45250雨キャンプの楽しみ方!焚き火の仕方&テント設営方法や必需品も紹介

雨キャンプの楽しみ方!焚き火の仕方&テント設営方法や必需品も紹介

男の隠れ家編集部
編集部
雨キャンプを楽しむ方法や、雨天時のテント設営方法のコツ、撤収方法、おすすめの防水アイテムなどを紹介。雨の日でもタープを使って焚き火を楽しむ方法など、ちょっとしたコツで雨キャンプも楽しめるはすだ。
目次

雨キャンプのメリットは?

  1. 人が少ないため、プライベート感をより感じられる
  2. ファミリーや一緒に行った友人と濃密な会話を楽しめる
  3. 好きなことや趣味の時間などゆったりした時間を過ごせる
  4. 雨の日ならではの景色を楽しめる
  5. 蚊などやっかいな虫がいない!
  6. キャンプの経験値が増える

1.人が少ないため、プライベート感をより感じられる

雨キャンプは行動が制限されるものの、雨の日ならではのメリットもある。まず、圧倒的に人が少ない。雨の日だからとキャンセルする人が一定数いるため、いつもは人で溢れている人気キャンプ場でも、よりプライベートな時間を満喫できる。

2.濃密な会話を楽しめる

テント中やタープ下で過ごすことが多くなるため、ファミリーや友人たちと、より深い話をする機会にもなるはずだ。

3.好きなことや趣味の時間などゆったりした時間を過ごせる

普段は時間がかかるため敬遠していた料理などもたっぷりある時間を使って、より豪華なキャンプ飯を作るきっかけに。また、読書や映画鑑賞など、趣味に没頭する時間に充ててもいいだろう。

4.雨の日ならではの景色を楽しめる

雨キャンプは、普段なら気にならない雨音に敏感になったり、雨ならではの景色や雰囲気を楽しめる。よく行くキャンプ場だったとしても、周りの景色は一変するため、新鮮な気分でキャンプができるのもメリットだろう。

5.蚊がいない!

雨は蚊にとって大敵。じつは物陰に潜んで雨宿りをしているため、雨キャンプでは蚊の出現がぐっと減る。とはいえ、雨上がりは、待機していた蚊が活動しだすのでご注意を。

6.キャンプの経験値が増える

なにより、雨の日のキャンプを経験したからこそ、雨がたまるタープやテントの立て方を工夫したり、ペグを多めに使ったり…など、必然的に知恵や学びにつながる可能性もある。

ましてや自然は予測のできないことの連続。雨の日キャンプの失敗や成功…さまざまな経験こそがキャンパーとしての成長につながるはずだ。

雨キャンプの楽しみ方|テント内

  • カード・ボードゲーム
  • プチパーティー
  • 映画鑑賞(プロジェクターなど)
  • ランタンパーティー

雨の日のキャンプなら、テントの中でできる遊びに注目。家族や友人とカードゲームをしたり、事前に好きな食材を持ち寄ってプチパーティーをしたり、普段はあまりやらない手のかかる料理にチャレンジするのもおすすめだ。

夜は、モバイルプロジェクターやスマホなどで映画鑑賞をするもよし、テント内をLEDランタンで装飾して幻想的な光景を演出すれば、子どもはもちろん大人も楽しめる空間に早変わり。

▼初心者におすすめのテントは?

テントには、一般的なドームテントに加え、ワンポールテント、ワンタッチテント、2ルームテント、トンネルテント、ロッジテントなど、さまざまな形状があり、迷ってしまいがち。そこでまずチェックしておきたいのが、サイズ、耐水圧、素材、価格、設営方法。何人で使用するのか、どんな季節に使用するのかなども踏まえてベストなテントを見つけたい。

子どもも楽しめる!雨キャンプの楽しみ方|屋外

  • 自然散策
  • シャボン玉
  • 傘を使った遊び

雨の日キャンプも工夫次第で屋外でも楽しめるはず。とくに小さな子連れの場合におすすめしたいのが、シャボン玉を使った遊び。雨の中では、晴天時よりもシャボン玉が消えずに長持ちするため、子どもはきっと大はしゃぎするはずだ。

オーロラ傘

また、複数の傘を使って簡易テント作ったり、防水対策をしたうえで傘を差して自然散策をするのもおすすめ。さまざまな種類の傘があるなかで、非常にユニークなものも多数ラインナップされているので、お気に入りの傘を持参しておくのもいいだろう。

SNSで話題となった虹色に見えるオーロラ傘や、ライフルの柄を模した少々危険な?香りのする傘、相合い傘のようにビッグな傘など、探してみると案外雨が楽しめる一品に出会えるかも。

梅雨時期のキャンプはどうしても雨が多くなる。加えて通年キャンプを楽しむ場合は、突然の雨に振られることも多々。事前に準備さえしておけば、いざというときも退屈することなく楽しめるはずだ。

雨キャンプで焚き火をする方法は?

ズバリ、雨キャンプでも焚き火は可能だ。ただし、タープを立てるのは必須。タープがあれば雨が降っても焚き火をすることはできるものの、注意すべきは「タープの素材」。

焚き火の火の粉でタープに穴が開いてしまうのを防ぐ難燃素材「ポリコットン」素材を選ぶのがいいだろう。これは、ポリエステルとコットン素材を混紡した繊維。

メーカーによっては、「TC」や「テクニカルコットン」とも呼ばれ、火の粉に強い素材だ。とはいえ、燃えないわけではなく、「燃えづらい素材」だということを認識しておこう。

SPLASH FLASH/難燃タープガード

ナイロンなどの火の粉に弱いタープの場合は、テントを守る保護シートを使えば安心だろう。

タープの大きさは、荷物を濡らさないためにも、ポールを追加すれば広々した空間が作れる「ヘキサタープ」(六角形)か「レクタタープ」(長方形)がおすすめだ。

雨キャンプ時のタープの立て方2つのポイント

1.雨水が下に流れるように傾斜を作る

雨の日にタープを立てる際は、雨水の重みで崩壊しないために、下に流れるような導線を作るのがポイントになる。2本のメインポールのうち1本を短くして傾斜を作ったり、上の画像のようにタープの中央付近をガイロープを使ってペグダウンしてやれば同様に傾斜ができる。

2.テント出入口にタープを連結

また、テントの出入で雨に濡れないために、テントに被せるようにタープを立てるのもポイントになる。

雨キャンプにおすすめのタープ

タトンカ/4 TC TARP ポリコットン

タトンカ/4 TC TARP ポリコットン

ドイツのアウトドアブランド「タトンカ」の定番人気TC(ポリコットン)タープ。大きさや形状の違いなど、使う人数によって選ぶのがスムーズ。

DOD/チーズタープ S

出典:DOD

正方形で使い勝手の良いポリコットン素材のタープ。ハトメが8カ所に設けられており、アレンジの幅も広がる1枚。大人数に最適なMサイズも展開。

▼キャンプで使いたい焚き火台は?

焚き火台は、キャンプをより充実させてくれる便利なツール。焚き火でリラックスした時間を過ごしたり、冬に暖をとったり、焚き火で豪快に調理をしたりと、さまざまな楽しみ方ある。

焚き火台には、堅牢なステンレス製や、無骨な雰囲気が独特の鉄製、軽量なチタン製など、多彩な素材の焚き火台がラインナップされている。サイズも豊富で、ソロキャンパーにピッタリのコンパクトサイズからファミリーに便利な大型サイズまで揃っている。

雨キャンプのテント設営方法

雨キャンプのテント設営のコツ

  1. 雨除け場所となるタープを設営する
  2. 水はけの良い設営場所を選ぶ
  3. テント下にグランドシートを敷く(ブルーシートでも可)
  4. 30cm以上の長いペグを使用する
  5. 設営時は自身の防水対策をする
  6. ゲリア豪雨など激しい雨の場合は弱くなってから設営

雨の日キャンプでのテント設営は、まずタープを設営し、タープ下でテントを設営すればさほど濡れずに設営可能だ。またあまりにも雨が激しい場合は、雨が弱まってから設営に取り掛かるようにしよう。

1.雨除け場所となるタープを設営する

キャンプ場に到着してまず最初にタープの設置をおすすめしたい。雨宿りの場所としてだけではなく、キャンプ道具などが濡れないためにも雨キャンプではマストアイテムだろう。また、雨天時にテント設営でも濡れずに設営ができるほか、タープ下で焚き火ができるメリットも。なお、タープ下での焚き火は、火の粉に強いTC素材などを選ぶのがおすすめだ。

2.水はけの良い設営場所を選ぶ

テント設営は、高台や水はけが良い砂利などを選ぼう。また、傾斜が多く、周辺と比較して低くなっているエリアは、大雨になった際に水のたまり場になってしまうこともあり、注意が必要だ。

3.テント下にグランドシートを敷く

テント下にグランドシートやブルーシートを敷くなど、少しでも浸水のリスクを低減する対策もしておくとより安心だ。とくに地面が土の場合は、テントがドロまみれになる可能性もあり、汚れを防ぐためにも敷いておくといいだろう。

シートを敷く場合は、テントからはみ出してしまうと、そこから雨が侵入してしまうことがあるため、必ずテントフロア内に収めるように敷くのがポイント。

4.30cm以上の長いペグを使用する

テントやタープを支えるペグは、長さが30cm以上のものを使用するのがおすすめ。雨が降ると地面に染み込んだ雨水で土が柔らかくなり、ペグが抜けてしまう可能性があるからだ。さらに、ペグの上に大きめの石を置き、抜けを防ぐのもおすすめだ。

5.設営時は自身の防水対策をする

短時間だったとしても、レインウェアや長靴などで、しっかり防水対策をしておきたい。一度濡れてしまうと、なかなか乾かず、場合によっては体調を崩してしまいかねない。とくに足元は、水はねなどであっという間に濡れてしまうため、長靴はマストアイテムだろう。

6.ゲリア豪雨など激しい雨の場合は弱くなってから設営

激しい雨天時は、設営を一旦ストップし、弱くなるのを待ってから設営を。激しい雨は、視界が悪くなるなど、一つひとつの動作にどうしても時間がかかってしまい、結果的に疲弊してしまう。焦って思わぬミスにつながることもあり、雨が弱くなるのを待ってからの設営がスムーズ。

雨の日キャンプの撤収は?

雨の日の撤収作業は、基本的に設営の逆で、タープを最後に片付ける。また、大型テントなどの場合はとくにたたむのが大変。そこで便利なのが、コールマンやモンベルなどのアウトドアブランドから販売されている「ドライバッグ」。ざっくり折りたたんで収納できるため便利。

コールマン/ドライバッグL

ドライバッグがない場合は、大きめのゴミ袋などでももちろん代用可能だ。濡れた洋服やギアなどにも使えるため、少し多めに持参しておくのがおすすめだ。

▼簡単設営が魅力のワンタッチテント!

ワンタッチテントは、簡易テントやポップアップテントなどとも言われ、手軽に設営できるのが最大の魅力。日差しを遮ることに特化した簡易的なポップアップテントや、快適に過ごせるワンタッチテントなど、多彩なラインナップになっている。

雨キャンプの必需品

  • セパレートタイプレインウェア(耐水性10,000mm以上)
  • 長靴
  • グランドシートまたはブルーシート
  • ドライバッグ・ゴミ袋
  • タオル類
  • ビニール袋
  • タープ

雨の日キャンプに必要な道具を紹介しよう。濡れた洋服やキャンプ道具を入れられるドライバッグや大きめのゴミ袋はなにかと便利なので、多めに持っていくのがおすすめ。また、着替えやタオル類も同様に多めに積んでおくと安心だ。

ちなみに、地面にキャンプ道具を直に置くのはいただけない。防水対策が施されているものだとしても、後々の掃除が手間になるゆえ、キャンプサイトに持ち込む荷物を極力減らしたうえで、ラックなどに置いて雨に濡れない対策を。

雨キャンプはレインウェアや長靴で防水対策が必須!

雨の日は、レインウェアや長靴など、しっかりと防水対策をするのが基本。レインウェアは、少量の雨ならポンチョタイプでもいいが、大雨の時は足元など、広範囲が濡れてしまうため、上下セパレートタイプがベスト。

モンベル/レインダンサージャケット

また通気性が良く、耐水性が高いものを選ぶとより安心だ。耐水性の低い安価モデルの場合は、最初こそ撥水効果があったとしても、通気性が悪くベタベタしたり、内側まで浸水してしまう可能性もあるため、とくに大雨の時には注意が必要だ。

そこで注目すべきは、レインウェアのラベルに表示されている「耐水圧」。耐水圧は、「1平方センチメートルあたり、どれくらいの水圧に耐えられるか」を示した数値。大雨や長時間による雨が想定される状況であれば、少々高価にはなるが、10,000mm以上がおすすめ。

カナディアンイースト/レインウェア上下セット

カナディアンイーストからは、上下セットのお得なレインウェアも販売されている。お値打ち価格がうれしいワークマンからも上下セットのレインウェアも。

雨キャンプだって楽しめる!

雨キャンプは気分も沈みがち。しかし、雨だからこそ見られる景色や音などを楽しんだり、家族や友人とじっくり話せる機会でもある。

雨キャンプだからとせっかくの予定をキャンセルする前に、テントの中での空間をどう楽しむかを考えるのも意外に楽しいもの。そうこうしているうちに、晴れ間がのぞくことだって十分にありえるのだから。

濡れたテントはどうする?
雨キャンプ後は、必ず天日干しをして乾かすのが鉄則。そのままにしておくとカビが生えてしまったり、汚れによって機能性が落ちてしまうことも。
雨キャンプに適したサイトは?
荷物の積み下ろしが楽になるクルマが横付けできる「オートサイト」(区画サイト)がおすすめ。
雨キャンプで車を横付けできない場合の荷物の運搬は?
カートに荷物を載せ、その上にブルーシートやグランドシートなどをかけたり、小分けにして防水バッグ(ゴミ袋でも可)などに入れて運搬するのがおすすめ。なるべく荷物を減らすことも検討を。
キャンプに雨予報…キャンセルできる?
キャンプ場によって異なるが、予約日の数日前からキャンセル料が発生する場合が多いため、事前に確認を。
雨キャンプでテントを汚したくない場合は?
デッキの上にテントが設営できるキャンプ場や、地面が芝生のサイトを選ぶのがおすすめ。
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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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