30代になると、これまでと同じ服を着ているのに「なんだかしっくり来ない」「顔や体型に合っていないような気がする」など、”ファッション迷子”になる男性が多い。
20代にはない色気や大人っぽさが出てきて、男としての魅力が増してくる30代。それなのに、服装のせいで周囲から「ダサいおじさん」と思われてしまうのは避けたいものだ。
そこで今回は、30代男性が意識したいファッションのポイントを紹介する。
■ダサく見える「おじさんファッション」とは
ファッションにルールはないので、基本的には自分の好きな服を着て構わない。
しかし、注意したいのは、その服が体型に合っていなかったり、あまりにも時代遅れだったりしないかという点だ。そういった服装は、実年齢以上に老けて見え「ダサい」「おじさんくさい」という印象を与えかねない。
ここでは、おじさんっぽく見えるダサいファッションの一例を紹介する。自分に当てはまる項目がないか、今一度確認してみよう。
サイズが合っていない服
おじさんっぽく見える原因のひとつとして「サイズ感」が挙げられる。近年は、オーバーサイズの服が流行していて、”リラックス感”のある着こなしがおしゃれとされている。
しかし、肩、袖、丈全てが長すぎると、どこかだらしなく見えてしまう。トップスが大きめならボトムスはタイトにするなど、メリハリのある着こなしを目指そう。
ビジネス向けアイテムを私服に使う
スーツのベストにTシャツ、チノパンなのに足元はビジネスシューズといった風に、ビジネス仕様のアイテムを私服に使うのは、やめておいた方が良いだろう。
異なるテイスト同士を組み合わせると、統一感がなくなり、ダサく見える可能性が高い。”休日のお父さん”な恰好にならないためにも、ビジネス用とプライベート用の服は分けることを推奨する。
全身ハイブランド
全身ハイブランドで固めた服装は、平成中期に流行った、ギャル男のような雰囲気を醸し出してしまう。特に、派手なブランドロゴを全面に押し出した服は、流行遅れに見えるので、あまりおすすめできない。
ファッションは、”足し算”と”引き算”が大事。ブランドのアイテムは、さりげなく取り入れるのが、おしゃれ見せのコツだ。
肌着に見えるトップス
トップスを選ぶ時は、デザインだけでなく、素材や生地の厚さもしっかりチェックしておいてほしい。薄手すぎると、首元がヨレたり、シワが目立ったりして、清潔感がない服装になってしまう。
また、薄手のカットソーを1枚で着ると、肌着のように見えて、おじさんっぽくなりやすい。トップスは、生地にハリがあって、ある程度厚みのあるものがおすすめだ。
■今年流行している色・柄は?
「服に無頓着な流行遅れのおじさん」を回避するには、ファッションのトレンドを把握しておくことも大切だ。以下に、2022年に流行している色・柄の中で、特に覚えておきたいものをピックアップした。
●今年の主役は「グリーン」。ビビッドなネオン系から、落ち着いたトーンのフォレストグリーンまで、有名ブランドがこぞって緑色のアイテムを展開している。
●「ネオンオレンジ」も注目。主張が強い色なので、小物や靴などで取り入れるのがおすすめ。
●2022年はマリンテイストが流行している影響で「ボーダー柄」と「ストライプ柄」が人気。グリーン×ボーダーなら、さらに今年っぽい印象になる。
いつもの服装にトレンドの色・柄を取り入れるだけで、一気に垢抜けて見え、着こなしのおしゃれ度も増す。服を買う時は、その年のトレンドも意識してみよう。
■トレンドに左右されない定番コーデ
前項では今年のトレンドを紹介したが、実際のところ、流行に合わせて毎年クロ―ゼットの中身を刷新するというのはかなり面倒だ。
余程のおしゃれ好きでない限り、去年や一昨年あるいは「それ以上前の服を着回している」というズボラ派が、圧倒的多数を占めているのではないだろうか?
ここでは、そんなズボラ男性におすすめのコーデを紹介する。流行に左右されず着られて、なおかつおじさんっぽく見えないコーデを厳選したので、ぜひ参考にしてほしい。
無地のポケT×テーパードデニム
プレーンなパックTシャツは、ともすると地味な印象を与えかねない。シンプルでありながら、こなれ感もあるファッションを叶えるなら、トップスは胸元にポケットがあしらわれた「ポケT」がおすすめだ。
デニムは、トレンドに左右されず穿ける「テーパードシルエット」がイチオシ。脚長効果があり、カジュアル、きれいめなどのテイストを問わず、あらゆるスタイルにマッチする。腰、お尻、太ももがほっそり見えるため、下半身太りが気になる男性も穿きやすいだろう。
白のカジュアルシャツ×黒のチノパン
白のカジュアルシャツは、季節に関係なく着られて、羽織りとしても使えるから、1枚持っておくと何かと便利だ。ビジネスっぽく見えないよう、コットン素材もしくはポリエステル混で、やや落ち感のあるものを選ぼう。
モノトーンスタイルが好きなら、黒のチノパンも持っておきたい。くるぶし周りがダボつくと一気に野暮ったくなるので、裾が床につかない程度の長さがおすすめだ。
ボーダーカットソー×チノストレートパンツ
ボーダーは2022年のトレンドだが、定番柄として広く定着しているため、来年以降も気にせず着ることができる。もし何年か着たいということであれば、グレー、黒、ネイビーの細ボーダーをチョイスすると良いだろう。
スリムシルエットに近いストレートのチノパンは、ダボダボ感が出ず、清潔感をキープしやすい。アウトドア系、スポーツ系ファッションとも相性が良く、使い勝手も抜群だ。
マウンテンパーカー×スウェットパンツ
マウンテンパーカーは、優れた機能性と、アウトドアからデイリーまで、幅広いシーンで使える汎用性の高さが魅力。お尻が隠れない程度の丈感で、ジャストサイズに近いものを選ぶと、大人っぽく着られる。
コーデのバリエーションを広げるために、スウェットパンツも1本常備しておきたいところだ。裾にリブが入っているタイプにすれば、ハイカット、ローカット、どちらの靴にも合わせやすい。
■まとめ
本記事では、ダサく見えるNGなおじさんファッションの例と、2022年の流行色・柄、トレンドに左右されないおすすめ定番コーデを紹介した。
服装は、その人の印象に大きな影響を与える。おじさんっぽい、ダサいファッションと思われないためには、サイジングやアイテムの組み合わせ方など、細かい部分にまで気を配ることが大切だ。
楽しんでいただけただろうか。今後も「男の隠れ家デジタル」らしい切り口で読者のライフスタイルにマッチした情報を紹介していきたいと思う。
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