34989ストリートアートの新しい可能性を発信する 気鋭の美術作家・大山エンリコイサムの最新個展「夜光雲」開催中!        

ストリートアートの新しい可能性を発信する 気鋭の美術作家・大山エンリコイサムの最新個展「夜光雲」開催中!        

男の隠れ家編集部
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ニューヨークを拠点に活躍する気鋭の作家・大山エンリコイサムの個展「夜光雲」が神奈川県民ホールギャラリーで12月14日(月)~2021年1月23日(土)まで開催される。「夜光雲」をテーマに、平面・立体・サウンド・インスタレーションなど特徴ある空間を生かした過去最大級の作品を展示している。
目次

エアゾロル塗料による“エアロゾル・ライティング”は、ニューヨークで生まれたストリートの表現だ。大山エンリコイサムは、このエアロゾル・ライティングから文字や色彩を取り除き、描線のみを抽出したモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」という技法を使って、壁画やペインティング作品を発表している。

2019年に日本の美術館で初となる個展「Kairosphere」をポーラ美術館で、同年、中村キース・へリング美術館で個展「VIRAL」を開催するなど、これまで現代美術において常に注目を浴び続けてきた。

12月14日(月)〜2021年1月23日(土)まで神奈川県民ホールギャラリーで開催している「大山エンリコイサム展 夜光雲」では、平面・立体・サウンド・インスタレーションなど、県内最大規模5室1300平米の広大で特徴ある空間を活用した過去最大級の大山作品を展開している。

本展のタイトルである「夜光雲」。ここでいう「雲」はエアロゾルに値する。雲全体は変形自由な形をとりながらも、星座のように点をつなぐイメージとしての名前を持つことはない。雲は水蒸気がつながっては離れ、半固形の形が変容するもの。

「——ソフトな水蒸気の膨らみからシャープな氷片が生成され、夜空=宇宙に青白く光る。エアロゾル塗料のぼけたエッジから、ソリッドで立体的なクイックターン・ストラクチャーが浮き上がるようだ——展覧会図録『大山エンリコイサム 夜光雲』より」

この機会に大山エンリコイサムがエアロゾルによって生み出した夜光雲の「光」と、独特なその世界観を体感しておきたい。

Enrico Isamu Oyama, FFIGURATI #175, 2017
Acrylic aerosol paint, sumi ink and graphite on unstretched canvas
(H)304.8cm x (W)243.8cm
Artwork © Enrico Isamu Oyama
Photo © tokyomodernstyle

大山エンリコイサム展 夜光雲

会期:2020年12月14日(月)~2021年1月23日(土)
会場:神奈川県民ホールギャラリー
住所:神奈川県横浜市中区山下町3-1
電話:045-662-5901
時間:11:00-18:00(入場は閉場の30分前まで)
休場日:12月17日(木)、24日(木)、28日(月)、年末年始〔2020年12月30日(水)~2021年1月4日(月)〕、2021年1月7日(木)
料金:一般800円/学生・65歳以上500円/高校生以下無料
アクセス:みなとみらい線「日本大通り駅」より徒歩約8分
公式サイト:yakouun.net/

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