※各メーカーでは、テント内での薪ストーブの使用を禁止している場合がほとんどです。使用する場合は、自己責任のもと、一酸化炭素チェッカーの併用はもちろん、必ず換気を行ってください。

薪ストーブの構造・材質・選び方

薪ストーブ

薪で燃やされた熱を本体から放つ輻射熱(遠赤外線)により、空間全体を暖めてくれるのが一般的な薪ストーブの特徴だ。暖房器具のなかでも抜群の暖かさを誇り、秋冬キャンプ・雪中キャンプの頼れる存在だ。

薪ストーブは、テント内に無理ないサイズ、重さ、メンテナンス、材質、収納サイズ、デザインなどを踏まえて選ぶといいだろう。

薪ストーブの材質には、重量はあるものの蓄熱性が高い「鉄製」と、サビづらくメンテナンスが楽な「ステンレス製」がある。

ホンマ製作所の時計型やG-stove(ジーストーブ)の筒状型、燃焼室が見られる大きな窓を設けた箱型など、形状もさまざまだ。煙突を分割して燃焼室にすべて収まるようコンパクトに収納できるなど、積載スペースに関わる収納サイズも選ぶ基準のひとつになるだろう。

キャンプフィールドでの環境を踏まえ、安全に快適な秋冬キャンプを過ごせる薪ストーブを選びたい。

キャンプにおすすめの薪ストーブ11選

多くのキャンパーから支持されている新保製作所の「ロマンチカル」や、ホンマ製作所の「時計型」、「G-stove」など、おすすめの薪ストーブを中心に紹介。定番ゆえに機能性に優れたものばかりだ。

初めての人にもおすすめ薪ストーブ!ホンマ製作所/ステンレスストーブコンロセットAPS-48DX

ホンマ製作所/ステンレスストーブコンロセットAPS-48DX

ホンマ製作所を代表する時計型の薪ストーブ。メンテナンスしやすいステンレス素材で燃焼室が見える3面ガラス付き。本体の高さを細かく調節できるのがうれしい。アウトドア用に製作されたというだけあって、コンパクトサイズに加え、煙突やそれを支える金具など、必要な道具がすべてセットされており、最初の1台としてもおすすめ。耐熱黒塗装加工された「Black Edition」バージョンも。

【商品詳細】
本体サイズ:W280xD480xH445(煙突含:D655xH1830)mm
材質:ステンレス
重量:約6.9kg(本体のみ:約4.6kg)
煙突径:φ100mm最大薪長さ:約40cm
ホンマ製作所

リーズナブルな人気モデル! ホンマ製作所/時計1型ストーブ AF-60

ホンマ製作所/時計1型ストーブ AF-60
時計型薪ストーブ用 ガラス付き替え扉

ホンマ製作所の鉄製ロングセラーモデル。煙突などの付属品は別途購入が必要。標準の扉は燃焼室が見えないが、オプションでガラス付きに変更も可能だ。

【商品詳細】
本体サイズ:W400xD600xH345mm 
材質:鉄
重量:約5.9kg
煙突径:φ106mm
最大薪長さ:約50cm
ホンマ製作所

45cmの薪も入るのにコンパクトな薪ストーブ! ホンマ製作所/時計2型 薪ストーブ AF-52

ホンマ製作所/時計2型 薪ストーブ AF-52

「時計1型ストーブ AF-60」をよりコンパクトにした薪ストーブ。本体サイズは幅350mm、奥行520mm、高さ345mm。

【商品詳細】
本体サイズ:W350xD520xH345mm
材質:鉄
重量:約4.6kg
煙突径:φ106mm
最大薪長さ:約45cm
ホンマ製作所

調理がしやすい薪ストーブ! ホンマ製作所/クッキングストーブ RS-41

ホンマ製作所/クッキングストーブ RS-41

無骨なダークグリーンカラーでキャンプフィールドにもぴったりのクッキング薪ストーブ。小型ボディながら、350mmの組蓋でさまざまな料理が楽しめ、ファミリーやグループでも便利に使える。

【商品詳細】
本体サイズ:φ350xH425mm
材質:鉄
重量:約6kg
煙突径:φ100mm
最大薪長さ:約35cm
ホンマ製作所

機能的でおしゃれな薪ストーブ! 新保製作所/ロマンチカル薪ストーブ 煙突上出し

大きな窓から炎の様子が見られる薪ストーブ。おしゃれな外観はテント内でもひと際目立つ存在感。予約販売のため購入時期によっては完売していることも。ロマンチカルでロマンチックに浸りたい人にも。

【商品詳細】
本体サイズ:奥行650mm×巾380mm×高さ390mm
材質:ボンデ鋼板
重量: 14.8㎏(ピザオーブン付18.5㎏)
煙突径:φ106mm
最大薪長さ:約55cm
新保製作所

小型サイズの薪ストーブ! 新保製作所/ミニ薪ストーブ チョッパー

キャンプでも便利に使える小型サイズの薪ストーブ。炎が見られる900度まで対応した窓を設置。3枚からなる組蓋でキャンプ飯も楽しめる。煙突形状は2種から選択可能。

【商品詳細】
本体サイズ:奥行485×幅335×高さ390mm
材質:ボンデ鋼板
重量:  7.7㎏(脚付)7㎏(脚なし)
煙突径:φ106mm
最大薪長さ:約39.5cm
新保製作所

機能もスタイルも優秀! G-Stove(ジーストーブ)/Heat View

G-Stove(ジーストーブ)/Heat View

北欧ノルウェーが誇るジーストーブ製の薪ストーブ。実用性の高さはもちろん、1000度まで対応する頑丈な造り。スタイリッシュな外観もパーフェクト! 豊富なオプションパーツも人気だ。サビに強いステンレス素材で50cmの薪サイズが入るXLサイズもある。

【商品詳細】
本体サイズ:幅220×奥行390×高さ240mm(煙突含む)
材質:ステンレス
重量: 9.3kg
煙突径:φ6.5mm
最大薪長さ:約39cm
アブレイズ(輸入代理店)

リーズナブルな薪ストーブ! CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)/KAMADO(かまど)煙突 角型ストーブ

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)/KAMADO(かまど)煙突 角型ストーブ

お値打ち価格がうれしいキャプテンスタッグの角型薪ストーブ。焼き付け塗装が施された鉄製。3段階に調整可能な煙突が便利。大小のゴトクで調理をする楽しみも。脚はハイ・ローの調整が可能だ。

【商品詳細】
組み立てサイズ:ハイ幅600×奥行510×高さ1070・1415・1770mm、ロー幅470×奥行360×高さ830・1180・1530mm
材質:鉄
重量: 10kg
煙突径:外径100mm
キャプテンスタッグ

大きな窓で炎を鑑賞! Locomo(ロコモ)/アウトドア薪ストーブ/COMPACT

Locomo(ロコモ)/アウトドア薪ストーブ/COMPACT

燃焼室が良く見える大きな窓が特徴的なロコモの薪ストーブ。頑丈なスチール製で二次燃焼によるクリーンな排出を促すエコな仕様。40cmくらいまでの薪に対応。調理に便利な大きな天板も魅力だ。

【商品詳細】
組み立てサイズ:幅360×奥行き520×高455mm(脚含む・煙突別)
材質:スチール
重量:約21kg
煙突径:φ80mm
日盛興産

コンパクト収納が魅力の薪ストーブ! PETROMA(ペトロマックス)/ロキ 

PETROMA)(ペトロマックス)/ロキ

ランタンでお馴染みのペトロマックスの薪ストーブ。煙突は燃焼室に入り、折り畳める3本の脚など、コンパクトに収納可能。堅牢なスチール製を採用。

【商品詳細】
組み立てサイズ:55×84×241cm(煙突含む)
材質:スチール
重量: 約12kg
煙突径:400mm
ペトロマックス

炎も見られる扱いやすいスレンレス素材! Tent-Mark Designs(テンマクデザイン)/ウッドストーブ

Tent-Mark Designs(テンマクデザイン)/ウッドストーブ

耐久性に優れた高品質の303ステンレスを採用した薪ストーブ。折り畳める3本の足を引き出すだけの簡単設営。天板の蓋をあけて直火調理が可能で、上部両サイドにはちょっとした物を置けるラックが付いているのもポイント。正面には燃焼室が覗ける窓付き。本体両側面に窓が付いたサイドビュー仕様もある。S、M、Lの3サイズ展開。

【商品詳細】
組み立てサイズ:L:570×W:526×H:2400mm
材質:ステンレス304
重量: 10.08kg(本体のみ9kg)
煙突径:φ63mm
最大薪長さ:36cm
テンマクデザイン

薪ストーブの使い方

定番人気ホンマ製作所「時計型薪ストーブ」を参考に、薪ストーブの使い方を紹介。初めて使う際は、「空焚き」を行うのがポイント。空焚きは、薪ストーブごとに異なるため、説明書などで確認しながら作業するのが鉄則だ。

火の付け方

1、燃焼室に薪2本と丸めた新聞紙を配置。空気の通り道を作るように配置するのがポイント。
2、燃焼室の扉を閉め、空気を取り込むため空調口を全開にする。
※初めて使う際は、薪2本が燃えきるまで燃焼させる「空焚き」を4、5回行う

薪を追加するタイミング

燃焼室の薪がもっとも高温になる「熾火」になってから薪を追加する。追加時は、火かき棒を使い熾火を砕いてたいらにさせるのがコツ。熾火になっていない状態で薪を追加すると、火が消えてしまうこともあるため注意。

火の消し方

熾火を細かく砕いて、燃焼室の扉と空調口を閉め、しっかり燃焼させる。消火時に水を入れると薪ストーブを傷めるためNG。

灰の処理

完全に火が消えたら燃焼室に残った灰を専用スコップで取り除く。薪ストーブを保護する役目も担っているため、2、3cm残して置くのがポイント。

参考動画

テント内で薪ストーブを使う際の注意点やメンテナンス

薪ストーブは、暖を取れる最適な暖房器具である一方で注意すべき点もある。それらを事前に知っておくことでリスクを徹底的に排除し、安全に秋冬キャンプを楽しもう。

薪ストーブの配置

煙突を含め、非常に高温になるため、薪ストーブとテントの距離をあける必要がある。できればテント中心に置くのが望ましいが、テントの形状的に難しいようであれば、プロテクターなどで事前に対策をするのが必須だ。また周辺に物を置かないように。子どもがいる場合は、やけど防止のためストーブガード導入の検討も。

煙突のメンテナンス

薪ストーブは、煙突内に煤などの汚れが付着する。使用するたびに、内部につまりがないかを確認し、掃除をするのが非常に重要だ。メンテナンスを怠れば、薪ストーブ本来の働きができないばかりか、非常に危険な状況にもなりうる。

一酸化炭素中毒チェッカーを設置

薪ストーブは、本来煙突内で空気が暖まって起こる上昇気流によって一酸化炭素を排出する安心構造。とはいえメンテナンスが不十分で上昇気流がうまく行われなかった場合、逆流してしまうなど、非常に危険。そんな万が一のときのためにも、一酸化中毒チェッカーはテント内に必ず用意しておきたい。一酸化炭素は無色、無臭で目視では確認できない。

薪ストーブの下に不燃素材を置く

薪ストーブによっては、地面との距離が近く、芝生にダメージを与えてしまうこともある。必ず不燃素材のレンガや板などを置き、地面との距離を確保すること。

強風の際は使用しない

万が一強風で高温の煙突が倒れると大惨事。強風の際は薪ストーブの使用を中止する判断を。

薪ストーブが導入できるテントを使用

煙突用の穴が設けられていたり、コットンやポリコットン素材などの難燃性素材のテントを使うのが安心・安全。煙突穴を自作するベテランキャンパーもいるが、初めて薪ストーブを導入する場合はおすすめできない。

煙突のレイアウトに注意

煙突は垂直にレイアウトするのが基本。2ルームなど、どうしてもL字型の煙突を使用する必要がある場合は、上昇気流を促すように横の長さよりも縦(垂直)方向の長さを2倍以上にする。

薪ストーブ導入で暖かい快適な秋冬キャンプを!

薪ストーブの導入はハードルが高いと思われがちだが、ポイントさえ抑えれば、いつも以上に快適な暖かい秋冬キャンプを過ごせるはずだ。

▼底冷え対策にコットを併用すればより快適!