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made in JAPAN モノのカタチ 日本編
眺めるだけでも楽しい古道具。大切に使われてきた日本製の古道具たちをご紹介。新品にはない味わいと使い込まれた質感が美しい。古道具からインテリアのアイデアを膨らませよう。
【デスクライト】
電器店で職人が使っていた戦前のデスクライト。カサはアルミ、台座はアンチモニー製。
【片口】
昭和初期に一般家庭で使用されていたアルミ製の片口。使い込まれた質感が味わい深い。
【ハエ取り器】
大正~昭和初期頃に使われていたガラス製のハエ取り器。部屋の飾りやフラワーベース、金魚鉢などに。
【軟膏入れ】
戦前に病院で使われていた軟膏入れ。陶器の滑らかな質感とシンプルモダンなフォルムが魅力的。
【栓抜き】
戦時中に作られたキリンビールのロゴ入り栓抜き。金物類は軍需資材として供出されたため、陶器で代用されていた。
【じょうご】
蜂の巣状に穴のあいた濾過用のじょうご。陶器製で昭和初期のもの。一輪挿しなどにも使えそう。
【タバコ入れガラス瓶】
タバコ入れとして使われていた蓋付きのガラス瓶。大正~昭和初期のもの。小物入れやキッチンツールに。
【水筒】
軍隊用の水筒。アルミ製なので、軽くて持ち運びに便利。カバーを外せば直火にも対応できる。
【櫛洗い】
清楚な絵柄の藍九谷。江戸時代初期のもので、当時は中に水を入れ、つげ櫛を洗っていた。
【水指】
ヤカンのようにも見えるが、実は茶道で使われる銅製の水指。蓋のつまみや注ぎ口に繊細さが漂う。
【蕎麦猪口】
スズ製の蕎麦猪口。幕末~明治期のもので、独特の光沢と質感が楽しめる。
【かき氷器】
昭和初期の手動式かき氷器。表面には波や鯉の図柄が大胆に描かれている。
※2010年取材
TEXT/Kimiko Honma PHOTO/Ryuma Nobe 撮影協力/イワノ古道具店、桜花園