83218失われたいにしえの時を求めて「陰陽師と古代暦の世界」

失われたいにしえの時を求めて「陰陽師と古代暦の世界」

男の隠れ家編集部
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– Latest Issue 最新号 –

時空旅人 2023年11月号 Vol.76
「陰陽師と古代暦の世界」好評発売中!

|Featured Story|

都に害をなす怪異を相手に不思議な妖術で対抗する安倍晴明。しかし実際の陰陽師は妖怪の相手ではなく、天文を基にした仕事が本職だ。

都を守るまじないや国を動かす暦など、知られざる彼らの活躍を紐解く。

【巻頭特集】国立歴史民俗博物館 企画展示
「陰陽師とは何者か―うらない、まじない、こよみをつくる―」

国立歴史民俗博物館で「陰陽師とは何かーうらない、まじない、こよみをつくるー」展が開催。彼らの本質に迫る展覧会を担当している小池淳一教授が案内してくれた。

【巻頭ルポ】安倍氏嫡流・土御門家の隠れ里を訪ねて

安倍晴明から続く宗家・土御門家。どこか怪しげな家名である。その家は陰陽道の守り手として平安期から続いてきた。天文と暦、卜占を司ったその家系が、安寧の地とした福井県おおい町を訪ねた。

【第一章】「暦の歴史」

「暦」は、日と月の運行と季節の移ろいを体系的に解釈することで生まれる。地球と月が生まれて46億年、200万年前に生まれたヒト属によって初めて「暦」が意識された。

【第二章】「江戸の改暦」

江戸時代には4回の改暦が行われた。まさに改暦の時代であった。823年ぶりの改暦、貞享暦を実現させたのは誰だったのか。陰陽師は改暦にどうかかわったのか。江戸の改暦を考察する。

【第三章】「自然ごよみと縄文の世界」

森は輝き、生命の動く音がする。光と影は刻一刻と変化する。“自然”というカレンダーのなかで縄文人はどのように生きていたのか。古代の森を巡り、遺跡を訪ね、遥か彼方の世界へ旅立とう。

そのほか、からくり時計「万年自鳴鐘」やアイヌの暦のコラムなど、カレンダーや暦日本人との関わりについて網羅した一冊。季節の移り変わりを感じながら読んでほしい。

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