冬だけじゃない! 通年使える薪ストーブが誕生!
ガレージブランド全盛の昨今、様々なキャンプギアがリリースされているが、なかでも人気を集めているのがミニマムな薪ストーブだ。ここでは今春発売されたA.S.F. OUTDOORの「MAKIng STOVE(メイキング ストーブ)」をピックアップしたい。
「軽量で高火力なギアを」との想いで開発されたこの薪ストーブは、初心者でも手軽に“薪ストの醍醐味”を味わえる注目の一台。
一体型の本体は組み立てが不要かつ、豊富なパーツ(上参照)が付属しており、キャンプ場に着いてバッグから出すだけですぐに使える優れものだ。
幅30×縦20×高さ20㎝というコンパクトサイズながら、通販サイトで手に入る薪(約17〜24㎝)が使用可能なのも嬉しい。そして、このMAKIng STOVEのセールスポイントは主に3つ。
まずは作りの丁寧さ。日本規格で設計・製作された各パーツを職人が手作業で丁寧に組み上げ、ありがちなバリなどがなく安心・安全な構造を実現。見た目も艶やかで実に美しい。
さらに大きな空気口を採用したことで大型ストーブ並みのパフォーマンスを実現しているのも特筆すべき点である(前面・側面・底面3方向から空気が入る仕様で二次燃焼が起こるのも嬉しい)。
そして暖を取るだけではなく、料理を愉しめるというのも大きなメリットである。五徳をセットした煙突上にコッヘル、天板上にメスティンが2つ乗るので、この一台があれば暖を取りつつ、同時に複数の料理を作ることができる。
冬限定と思われがちな薪ストーブだが、MAKIng STOVEはオールシーズン活躍する、新しい発想の、まさに“調理器具”である。
MAKIng STOVE(メイキング ストーブ)
◆サイズ(本体):H25.5cm×W21cm×D32cm ◆ガラス:H95cm×W24.5cm ◆定価:3万9800円(税込) ◆カラー :シルバー(ステンレス無塗装へアライン加工) ◆素材:本体/煙突/五徳…ステンレス(SUS201)、ガラス…耐熱ガラス ◆重量(本体):6.6kg ◆付属品:煙突(五徳用)、煙突(連結用28.5cm×2本)、五徳、専用バッグ、のこぎり、耐熱グローブ、防炎シート、灰(火)かき棒、火ばさみ、説明書、手斧、交換用ガラスフレーム、六角レンチ、予備ネジ(2×2本)※煙突の直径6cm、最長1.7m。市販別パーツ取付可能。※商品スペックは2023年3月現在です。詳細については雲鶴堂HPをご参照ください。
薪を割って切ってくべる…。すべての手順が愉しい!
ストーブトップで一度に複数の料理を作れる! まさに調理器具と呼ぶべき薪ストーブ
「僕は一年中たくさんのキャンプ飯を作る。だけどバーナーや焚き火で作ることがメインで、薪ストーブでという発想はなかったね」と語るのは、快適生活研究家・田中ケンさん。
そんなアウトドア業界のパイオニア的存在であるケンさんが今日「MAKIng STOVE」で作るのは、チリビーンズとチキンのハニーマスタードソース、ラムチョップのグリルの3品。
「まず仕込みは高火力な煙突の五徳で、煮込みは天板の角が使いやすい。煙突でひとつの料理を作りながら、天板では別の料理が完成する。さらにミニテッパンを使えば3品目(ラムチョップ)も焼けちゃう。これはソロバーナーではあり得ないことだね。しかもこの薪ストーブ、かなり高火力だなと思ったら二次燃焼してるね。これはすごい」と感心しきり。
「シンプルで丁寧な作りも、抜群の使い勝手もいい。一度チェアに座ったら料理を作ってガラス窓越しの炎を眺めて過ごす。時間を忘れてキャンプが愉しめる、最高の薪ストーブだね」。
暖を取り、調理できる薪ストーブ。時間を有効活用し、キャンプ料理も楽しみたい欲張りキャンパーには最適な一台だ。ケンさんが作ったのはチリビーンズ、チキンのハニーマスタードソース、さらにラムチョップグリル。「ソロバーナーだと一度に料理できないけど、これなら同時にサクサク作れるね。こんなに楽な調理器具はないよね」。
後片付けも実に簡単
付属の灰かき棒を使って熾き火を壊し、下部の灰トレイに落として終了。さらに落ち切らない薪は火ばさみで拾うだけ。
Amazonで取り扱い開始!
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【世界から楽しいを日本へ】
ひとつの「商品」からたくさんの「幸せ」をお届けできるように…そんな想いで商品開発〜製造を行う。現在、代表の劉さんを中心に様々な商品を独自ルートで日本に展開中。薪ストーブをきっかけに、いままでなかったアウトドアドアギアを多数展開予定。
薪ストーブ「MAKIng STOVE」情報は下記リンク(雲鶴堂HP)内のアウトドアカテゴリから!
雲鶴堂HP
photo/Athushi Sekino model/Ken Tanaka
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