クルマに好きなものを詰め込み、好きな場所へ行く。そんな気兼ねのない冒険が車中泊の醍醐味だ。旅先でのあらゆる体験が人生を豊かにしてくれる。実例を参考にあなたも自由な旅へ──。
(※その他の写真は【関連画像】を参照)
※この記事は2025年12月号に掲載されたものです。
■その時々で違った趣を出す 車中泊のある生活
●山口県/須田さん Instagram/hanazumari19
何の変哲もない商用バンが、乗る人のアイデアや感性によって生まれ変わるのも車中泊の魅力の一つだろう。元々ファミリーキャンプを楽しんでいた須田さんのクルマはDIYで細部にまでこだわって作り上げた部屋のような様相だ。
「考えに考え抜いた内装です。立って悠々と過ごせたり、2段ベットになったり、テーブルや椅子にもなるので食事もできます。このレイアウトパターンの多さがウリです」と須田さん。

クルマをスケルトンにした状態からDIYは始まった。「最初に取り掛かったのは換気扇です。取り付けるために天井に大きな穴を開けるプレッシャーはかなりのものでした」。
内壁には「MORUMORU」という補修剤を使用。コテ塗りのムラを残した白い壁面が、照明で独特な陰影を生む。須田さんはこのクルマでさまざまな場所へ行き、車中泊をする。
「星空が綺麗な山や、夕焼けが綺麗な展望台、美しい川。そういった場所で珈琲を飲んだり、昼寝をしたりして安らぎを感じています」

リフレッシュのため、一人での車中泊が多いというが、このクルマは家族旅行でも大活躍する。
「家族で行った2泊3日の大阪旅行は良い思い出です。家族5人で快適に寝られたことでDIYの苦労が報われました(笑)」
車中泊をすることで、日常生活から離れ、時に特別な時間を家族とともに過ごす。このクルマに須田さんの生き方が現れている。
「クルマそのものが旅や非日常を楽しむのに不可欠な大きな道具です。子どもたちが巣立ったら、海外のバンライファーのように家を手放して移動しながらクルマで生活をすることにも憧れています」
■CAR DETAIL
●いすゞ エルフUT

いすゞが1999年から2002年の間に製造した商用バン。元々2人乗りの貨物車だったが内装を自作して6人乗りキャンピングカーに仕上げた。
■DIY POINT
●マックスファン
自らクルマの天井に穴を開け、取り付けた本格的な換気扇。

■GOOD ITEM
●ハーティマグ
シングルウォールのカップと厚手のレザー。須田さんの超お気に入り。

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