54237これってアリ? マンネリになりがちな鍋の具材と味付けをひと工夫

これってアリ? マンネリになりがちな鍋の具材と味付けをひと工夫

男の隠れ家編集部
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鍋は簡単で美味しい。食べれば体も温まるので、これからまだまだ食卓に上がる機会は多い。しかし、美味しいとはいえ、家庭でつくる鍋は定番の味付けになりがち。

たまには違った具材を使ってみたり、ふだんは挑戦しない味付けにしたりするだけで、いつもの鍋もひと味違ったものになるはずだ。ここでは、この冬のおすすめの鍋の具材と味付けを紹介する。

●食材で広がる鍋のバラエティ

さまざまな具材を煮込むことで、それぞれのダシや旨味がしみ出てくるのが鍋の醍醐味。いつもの鍋をより美味しくするためにも、おすすめの具材をピックアップする。

野菜

鍋といえば、たくさんの野菜を無理なく食べられるのがメリット。不足しがちな野菜も煮込んでしまえば食べやすいし、お腹も満たされる。鍋に使う野菜といえば白菜とネギが代表的だが、その他にもおすすめの野菜がある。

【大根】

さまざまな切り方ができるが、鍋の場合はピーラーやスライサーなどで薄切りにして、豚肉と一緒にさっと煮るのがおすすめ。少し手間だが、一本を丸々大根おろしにして「みぞれ鍋」にするのも良い。

【レタス】

意外に合うのが「レタス」。すぐ火が通るので、鍋の温度をあまり下げないのもメリットといえる。柔らかな食感ながら食物繊維が豊富で、脂っこい肉とも好相性。

【ゴボウ】

ぜひ取り入れたいのが「ゴボウ」。ささがきのほか、ピーラーで薄く長めにスライスするのもおすすめ。風味が豊かなので、肉と合わせると美味しい。煮込むとダシが出るので、いつもの鍋もひと味変わった美味しさになる。

【春菊】

香りのある野菜なので好き嫌いが分かれるところだが、好きな人には欠かせない野菜。春の菊とは書くが、旬は冬だ。独特のほんのりとした苦味と、さわやかな香りがアクセントになる。

【ジャガイモ】

煮物や味噌汁の定番の具材だけあって、鍋に入れる人はあまり多くないかもしれないが、煮込むとホクホクとして旨い。男爵も良いが、メークインなら煮崩れしにくい。

肉・魚介類

野菜だけでなく、肉や魚を入れることで良いダシが出て、鍋の味わいに深みが出る。たんぱく質も豊富なのでぜひ使いたい食材だ。

【肉類】

一般的には、鍋には豚肉か鶏肉を使うケースがほとんどではないだろうか。豚肉は、バラ肉を使うのかロースを使うのかによって味わいは異なる。味が濃い鍋の場合はバラ肉、薄味ならロースをチョイスしよう。

煮込むことを考えると、鶏肉の場合はもも肉がおすすめだが、胸肉でも良い。胸肉は煮込むと固くなるので、そぎ切りにするなど切り方を工夫するのもひとつの手だ。

他にも、手羽先や手羽元も煮込むと美味しいし、鶏つくねなら、自家製がおすすめ。まぜる具材を工夫すればアクセントになる。

【魚介】

タラをはじめとした白身魚が定番だが、エビを入れるのもおすすめ。エビのダシがスープにしみ出るので、締めまで美味しく味わうことができる。

イワシやアジのツミレも良いダシがでるし、味噌ベースの場合には生鮭が合う。赤身は使わないことが多いが、旬のネギと一緒にマグロの切り身を煮込む「ねぎま鍋」はぜひ挑戦したい。

▷その他

その他の食材でいえば、きのこや豆腐、しらたきなどが挙げられる。キノコは定番のシイタケやエノキダケはもちろんだが、変わり種にはエリンギがおすすめだ。

豆腐も、焼き豆腐にしてみると風味が異なるので、ひと味違った美味しさになるはずだ。この他、ソーセージを入れても良い。切れ目を入れずに、煮込んだソーセージの食感を楽しみたい。

●定番以外でおすすめの鍋

昆布をはじめとするダシを使った鍋も良いが、最近では少し変わった鍋も登場している。

豆乳鍋

スープが白濁している鍋となると、多少抵抗を感じる人もいるかもしれない。しかし、豆乳は大豆を原料としているので、ダシを使えば非常にまろやかでコクのある鍋に仕上がる。豆乳鍋の素もあるが、市販の豆乳に白だしを入れれば手軽に作ることができる。

肉類はもちろん、魚介を入れても美味しい。味噌を少し加えるとコクが出るのでおすすめ。

カレー鍋

万能なカレーは、鍋でもいける。カレー鍋の素もあるが、市販のルーとつゆで作ることができる。ジャガイモのほか、油揚げを入れても旨い。締めにうどんを入れて、カレーうどんにするのも良いだろう。

レモン鍋

聞いたことはあるが食べてみたことはない鍋のひとつではないだろうか。レモン鍋の場合、市販のレモン鍋の素を購入すると整った美味しさの鍋を味わえる。

しかし、レモンの調味料とダシ、鶏ガラスープなどを使えば、自宅でもレモン鍋を作ることができる。レモンの表面をよく洗い、スライスした生のレモン入れるのもおすすめ。さわやかな味わいがクセになるはずだ。

●さまざまな地域から取り寄せるのもアリ

ふだんとは違った鍋を楽しみたい場合、地域の特色がある鍋の素を取り寄せるのもおすすめだ。

例えば、広島の土手鍋や福岡のもつ鍋、青森の地鶏鍋や秋田のしょっつる鍋だ。こうした鍋は、その地方でしか味わえない具材や調味料を使ったものが少なくない。味わいに特徴があるので、まるでその地域に行ったかのような雰囲気に浸れるのも魅力といえる。

おすすめの鍋は何か、周りに聞いてみるのも面白い。もしかすると、「うちでは定番だけど」という具材や味付けが、よそでは「ありえない」なんてこともあるかもしれない。

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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

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