97828大盛況!ここでしか飲み比べできない“レアな日本酒”のイベント開催!その内容とは?

大盛況!ここでしか飲み比べできない“レアな日本酒”のイベント開催!その内容とは?

男の隠れ家編集部
編集部

去る5月21日、2回目となる『【水と哲学でどう変わる?】純米大吟醸の飲み比べトークイベント』が開催された。きき酒師の漫才師にほんしゅと料理芸人として活躍する藤井21が登場。

クラウドファンディングサイトで大好評のうち終了したプロジェクト「【水と哲学でどう変わる?第二弾】日本酒・焼酎の謎に「11の酒蔵」が一堂に集結!」の純米大吟醸と本格米焼酎を参加者と一緒に飲み比べを楽しんだ。

ここでしか飲めないとはどういうことか?

日本に数多く存在する酒蔵の中から9つの蔵の杜氏が立ち上がり、2023年1月に開始されたプロジェクトが「【水と哲学でどう変わる?】日本酒の謎に9人の杜氏が立ち上がる|純米大吟醸9本」である。

酒米、麹菌、酵母は9蔵すべて同じものを使用し、「水と哲学で日本酒はどう変わるのか?」という疑問に9蔵9名の杜氏がチャレンジした企画。クラウドファンディングではあっという間に応援購入が目標を上回り、日本酒フリークにとって大反響を巻き起こしたもの。

男の隠れ家デジタルでは、その9蔵とにほんしゅの協力によって飲み比べトークイベントを開催。通常販売されるお酒ではないため、非常にレアな日本酒を一度に飲み比べて、味わいや香りにどんな違いがあるのかを多くの参加者と共に楽しんだ。

そして、2024年。再び同様のプロジェクトが第二弾を開催。今回は9蔵に追加して、本格米焼酎の2蔵が参戦。合計11蔵によるプロジェクトが開催され、男の隠れ家デジタルでも昨年と同様にトークイベントを開催する運びとなったのである。

大好評で第二弾を実施した取り組みのプロジェクトについては、こちらのプロジェクトページからご覧いただきたい。

▼飲み比べイベントの開催概要はこちら

25名の参加者と味わった飲み比べイベント

イベントはにほんしゅの2人よるプロジェクトの説明と、実際に参加した11蔵の特徴や今回新たに参加した2つの焼酎蔵についてを解説からスタート。

同じ酒米・麹菌・酵母を使用しても、それぞれの蔵が命のように大切にする水と、酒造りに対する哲学、気候や風土によって想像以上に味わいや風味、香り、日本酒の色に違いが出ることを参加者と一緒に体感。

今回プロジェクトに使用された酒米は真吟精米(45%)で磨かれた「特等山田錦」、麹は糖化酵素が高く銘醸の素と称される「ヒグチモヤシ スーパーハイG」、酵母は新種鑑評会で金賞を続出する華やかな香りの「協会1801号」を使用。

レベルの高い純米大吟醸を醸す一流の素材を集めており、日本酒に目のない参加者たちも興味津々な様子でテイスティングを楽しんだ。

「高砂(富士高砂酒造)は富士山の伏流水のためかとても柔らかいお酒」「桜うづまき(桜うづまき酒造)は柑橘のようなフルーティな味と香りが特徴的」など、水と哲学が違うだけでこれほど違う日本酒が完成するのかと驚く姿が印象的だった。

また、新たに参加した焼酎蔵がこのプロジェクトでどういう酒を提案するのかについても解説。

「日本酒9蔵と同様の原材料を使用して醸造した純米大吟醸を蒸留して本格米焼酎を作った」という説明に会場は期待のどよめき。

「天の刻印」(佐藤焼酎製造場/宮崎県)は本格麦焼酎として知られるが、貴重な日本酒を蒸留するのは初めての試みとしながらも独自の改良を加えた佐藤式蒸留機で仕上げたという。キリっとした中に甘い米由来の余韻が感じられる味わい。

また、「秋乃露」(常楽酒造/熊本県)は米・麦・芋など原料と伝統の製法にこだわった焼酎蔵。こちらも純米大吟醸を蒸留して本格米焼酎を造るのは初めてのこととしながらも、1801酵母の華やかな香りを感じられる仕上がりとなっていた。

一通りすべてのお酒をテイスティングした後は、お楽しみのお土産タイムを開催。プロジェクトのご厚意により、参加者に1本だけ気に入ったお酒をプレゼントとあって、何を選ぼうか悩む参加者たち。

それぞれ本数が限られているため、欲しい銘柄を紙に書いて提出し被らなければ確定、被ってしまったらジャンケンというドラフト制で大盛り上がり。

無事、参加者25名全員がお気に入りの1本を手にしたところで、トークイベントはお開きとなった。

出演者よりコメント

にほんしゅ 北井一彰

なかなかできない飲み比べの第二弾は日本酒の純米大吟醸を蒸留した米焼酎まで登場し、飲み比べするのがとても待ち遠しかったです。参加いただいたお客様と一緒に「え、全然違う!」「やっぱり水の違いがあるのね!」と感想を共有するというこのイベントは本当に楽しかったです! 色々と楽しく飲み比べをした結果、イベントの感想を書いていただくアンケートに「酒はうまい」と究極のコメントを残してくれたお客様もいらっしゃいました。笑

仕込み水のこと、酒米のこと、酵母のこと、もっと喋りたいですし感想のやり取り時間も増やしたいので次はイベント時間を1時間から3時間に延長することを検討します! 飲み比べのお酒を造って下さった酒蔵の皆さま、来年も期待しております! 飲み比べイベントの楽しさ、まさに大吟醸!

にほんしゅ あさやん

個人的にも開始前から楽しみな企画で、実際に飲み比べてみたら驚きとワクワクが止まりませんでした。お客様からのアンケートにも同様のコメントが多く、さらに中には「○○はグルコースが高く…」や、「スーパーハイG特有の…」など、酒質に関して細かくコメントを残して下さってる方もいて、主催した身でありながら時間が足りずにもっとディスカッションを重ねたかったとポジティブな悔いが残っています

打って変わって、テイスティングゲストの藤井21が残したテイスティングコメントシートには、全てのお酒に対して「美味しい」という文字と共に、「ビーン」や「モンー」、「カフッ」という謎の擬音が残されていました…。

次回のテイスティングゲストは今回のお客様から選びたいと思います。

藤井21

今回テイスティングゲストとして参加しましたが、正直お酒が水と哲学だけでそんなに味わいが変わらないだろうと始まる前は裏で「正直微妙な違いになるからコメント難しいですね」なんて斜に構えた事言っていました。

が始まってみればあれも違うこれも違うとお客様同様驚きの連続でした。

きっとそれぞれのお酒に肴を合わせるとまた味わいにも違いが出るに違いないとうずうずしながら楽しめた最高のイベントでした!

イベントはオンラインでも配信 ▼アーカイブはこちら

イベントの模様は「男の隠れ家デジタル」にて無料で配信され、多くの視聴者も参加。下記よりアーカイブをご覧いただけます。

文/田村巴、きき酒師の漫才師「にほんしゅ」 撮影/東海林和幸、小林賢太、田村巴

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