源があるキャンプ場が安心だ。1000wを上限にしているキャンプ場が多いため、使用する電気器具の総消費電力を把握しておくのを忘れずに。

9、現地の天気予報を事前にチェック!

キャンプ前日にチェックしておきたいのが、キャンプ場周辺の天気予報だ。冬とはいえ、日によって気温は当然変動する。その日の気温を把握したうえで防寒対策をするのがスムーズだろう。

山の天気は変わりやすいため、レインウェアは必ず持参しておきたい。突然の雨でびしょ濡れになった冬キャンプは楽しむどころではなくなってしまう。

モンベル/トレッキング レインウェアジャケット

初心者でも事前対策をすれば冬キャンプを楽しめる!

初めての冬キャンプは、不安がつきもの。とはいえ、しっかり寒さ対策をしておけば、冬キャンプならではの楽しさにはまってしまうはずだ。

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