普段何気なく利用しているコンビニ。コンビニは日本と海外で、サービスの質や商品の品揃えなど、勝手がまったく異なることをご存知だろうか?
そこで今回は、日本と海外におけるコンビニ事情を比較していく。ライフスタイル誌から誕生した男の隠れ家デジタルが、アメリカ、中国、韓国、フランスを例に挙げながら解説していこう。
■違い1.商品の品揃え
日本のコンビニでは、おにぎりや弁当、スイーツ、インスタント食品などの食料品はもちろんのこと、日用品やお酒、傘、レインコートなど、多種多様な商品が揃っている。一方で、海外のコンビニではここまで品揃えが充実していないことが多い。
【アメリカ】
ピザやポテトなどのホットスナックが充実している。日用品も置いているが、日本ほど品揃えが多くない。
【中国】
地域によって品揃えは千差万別。全体的に見ると、日本ほど充実している店舗は少ない。
【韓国】
販売されている商品は日本とよく似ている。とはいえ、フードは韓国料理を中心としたものが多い。
【フランス】
大型店舗が多く、日本よりも商品が充実している傾向がある。しかし、サンドイッチやサラダが主力で、日本のコンビニに比べて商品が偏っている。
■違い2.営業時間
セイコーマートなどの一部コンビニを除き、日本のコンビニは24時間営業が基本だ。「夜中にちょっとしたツマミやお酒がほしい」といった場面でも、気軽に立ち寄れるのが強みである。
海外でもその傾向にあるが、営業時間が限られている国や地域も存在する。各国の営業時間は以下の通りだ。
【アメリカ】
ガソリンスタンドにコンビニが併設されることが多く、24時間営業している店舗が多い。
【中国】
大都市では24時間営業のコンビニが多い。またコンビニの店舗数が多いため、夜中でも営業しているコンビニを見つけやすい。
【韓国】
営業体制が日本と似ているため、基本的にコンビニは24時間営業している。だが、最近は営業時間を短縮する店舗が増加傾向にある。
【フランス】
日本のように無休で24時間営業しているコンビニは基本的にない。また、日曜日はほとんどの店舗が閉まっている。
■違い3.店内の清潔感
日本のコンビニは清潔感があり、店内が明るく照らされている。また商品もしっかり整理整頓されているため、外国人から「なんて綺麗なんだ!」とよく驚かれる。
日本ではどの店舗も清潔感を保つよう営業されているが、海外ではこの限りではない。海外のコンビニを使う際は、「日本ほど綺麗にメンテナンスされていない」と覚えておこう。
【アメリカ】
店内はある程度清潔にされている。しかし、整理整頓されていないことが多く、日本ほど内装のイメージは良くない。
【中国】
一部の大都市では日本に近い清潔感があるが、それ以外の地方店舗はあまり綺麗ではない。
【韓国】
日本のコンビニに近い清潔感がある。だがコンビニのトイレは基本的に使用できない。
【フランス】
店舗によって清潔感の差が激しい印象。メンテナンスが適当な店舗だと、清潔感のなさがストレスになる。
■違い4.サービスの質
日本のコンビニはスタッフの接客が丁寧で、快適に利用できるよう配慮されている。またコピー機やATM、チケットの発行など、物販だけでなくそのほかのサービスも充実している。
その一方で、海外のコンビニではサービスの質や内容が大きく違う。初めて海外のコンビニに訪れる方は、「店員の態度が悪い!」と思ってしまうだろう。これには、日本と海外における文化の違いが大きくあらわれている。
【アメリカ】
サービスは基本的に丁寧だが、日本ほどの気配りは見られない。
【中国】
店舗や地域によってサービスの差が激しく、日本ほどサービスが充実していない。
【韓国】
接客が丁寧で、サービスの質が高い印象。サービスの内容も充実している。
【フランス】
日本と比べるとサービスの質が悪く感じてしまう。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などの挨拶をされない傾向にある。
■まとめ
本記事では、日本と海外におけるコンビニの違いを徹底解説した。
日本のコンビニは営業時間や商品の品揃え、サービスの質など、他国と比べて優れている点が多い。その一方でアメリカ、中国、韓国、フランスなどの国々では、それぞれ独自の特徴があり、日本のコンビニとは異なる魅力を有する。
海外旅行を行う際には、ぜひ本記事で解説した内容を踏まえ、各国のコンビニ事情をその目で確かめてみてほしい。
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