初めてのテント選びで参考にしたいポイントや、テントの種類を知って、自分にぴったりのテントを探そう。キャンプに行く人数や予算なども事前にイメージしておくとスムーズだ。

テントの選び方5つのポイント

テント選びは、サイズ、耐水圧、形状、素材、簡単に設営できるかなど、多くのチェックポイントがある。これらの優先順位を明確にしたうえで、テントを絞っていけば、条件に合ったテントが見つかるだろう。

テント選びのチェックポイント
サイズ・形状
耐水圧
素材
価格
設営

1、テントサイズや形状をチェック!

テントを使用する人数を踏まえてテントサイズを選びたい。メーカーが推奨する定員より1~2人ほど余裕をもって選ぶとより快適に過ごせるだろう。加えて移動手段を明確にし、無理なく運べるかのチェックも重要なポイントだ。

2、テントの耐水圧をチェック!1500~2000mmなら安心!

テントの耐水圧のチェックもしておくと安心だ。対水圧は、1平方センチメートルあたり、どれくらいの水圧に耐えられるかを示した数値。通常の雨なら1500~2000mmあれば問題ないとされている。

3、テントの素材をチェック!使用する環境や季節に応じて選ぶ

テントの素材には、一般的な「ポリエステル」、軽さが魅力の「ナイロン」、通気性が良く結露に強い「コットン」、ポリエステルとコットンのハイブリッド「ポリコットン」などがあり、使用する時期や環境に応じて選ぶのが正解だ。

冬キャンプもする場合は、テントの裾(テントスカート)が付いているものや、コットンもしくはポリコットンを選ぶといいだろう。

4、テントの価格をチェック!予算に応じて選ぶ

キャンプを始めるには、テーブルや椅子、シュラフなど、さまざまな道具が必要になり、ある程度の金額がかかってしまうもの。だからこそテントの予算をあらかじめ決めておくと安心だ。予算や機能面などを加味したうえで選びたい。

5、テントの設営方法をチェック!

テント設営方法

サイズやデザインを重視してテントを買ったものの、設営に時間がかかってしまい、それだけで疲弊してしまうといことがないように、あらかじめ設営方法を確認しておくとより安心だ。

設営になるべく時間をかけたくない場合は、ワンタッチテントやドームテント、ワンポールテントを選ぶのがおすすめだ。

テントの種類は?

テントには、定番のドーム型テントや、簡単設営が魅力のワンタッチテントやワンポールテント(ティピーテント)、ファミリーユースにぴったりの「2ルームテント」、おもにソロ向けの「パップテント」(軍幕)など、さまざまな形状のテントがある。

ドーム型テント

その名のとおり、テントの天井が丸くドーム状になったテント。天井高は低いが耐風性に優れ、2本のポールで簡単に設営でき、キャンプ初心者でも安心の構造。さまざまなアウトドアメーカーから多数ラインナップされている定番型テント。

こんな人におすすめ!
・設営に時間をかけたくない
・コスパに優れたテントがいい
・ソロや2、3人用のテントを探している
・テントの中にあまり荷物を置きたくない
おすすめ人数:ソロ、2人、3人

ドーム型テントのデメリット
・テントの天井が低いため、窮屈さを感じる
・荷物が置けるスペースがない、もしくは狭い

ワンポールテント(ティピーテント)

ワンポールテントは、「ティピーテント」とも言われ、円錐型でおしゃれな形状が特徴。1本のポールを支柱に、各隅をペグダウンするだけで手軽に設営が可能だ。高い天井で開放感があり、冬の寒い時期には薪ストーブをインして使用しているキャンパーも多い。ソロや2人での使用におすすめ。比較的価格が安いテントが多く、初心者にもおすすめだ。

こんな人におすすめ!
・開放的な空間が欲しい
・設営に時間をかけたくない
・ソロキャンプや2人で使いたい
おすすめ人数:ソロ、2人用

ワンポールテントのデメリット
・形状的にデッドスペースがある
・ドアを開放すると雨が吹き込みやすい

ワンタッチテント

ポップアップ式や傘のようなフレームを備えたものなど、さっと広げるだけで設営ができるお手軽テント。設営に時間をかけたくない人や、1人で設営できるテントを探している人におすすめだ。テントの撤収作業も簡単で、キャンプ初心者にも扱いやすい。数千円から1万円ほどでコスパに優れている。

こんな人におすすめ!
・数秒で設営できるテントがいい
・1人で設営ができるテントを探している
・ソロキャンプで使いたい
・コスパに優れた安いテントが欲しい
・撤収作業が面倒
おすすめ人数:ソロ、2人

ワンタッチテントのデメリット
・安価すぎるものは防水対策がされていないものがある
・テントによってはUV対策がされていない
・簡易的なワンタッチテントは使用されているパーツが少なく壊れやすい
・使用する季節が限定される

2ルームテント

寝室スペース(インナーテント)と、リビングスペースの2ルームを備えたテント。広い空間が魅力でファミリーキャンプにぴったりのサイズ。寝室とリビングがつながっており、別途タープを張る必要がなく、雨キャンプでも安心だ。

ドアがメッシュタイプにできるものも多く、夏場の暑い時期でも安心。冬場の寒い空気をシャットアウトしてくれるテントスカートを備えたものもあり、オールシーズン使える場合が多い。

こんな人におすすめ!
・ファミリーで使いたい
・小さな子どもがいる
・4、5人用のテントを探している
・オールシーズンキャンプをしたい
・タープは張りたくない
おすすめ人数:3人、4人、5人以上

デメリット
・小さな区画サイトに入らない
・設営に手間がかかる
・雨天時の撤収が大変
・重たく持ち運びづらい

トンネル型テント

非自立式のトンネル形状のテント。2ルーム同様に寝室スペースとリビングスペースの一体型で広々しているため、荒天時でもタープいらず。ポールを交差して設営する2ルームとは異なり、平行にポールを並べてセットしたあとペグダウンするだけのため、比較的設営が簡単。4、5人用のファミリーサイズのほか、2、3人用のミニサイズもある。

こんな人におすすめ!
・ファミリーで使いたい
・4、5人用のテントを探している
・シェルターとしてグループで使いたい
・設営や撤収に時間をかけたくない
・タープを張るのが面倒
おすすめ人数:3人、4人、5人以上

デメリット
・小さな区画サイトに入らない
・重たく持ち運びづらい
・横方向に長い形状のため熱がこもりやすい

ロッジ型テント

家のようなフォルムが特徴的なロッジ型テント。天井が高く快適な空間でゆったり過ごせるのが魅力だ。テントの壁がほぼ垂直になっていて、テント全体を有効に使える。レトロなデザインやユニークなカラーのロッジ型テントもあり、ほかのキャンパーとかぶりたくない人にもおすすめだ。

こんな人におすすめ!
・テントにこもって快適に過ごしたい
・人とはあまりかぶりたくない
・天井が高い開放的な空間が欲しい
おすすめ人数:3人、4人

デメリット
・重たく持ち運びづらい
・価格が高い

初心者におおすすめの定番テント!ドームテント/2ルームテント/ワンポールテント/ロッジテント

初めてのテント購入にもおすすめの定番テントを紹介しよう。ドームテント、2ルームテント、ワンポールテント、ロッジテント、それぞれの特徴や機能性のバランスを見ながら最適なテントを見つけてほしい。

コールマン/タフワイドドーム/ドームテント

コールマン/タフワイドドーム

キャンプ初心者でも簡単に設営できるコールマンの人気定番ドーム型テント。インナーテントサイズ300×300cmでゆったりした空間になっている。4人就寝が可能で、荷物が置ける前室があるのもれうしい。

スノーピーク/アメニティドーム/ドームテント

スノーピーク/アメニティドーム

スノーピークのエントリーモデルとして定番のアメニティドーム。リーズナブルながら高い機能性で、初心者キャンパーに大人気。付属のポールとテントのスリーブが色分けされ、設営がしやすいのも魅力。大きな荷物も置ける広い前室を備えるほか、サイドからも出入りが可能で実用性もばっちり。

ポールには、軽くて耐久性のあるジュラルミン素材を採用しているのもポイント。加えて低めのルーフは強風にも耐えうる仕様になっている。サイズはソロや2人用のSサイズ、5人定員のMサイズ、6人定員のLサイズの3サイズ展開。

コールマン/タフワイドスクリーン2/2ルームテント

コールマン/タフワイドスクリーン2

ファミリーでキャンプを楽しみたいなら寝室とリビング一体型のこちらがおすすめ。サイドのパネルが開閉式&メッシュにもなり、夏場の暑い時期でも快適。

色分けされたポールで、迷いなく設営ができるのもポイント。2ルームながら1人設営が可能なのもうれしいポイントだ。

ロゴス/neos PANELスクリーンドゥーブル XL-BJ/2ルームテント

ロゴス/neos PANELスクリーンドゥーブル XL-BJ

ロゴスを代表する2ルームテント。家族6人まで使用できる広々とゆったりできる空間になっている。クルマとの連結が可能なのも大きなメリットだ。ポールを使って簡単に前面をタープのようにして使えるため、雨天時でも安心。

サイドには、虫対策としても効果的な独自開発したメッシュ素材を採用している。ほかにも雨水や虫の侵入をシャットアウトするマッドスカートが付いているなど、細かいディテールにも注目だ。

ogawa/ピルツ9-DX/ワンポールテント

ogawa/ピルツ9-DX

アースカラーをベースにしたツートンが目を引く八角錐のロングセラーワンポールテント。ワンポールならではの高い天井高は開放的な空間を演出。上部、ボトムに廃されたベンチレーターで換気も十分できる仕様だ。使用する人数によって選べる5種のサイズ展開。ピルツ9は、4人定員。

ノルディスク/アルフェイム/ワンポールテント

ノルディスク/アルフェイム

テクニカルコットン素材が採用されたティピーテント。ワンポールならではの簡単設営と、おしゃれなフォルムで定番人気。テクニカルコットン素材は、高い通気性で結露がしにくく、シーズンを通して快適なテント泊を楽しめる。サイズは、8人用の12.6、8~10人用の19.6の2種を展開。

ノルディスク/レイサ6/トンネルテント

ノルディスク/レイサ6

人数によって3wayの多彩なアレンジが可能なノルディスクのトンネルテント。就寝スペースのインナーテントは、2人用と4人用の大小サイズが付属し、6人まで就寝可能。どちらか1つを使って2ルームのように使ってもよし、2つ使ってもよし、インナーなしのシェルターとしても利用可能だ。

フロントとサイドのドアをタープのようにして使うこともでき、高い居住性と開放的な空間でリラックスできる人気テント。男性が立っても余裕がある210cmの天井高(中央)になっている。

DOD/カマボコテント3/トンネルテント

DOD/カマボコテント3

使い勝手の良さでキャンパーから高い人気を誇るオールシーズン対応のトンネルテント。大人10人がくつろげる広いリビングを備え、2ルームのような使い方できる。すべてのパネルをメッシュにできるほか、前後にドアを配置するなど、旧タイプより快適にバージョンアップ。

キャンプ場の区画サイトに多い8×8mや10×10mのサイズに合わせた設計で、最小で4×7.5mほどの広さがあれば設営可能だ。オプションパーツが充実しているため、状況によって追加購入できる。

ogawa/アポロン/トンネルテント

ogawa/アポロン

天候を選ばない日本の気候に最適なアーチ型の自立式テント。高い強度も魅力で、耐久性も安心できる。すべて開放できるメッシュパネルで夏でも快適。サイドのパネルは巻き上げができるほか、別売りのポールを使って跳ね上げも可能だ。インナーを外してシェルター代わりに使ってもOKだ。耐水圧は1800mm。

ソロキャンプにおすすめテントを一挙紹介!

ソロキャンプにおすすめのテントは、軽量でコンパクトに収納できるのがおすすめだ。とはいえ使用する環境や条件は千差万別。軽量ソロテントや荷物が置ける前室がついたソロテント、コスパの高いソロテント、ワイルドなパップテントなど、多彩なラインナップから自分の理想のテントを見つけてほしい。

▼キャンプの寝床をより快適にするコット!

テントが決まれば、就寝スペースの快適さに直結するコット(簡易ベッド)選びに注目してはいかがだろうか。コットならではの快適な寝心地でより過ごしやすいキャンプになること間違いなしだ。

人気のアウトドア・テントメーカーは?

初めてテントを買う際は、多数あるアウトドアメーカーのどのテントがいいのか迷ってしまいがちだ。そこで、初めてのキャンプにもおすすめの、定番テントをリリースする人気のアウトドアメーカーをピックアップ。ぜひ参考にしてほしい。

コールマン

キャンプメーカーと言えば、まず思い浮かぶ老舗メーカーが、2021年で創業120周年となるコールマンだ。1901年にアメリカはカンザス州で産声を上げ、オリジナルランプの製造をスタートさせたのが始まり。日本はもちろん、世界各国のアウトドア・キャンプ道具愛用者がいる。

ツーリングドームやタフスクリーン2ルームテントなど、多彩なライナップが魅力で、初心者からベテランまで多くのキャンパーを魅了してきたメーカーだ。

コールマン

スノーピーク

スノーピークは、新潟県燕三条で生まれ、2018年で創立60周年を迎えた人気のアウトドア総合メーカー。機能性や先進的なデザイン、耐久性などに定評がある。2014年には、本格的にアパレル業界に参入、多くのキャンパーから絶大な人気を誇る。

スノーピーク

ノルディスク

北欧デンマークで1901年に創立、2010年に日本に上陸した人気老舗アウトドアメーカー。コットン素材を使った質の高い快適なテントはグランピングなど、おしゃれなキャンパーの間で大人気。ベル型の「アスガルド」やティピー型の「アルフェイム」、2ルームテント「レイサ」などがとくに人気。

ノルディスク

ogawa

100年以上の歴史を誇るテントに特化した日本メーカー。素材や機能性、耐久性に優れる同社のテントは、キャンパーからの信頼も厚い。ティピー型テント「ピルツ」シリーズやファミリーユースにぴったりの2ルームテント「ティエララルゴ」、トンネル型テント「アポロン」が人気。

キャンパルジャパン

MSR

「Mountain Safety Research」の頭文字をとった「MSR」として人気のアメリ・シアトル発祥のアウトドアメーカー。耐久性や軽量性キャンパーはもちろん、登山家などにも人気のキャンプ道具を多数展開。赤いカラーが目を引くスタイリッシュさも人気の秘密。

キャンプ・バックパックにぴったりのテントはもちろん、ストーブやクッカーなど幅広く展開している。

モチヅキ

ケシュア

1997年創業に設立。フランスのスポーツ用品メーカーのブランドとして誕生。アンデス山脈設計から販売にいたるまで一連の工程を自社で行い、高品質ながらコストパフォーマンスに優れたギアを展開している。簡単に設営ができる初心者にうれしいワンタッチテントなど、リーズナブル&革新的なギアが人気。

デカトロン

ロゴス

キャンプ・アウトドア関連のギアを幅広く展開する日本ブランド。高性能ながらリーズナブルな価格も人気だ。テントは、ソロ、ファミリー向けなど多彩なラインナップで使用状況や人数に応じて選択可能。おしゃれなナホバ柄のティピー型テントや広いリビングルームを備えた3ルームテントなども。

ロゴス

モンベル

登山家だった創業者によって1975年に創業。キャンプや登山まで厳しい環境でも安心の機能的なギアを多数そろえている。環境に応じて選べる多彩なライナップのシュラフ、定番人気のテント「ムーンライト」シリーズ、ウェアなど、アウトドア全般を扱う。

モンベル

理想のテントで快適なキャンプを楽しもう!

キャンプ場では、テントで過ごすことも多くなるため、快適なキャンプを送るためにはテント選びが重要。満足できるテントを見つけて、よりキャンプを楽しんでほしい。