移住といえば、「都会に住む人が田舎に引っ越し、そこで農業などをしながらスローライフを楽しむ」というライフタイルをイメージする方が多いかもしれない。しかし、今どきの移住は少し様子が違うようだ。

起業やキャリア形成、テレワークのためなど、現代における価値観や働き方の多様化とともに移住スタイルの多様化も加速してきている。今回は、そんな現代の移住スタイルについて10種類紹介していく。

新しいターン移住のスタイル7選

移住を考えるなら、土地だけでなく移住のスタイルも大事。

移住の話題になると、「Iターン」や「Uターン」といった単語が飛び交うようになる。就職活動や転職活動のときによく聞く言葉だが、その意味について詳しく知っている人は少ないかもしれない。このターン移住の分類は各メディアや団体によって新しいものが作られ続け、今や数え切れないほどの分類が存在するようになっている。

ここでは、代表的なターン移住と新しいスタイルのターン移住について7種類紹介していく。

Uターン移住|故郷へ再移住

Uターン移住は、進学や就職で一度は故郷を離れた人が、再び故郷へ再移住するケースを指す。都会で身につけたスキルを活かせるため、地方の企業に歓迎されるケースも多い。

Iターン移住|故郷とは異なる地へ移住

Iターン移住とは、出身地とは全く異なる地方に移住するケースを指す。都会に生まれたが、田舎の豊かな自然や人の温かみに魅力を感じて移住するという人が多い。

Jターン移住|故郷に近い場所へ移住

Jターン移住は、生まれ育った故郷から進学や就職で都会に移住したあと、故郷に近い地方都市に移住するケースを指す。利便性も求めるが、故郷のような自然の多い地域で仕事や子育てをしたいと考える人にとっては魅力的な移住スタイルだ。

Nターン移住|生活環境を改善できる地へ移住

Nターン移住は、よりよい環境を求めて家族とともに移住をするスタイル。仕事や教育などの環境の変化に合わせて、数年おきに拠点を変えていく。1度の移住ではなく、年月をかけて数回移住して最良の場所を追求していく。

Cターン移住|キャリア形成のための移住

Cターン移住とは、キャリア形成のために特定の地域へ移住するスタイル。幹部候補を求める地方の有望なベンチャー企業や地域創生事業への参加によるキャリア形成など、東京では形成できないキャリアを実現するために移住するパターンを指す。

Mターン移住|結婚をきっかけに移住

Mターン移住は、結婚を機に移住するスタイル。近年は、町おこしの一環として婚活イベントを開催する自治体も増えてきており、そこへの参加をきっかけにそのまま移住を決意するパターンも少なくはない。

Xターン移住|さまざまな地域へ定期的に移住

Xターン移住は、拠点を1つ持ちながら定期的にさまざまな地域を転々とし、気ままに暮らしては拠点に戻るライフスタイルのことを指す。フリーランスや個人事業主に人気の移住スタイルで、このように拠点を転々する人のことを「アドレスホッパー」と呼ぶこともある。近年は、多拠点生活をサブスクで楽しめるサービスも提供されている。

生活スタイルに合わせた移住のカタチ

移住するなら自身の望む生活に合わせるのもポイント。

生活様式や働き方の多様化とともに、移住のカタチはますます多様化してきている。完全に移住するまでには至らないが、ライフスタイルに合わせて便利に移住を生活に組み込むケースが増えてきた。
そんな新しい移住のカタチを、3つ紹介していく。

テレワーク移住|仕事用の拠点を持つ

新型コロナの影響で脱オフィス化が進むなか、需要が増えているのがこの「テレワーク移住」。東京など首都圏の会社に在籍しつつ、仕事の拠点を田舎に移すライフスタイルだ。この働き方を選ぶフリーランスや個人事業主も多い。

デュアルライフ|田舎と首都圏で暮らす

首都圏と田舎のそれぞれに拠点を持ち、必要に応じて行き来するライフスタイルだ。仕事がある日や出社日は首都圏に住み、テレワークが可能なときや週末は田舎でスローライフを楽しむ。デュアルライフや二拠点生活と呼ばれることもあり、近年注目が高まっている。

季節移住|四季に合わせて拠点を変える

夏場は避暑地で過ごし、冬場は温暖な地域で過ごすなど、四季に合わせて居住場所を変える移住のスタイル。地方では季節貸ししている賃貸物件もあるため、より過ごしやすいを求めて各地を転々するのも面白い生活かもしれない。

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