はじめに
室内の空気を綺麗にしてくれる便利な家電、空気清浄機。今や一家に一台、空気清浄機があると言っても過言ではない時代。近年の感染症の蔓延で空気の清潔さに気を使い始めたという方も多いのではないだろうか?
現在では数え切れないほどの空気清浄機が世に出回っている。安価な物から高価な物まで、その種類はさまざま。
ここまで種類があると、どれを選べば良いのかわからなくなるのは当然だ。
国内・海外メーカーから発売されている空気清浄機はどれも優れているものばかりだが、今回はその中でも特に高性能と名高いエアドッグについて詳しく解説しよう。
初めての空気清浄機をお探しの方や買い替えを検討している方は、是非参考にしてほしい。
空気清浄機の必要性

そもそも空気清浄機は必要なのか? そう疑問を抱く方も多いだろう。
現在販売されている空気清浄機に共通して備わっている機能としては以下の3つが挙げられる。
- ウィルス・細菌の除去
- 花粉の除去
- 臭いの除去
どれも目に見えるものではない。そのため、空気清浄機が実際に効果があるのか、変化をもたらしているのかというのは実感しにくいものだ。疑うのも無理はない。
しかし、ウィルスや細菌というのは即効性はないにしても、少なからず人体に悪影響を及ぼすもの。花粉も同様、花粉症の方にとっては天敵だ。また、臭いというものも、好ましく思ってない方も多いだろう。
目には見えないが、どれも人間にとってはマイナス要素しかないものばかり。
空気清浄機はこれらの目に見えない敵から守ってくれる数少ない家電なのだ。
実際に空気清浄機を使ってみるとわかるのだが、しばらく稼働させた後にフィルターを確認してみると、汚れがびっしり付着していることがある。それだけ空気中に良からぬものが含まれているのだ。
誰しも空気が綺麗な空間で過ごしたいもの。空気清浄機は良い味方となるだろう。
エアドッグとは

エアドッグをご存じだろうか? 聞いたことがないという方も多いだろう。
エアドッグとは、アメリカのシリコンバレーで開発された高性能空気清浄機だ。
一般的な紙フィルターではなく、米国特許取得のTPAテクノロジーを用いた特殊なフィルターを採用していることが大きな特徴。
この特殊なフィルターは交換する必要がなく、ランニングコストも最小限に抑えることが可能。さらに、ウイルスの6分の1サイズの微細粒子を効率的に除去するパワーを備えた優れものだ。
自宅だけでなく、医療現場や飲食店でも使用されていることが多く、その高い信頼性を物語っている。
エアドッグのメリット

エアドッグは医療機関をはじめ、さまざまなプロの現場で高い信頼性を誇っている。それは一般的な空気清浄機に比べ、多くのメリットがあるからだと言えるだろう。
主なメリットとして、以下の3点が挙げられる。
- 交換不要の高性能フィルター
- 静音
- シンプルはデザイン
交換不要の高性能フィルター
エアドッグ最大のメリット、交換不要の高性能フィルター。
一般的な空気清浄機は紙フィルターを採用していることが多く、一定期間使用すると性能が徐々に落ちていく。そして、紙フィルターは長期間の使用には向いていないため、ある程度使用したら、交換する必要があるのだ。
しかし、エアドッグはフィルターの交換を必要としない上に、性能が落ちにくいという特性がある。ランニングコストもかからない上、フィルター掃除だけしっかりやっておけば、長い期間使うことが可能だ。
それにプラスして、驚異の空気清浄能力。ウィルスの6分の1サイズ(0.0146㎛)の微細粒子まで除去可能だ。花粉はもちろんのこと、細菌やPM2.5等をしっかり除去し、安心して過ごせる空間を実現してくれる。
静音
静音であること、エアドッグの大きなメリットの一つだ。
空気清浄機は空気を吸い込む性質上、どうしても音が出る。
一般的な空気清浄機を使用したことがある方ならわかると思うが、空気清浄機がフル稼働している時というのは、かなり大きな音が出るものが多い。掃除機ほどの音ではないにしても、それは決して心地の良い音ではないと言えるだろう。
それに対し、エアドッグは30分間で31畳分の綺麗な空気を排出する能力を持っていながら、その駆動音はかなり静かだ。
自宅の寝室や図書館、医療現場といった、騒がしくあってはならない場所に多く採用されているというのは納得ができる。
デザイン
何を購入するにしても、デザインは大きな決め手になる。空気清浄機も例外ではないはずだ。
空気清浄機というものは、シンプルなデザインもあれば派手なデザインもある。今の市場は自分の部屋に合わせて好きなデザインを選べるのが嬉しいところではあるが、どんな部屋にでも合うデザインの物はそう多くはない。
しかし、エアドッグは非常にシンプルなデザインゆえに、どんな部屋にも溶け込むことが可能。これはエアドッグのメリットであり、魅力の一つだ。
空間のデザインを損なうことなく、気にせずどこにでも設置できるエアドッグは万人におすすめできる空気清浄機と言えるだろう。
エアドッグのデメリット

高性能空気清浄機である、エアドッグ。一般的な空気清浄機に比べ、多くのメリットがあるが、当然デメリットもある。
主なデメリットとして、以下の3点が挙げられる。
- 価格
- 重さ
- フィルター掃除の手間
価格
一番わかりやすいデメリット、価格。
空気清浄機は持っていて損をすることはないが、目に見える効果が実感しにくい性質がある。そのため、多額の予算を空気清浄機に使いたくないという方も一定数いるだろう。
エアドッグは決して安くはない。エアドッグのスタンダードなモデルでも8万円ほどはする。もちろん、必ずしも高価=高性能というわけではないが、エアドッグはその価格に見合った性能があると言えるだろう。
性能が低下しにくい特殊なフィルターや静音でありながら強力な吸引力。高額なのも頷ける。
気軽に導入できるものではないため、よく考えてから購入する必要があるだろう。
重さ
人によっては問題になるかもしれない、重さ。
エアドッグはさまざまな機能が備わっているため、どうしても本体重量が重たくなってしまう。本体重量は約7kgとなっていて、取り回しは決して良くはない。
空気清浄機というのは、一度設置するとそうそう移動させるものではない。しかし、フィルター掃除となると、移動したり分解したりすることが想定される。その時、重さは確実にネックになるだろう。
空気清浄機の重さは毎日直面するような問題ではないが、念頭に置いておく必要がある。
フィルター掃除の手間
すべての空気清浄機に共通することではあるが、避けては通れないイベントがフィルター掃除。エアドッグももちろん例外ではない。
一般的な空気清浄機であれば、フィルターを外し、軽く汚れを拭き取ったり、掃除機で吸ったりなどすれば、掃除は容易にできる。
しかし、エアドッグのフィルター掃除は少々骨が折れる作業だ。
まず、エアドッグには3つのフィルター(オゾン除去フィルター、集塵フィルター、プレフィルター)が取り付けられている。
オゾン除去フィルターとプレフィルターは一般的な空気清浄機のフィルターと同様の方法で掃除は容易だ。問題は集塵フィルターである。
集塵フィルターは中性洗剤を使い、付属のブラシで入念に水洗いをしなければならない。さらに、完全に乾燥するまでは再度使用することができない条件付きだ。
購入の際はある程度の手間を覚悟しておかなければならない。
エアドッグのラインナップ

エアドッグのラインナップは4つのモデルからなる。基本的な機能は共通しているが、モデルによって対応する空間の広さが違う。
使用する部屋の広さや置き場所の余裕を見て、自分に合ったエアドッグを選んでほしい。それでは各モデルを詳しく解説しよう。
Airdog Mini
Airdog Miniはエアドッグのラインナップの中で最も小型の空気清浄機だ。
部屋全体の空気を綺麗にするというより、自分の身の回りの空気を綺麗にすることに特化している。
サイズは500mlのペットボトルほどで、備え置きではなく、外出時に使用することを想定したデザインと言えるだろう。
大型のミニバンの車内を約12分で清浄できる性能を持ち合わせ、小型空気清浄機としては非常に優秀だ。
今は多くの人が感染症やウィルスに敏感な時代。自分の身は自分で守らなければならない。移動中の車内や外食時、少人数のミーティング等、さまざまなシチュエーションでAirdog
Miniは役に立つだろう。
外出することが多い方は是非検討してほしい。
Airdog X3s
Airdog X3sは自宅での使用に適したコンパクトモデルの空気清浄機。
少人数で利用する部屋や寝室、子供部屋等、31畳までの部屋に対応している。ウィルスが蔓延している現代、せめて自宅だけは可能な限り安全な場所にしたいものだ。
Airdog X3sは空気の汚れ具合を色と数値で表してくれるセンサーや、床照射型のライトを搭載。一目で部屋の空気状況が確認できる。
自宅使用に最も適した一台、初めての空気清浄機としても不足ない性能だ。
Airdog X5s
Airdog X3sの発展形、Airdog X5s。
Airdog X3sに備わっていた基本的な機能や性能をそのままに、サイズを大きくして清浄力を向上させたモデルがAirdog X5sである。
Airdog X5sは30分で42畳分の空気を綺麗にする清浄力を備え、非常にパワフルだ。自宅使用であれば複数の部屋を同時に綺麗にすることも可能。
アパートやマンションで使用するには少々オーバーパワーではあるが、一戸建てに住んでいる方であれば、間違いなく活躍してくれることだろう。
Airdog X8 Pro
エアドッグのラインナップの中で最も強力な空気清浄機、Airdog X8 Pro。
Airdog X8 ProはAirdog X5s同様、基本的な機能や性能はそのままに、サイズを大きくして清浄力を向上させたモデルだ。
サイズを大きくしただけに思えるかもしれないが、実はAirdog X8 Proにしかない機能がある。それはCO2センサーだ。CO2センサーはその名の通り、空間の二酸化炭素の濃度を測る機能。
CO2センサーは換気が望ましいと判断される濃度まで二酸化炭素が上がってしまった場合は、アラームで知らせてくれる。ウィルスが蔓延している現代においては必要不可欠な機能だ。
Airdog X8 Proは30分で139畳分の空気を綺麗にする驚異の清浄力を備え、これ以上ないほどにパワフルなモデルに仕上がっている。大型店舗や医療機関、広いオフィス等での使用に最適な一台と言えるだろう。
まとめ
いかがだっただろうか? 海外メーカーのエアドッグ、馴染みがなかったという方も多かったはずだ。
日本に住んでいる以上、国内メーカーの空気清浄機に意識が向いてしまうのも無理はない。実際、国内メーカーからも優秀な空気清浄機は多く発売されている。
しかし、海外メーカーの空気清浄機も負けてはいない。特にエアドッグは医療機関に採用されている実績からもわかるように、その性能と信頼性は確かなものと言えるだろう。
エアドッグをはじめとした海外メーカーの商品は、国内メーカーとは違った視点で開発されていることが多い。国内メーカーとはまた違った面白味もあるだろう。
空気清浄機はエアドッグだけに限らず、良い物が多く出回っている。是非、自分に合った空気清浄機を見つけて、快適に、清潔に過ごしてほしい。
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