皆さんは北海道と沖縄に住んだことはあるだろうか? 「旅行では行ったことがあるけど……」という人が多いはずだ。
日本の両端にある北海道と沖縄は、実際に住んでみるのと観光で行くのとは勝手が違いすぎる。「観光で行ったら楽しかったから」という理由で住むと、後悔してしまう可能性もある。
そこで今回は、北海道・東京・沖縄すべての地域に住んだことのある筆者が、それぞれの良いところ・悪いところを紹介する。自身にとって住みやすい地域を見つけるためにも、ぜひ最後まで読んでみてほしい。
■北海道の「良いところ」「悪いところ」
まずは、日本で最も北にある北海道から解説しよう。
【北海道の良いところ】
北海道の良いところは、夏でもサラサラと涼しいところだ。東京の夏は湿気が高く、ジメジメとしているが、北海道はサラサラとしており汗をかきにくい。
ほかの地域に比べて夏を快適に過ごすことができる。また、北海道はご当地グルメがおいしいほか、自然がたくさん溢れている。
正直、中心部であれば娯楽施設やカフェなどは東京と同じくらいあるので、住みやすさは東京とあまり差がない。そのため、東京から北海道に移住してもそこまで違和感がなく過ごせるはずだ。
【北海道の悪いところ】
北海道の悪いところは、冬から春にかけて圧倒的に過ごしづらいところだ。寒さは上着を重ね着すれば何とかなるのだが、積もる雪はどうにもならない。ロードヒーティングがなければ、朝と夜には大掛かりな雪かきが必要になる。
また、雪と寒さで道路が凍ってしまうため、北海道での運転に慣れていないと危険が伴う。そのため、初めて北海道の冬を体験する人は運転に要注意だ。
そのほか、野生動物がほか地域に比べて大きく、少し凶暴な点にも注意しよう。春頃の子育て期になるとカラスが凶暴化し、町中で人を襲うなんてケースも。
■東京都の「良いところ」「悪いところ」
続いて、東京都の良いところ・悪いところを見ていこう。
【東京都の良いところ】
東京都の良いところは、娯楽がたくさんあって住みやすい点だ。都内に住めば、電車やバス、タクシーなどの交通機関を使い、さまざまな娯楽施設にアクセスできる。
また、飲食店やカフェの種類が多いため、好きな時期に好きな料理を食べることが可能だ。東京は四季のバランスが良く、春・夏・秋・冬を快適に過ごせるのもポイント。
【東京都の悪いところ】
東京の悪いところは、とにかく人が多いところだ。都内で遊ぶ場合、どこに行っても人で溢れている。特に東京の満員電車は、地方では味わえない最悪の苦痛を体験できる。
また、家賃や物価がほかの地域に比べて高い傾向にあるため、生活費が余計にかかってしまうのも難点だ。東京に住むからには、それなりに働いてしっかりお金を稼ぐ必要がある。
■沖縄県の「良いところ」「悪いところ」
最後に、一年中暖かい沖縄について紹介する。
【沖縄県の良いところ】
沖縄県の良いところは、寒い時期がほとんどないところだ。夏はもちろんのこと、冬本番も暖かくて非常に過ごしやすい。沖縄に来て特に驚いたのが、正月に半袖半ズボンで過ごせることだ。1月にはすでにポカポカと暖かいのだ。
また、沖縄はスギやヒノキの花粉が飛んでいないため、花粉症の人にとっては天国に近い。海や観光地が近くにあり、気軽にリゾート地を満喫できるのも魅力の一つだ。
【沖縄県の悪いところ】
沖縄県の悪いところは、娯楽がとにかく少ないところだ。東京のように一箇所に娯楽が集中している場所がなく、イオンモールなどの娯楽施設は点々としている。
そのため、友達と一緒に楽しめる娯楽は観光と飲み屋に限られてしまう。余談だが、沖縄に住んでいたときは、現地で知り合った人と毎日のように飲み屋に行く日々が続いた。お酒を飲む以外の選択肢があまりないため、お酒好きではない人には向いていないかもしれない。
■まとめ
今回は、現地に住んだことのある筆者が北海道・東京都・沖縄県の特徴を解説した。
正直、場所はどこであれ住めば都なので、住んでいる最中は大きな不満が出ることはあまりない。しかし、人によって向いている向いていないは確実にあるため、北海道・東京都・沖縄県への移住を考えている人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてほしい。
楽しんでいただけただろうか。今後も「男の隠れ家デジタル」らしい切り口で情報を紹介していきたいと思う。
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