サウナの正しい入り方をご存知だろうか。サウナの効果的な入り方は、目的によっても異なるものだ。ドラマ25の「サ道」でもおなじみの「整う」サウナを体感したい方は、ぜひチェックして欲しい。

「整う」ための正しいサウナのマナー

サウナ愛好者が実践しているサウナの基本的な入り方をみていこう。

準備したいのはフェイスタオルもしくはバスタオルだ。座る場所へ敷くものと身体を隠すためのものだが、最低1枚あれば問題はない。注意点は食後すぐのタイミングや空腹の状態を避けることと、水分をしっかりと取っておくことだ。

まずは準備も含めたサウナの入り方を解説する。温泉施設の浴場に入り、かけ湯で汗を流した後、身体と洗髪をすませよう。不潔な状態でいきなりサウナに入るのはマナー違反だ。それから、しっかり汗をかくために全身をよく拭き、身体についた水滴を取ろう。

サウナ×水風呂で「整う」が完成

準備をすませたら、いよいよサウナだ。目安は5分程度、慣れてきたら10分~12分程度にのばそう。サウナから出たら、ぬるめのシャワーで汗を流す。その後の水風呂の時間は30秒~1分程度を目安にしたい。身体を冷やさないように休憩をした後で、2度目のサウナに入る。サウナと水風呂を1セットとし、3セット程度繰り返すのが基本だ。

サウナ愛好者が夢中になる「整う」とは、一種の陶酔感を指す。ここで「整う」のに欠かせないのが「水風呂」だ。温かいサウナと冷たい水風呂へ交互に入ることで交感神経が刺激され、血流が良くなることで陶酔感を得やすくなる。

「整う」という感覚は、はじめてのサウナで感じる人もいれば、何度入っても感じない人もおり、個人差がある。一般的には水風呂から出た後の休憩のときに体感する人がもっとも多いといわれている。

目的別 サウナの効果を高めるポイント

サウナに入ると以下のような健康効果が期待できる。

  • 新陳代謝アップ
  • 脂肪が燃えやすくなる
  • 身体のコリの緩和
  • 自律神経を整える
  • 免疫力アップ
  • ダイエット効果

目的の効果を得るのにおすすめの入り方を紹介しよう。

身体のコリを解消したい方には高温短時間浴がおすすめだ。熱め(90~100度前後)のサウナに5~8分程度入ろう。段上になっているサウナは上段が一番暑く、下に下がるほど10度ずつ温度も下がっていく。そのため凝りを解消するには熱めの上段を選ぶことをおすすめしたい。サウナから出たらシャワーを浴び、汗を流す。水風呂には入らず、高温のサウナで短時間皮膚を刺激するのがポイントだ。

これに対し、ダイエット効果を狙う人は繰り返しサウナに入るといい。

あらかじめ湯船で身体を温めたら、タオルで身体を拭き、10~15分サウナに入ろう。90~100度前後の熱めのサウナを選択し、こちらも座る場所は一番熱めの上段がよい。ぬるめのシャワーで汗を流し、休憩を5~10分程度はさんだ後、もう一度サウナに入る。1セット目より短めの8分程度入り、5分休憩、次は5分サウナに入り、3分休むというように、サウナに入る時間を徐々に短くしながら3~4セット繰り返すのがポイントだ。身体を冷やさないことが大切なので、水風呂には入らないでおこう。

また、安眠効果を目的とするなら低温浴がおすすめだ。

70度程度の低めのサウナ、もしくは90~100度のサウナであれば低段に座り、15~20分程度入ろう。その後、シャワーで汗を流し、温かくして30分程度休んだら終わりだ。身体が温かいうちに寝るのがポイントである。

この方法を試せば、初心者でも「整う」感覚がマスターしやすいだろう。目的に応じて自分にあったサウナの入り方を選んで欲しい。

サウナの種類と各サウナの温度の違い

サウナは、種類によって温度も違えば、効果も異なってくる。求めているものに応じて、入浴方法を変えてより充実した「サ活」をエンジョイしよう。

異なる。温度も異なれば、効能も変わってくるので、ここでサウナの種類別にそれぞれの温度と効能を解説する。

ドライサウナ┃80~100℃

日本でもっとも一般的なサウナ。汗をかいてもすぐ蒸発するため、ベタベタしないのも特徴。疲労回復や、肩こり、腰痛などに効果があるとされている。

遠赤外線サウナ┃65~70℃

遠赤外線効果により身体の芯まで温めることができ、かつ温度もドライサウナよりも低いので長時間入っていることができる。返せば、温度が低いのでゆっくりと入っていたい人や、育成光線を発する遠赤外線サウナもあることから女性にも人気。

スチームサウナ┃40~60℃

蒸気をサウナ室内に充満させたスチームサウナ。暖かい蒸気によってじんわりと身体に熱が伝わり、良質な汗をかくことができる。

ミストサウナ┃40~60℃

ミストを室内に噴霧させ、ドライサウナと対照的に低温多湿なのがミストサウナ。暑苦しさを感じにくく、身体への負担も少ないため、長時間入ることが可能だ。低温で身体を温めることにより副交感神経が優位になり、リラックス効果を得やすくなる。睡眠の質を上げたいなら、ミストサウナがおすすめだ。

より詳細な効果は、下記記事を参照。

サウナ×水風呂の効果とは?

サウナと水風呂を往復するのが、サウナーの嗜みだ。「今日は◯セット行ってきた!」という会話も、水風呂を楽しんでからこそ得られる「サ道」のキホンの「キ」だ。

サウナで温めた身体を水で冷やされることで、脳は体内は身体を温めようとする。それで得られる主な効果は以下の3つ。

・免疫力を高める
・血圧の改善
・脂肪の燃焼

これに加えて、心身のバランスを調整にも寄与する。何も考えずじっとしている時間は瞑想効果にも似た効果を得られるだろう。

また、自律神経のうち、交感神経は体を温めることで、副交感神経は体を冷やすことで活発になる。サウナの後の水風呂は、これらのバランスを保つのに効果があるとされる。

さらに、湯冷めしにくくなるという効果も。水風呂に入ることで皮膚や毛穴が収縮し、体内の熱を閉じ込めようとするため、湯冷めしにくくなるのだ。

より詳細な効果は、下記記事を参照。

覚えておきたいサウナ用語

整う

サウナ、水風呂、休憩を繰り返すことにより、心身が整った状態を指す。サウナハイ、サウナトランスとも。

サウナー

サウナ愛好家のこと。サウナに通ったり、サウナを求めて各地を訪れるサウナフリークのこと。

シングル

グルシンとも。18度前後が一般的な水風呂の温度に対し、10℃以下のこと。1桁であることから。

外気浴

サウナ→水風呂の後に、外気にあたりながら身体を冷ますこと。

ホームサウナ

サウナーたちが常連で通うサウナのこと。ホームとも。

サウナストーブ

サウナ室を温める装置。薪や電気、ガスと熱源はさまざま。輻射式の遠赤外線型、対流式のストーン型なども存在する。

サウナストーン

サウナストーブの上に置かれた石。熱源にもなり、水やアロマウォーターをかけることによってロウリュが行われる。

サウナシート

サウナ室でベンチに敷かれたシート。施設によって、タオル、ビート板などがある。

サウナゾンビ

サウナ→水風呂などを繰り返し意識が朦朧としている人。もしくはその様。

サウナタイマー

サウナ内に設置されている時計。長針は一周で1分、短針は一周で12分。

サウナハット

サウナ内でかぶる布製の帽子。最近愛用するサウナーが増えている。