66526ビジネスマンなら見るべき! アメリカを席巻したスタートアップ企業の成長と没落を描いた衝撃の話題作

ビジネスマンなら見るべき! アメリカを席巻したスタートアップ企業の成長と没落を描いた衝撃の話題作

男の隠れ家編集部
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NetflixやPrime Video、U-NEXTなどのストリーミングサービスで、年間100本を越える映画やテレビシリーズを観る、海外テレビウォッチャーのキャサリンさんに「隠れ家でこっそり鑑賞したい超過激な作品」を毎月2つオススメしてもらう連載。

第11回は、スタートアップ企業の成長を描いた実話2作品をご紹介!

過去の紹介記事はこちら

■ユニコーン企業の成長神話は、やはり幻なのか!?『WeCrashed~スタートアップ狂騒曲~』

ジャレッドとアンが魅せる、輝かしくも常識外れな夫婦像から目が離せない!
画像提供Apple TV+
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ソフトバンクが出資したことで、日本でもよく知られることとなったスタートアップ企業「WeWork」。10年かからずに470億ドルの価値を持つユニコーン企業に急成長し、世界で注目されるも、1年足らずで400億ドルの損失を出してしまう。その栄枯盛衰を描いたドラマが早速登場! つい最近の出来事を熱が冷めやらぬうちに実写化するスピード感は、さすがアメリカ。

「WeWork」創業者のアダム・ニューマンを演じるのは、アカデミー賞俳優のジャレッド・レト。異常なまでに役に入り込むことで知られるジャレッドが、今回も完コピに近い演技で熱演する。本作撮影の前は、映画『ハウス・オブ・グッチ』でイタリア人を演じていたというから、その振り幅には恐れ入るばかりだ。

アダムの妻を演じるアン・ハサウェイもさすがの演技で、ちょっとネジが外れた夫婦ながら人間臭さも絶妙に漂わせ、ついつい見入ってしまう。物語の結末は、報道された通りアダム・ニューマンの解任へと進むわけだが、それがどのようにして起きたのか丁寧な描写が光る一作。出資者の孫正義も出てくるので注目だ。

~ひとりで楽しむ男の隠れ家ポイント~
会社経営者はもちろんのこと、会社員目線からしても、ビジネスの成長と衰退に向き合うと胃がキリキリと痛む。他人事だからこその面白さをぜひ、楽しんでみては。

■秀才若手女性起業家が詐欺師に転落する実話を実写化『ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女』

エリザベスを演じる、アマンダ・セイフライドの熱演も必見!
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女性版スティーブ・ジョブズと言われ、2015年にはアメリカ『Forbs』誌の女性長者番付で1位を獲得したエリザベス・ホームズが引き起こした、世紀の詐欺事件をドラマ化。多くの企業がその先進性に惚れ込み出資をしたものの、『ウォール・ストリート・ジャーナル』誌によって重大な欠陥が浮き彫りになり、一転若手女性起業家は詐欺師として転落してしまう。

本作では、スタンフォード大学に入るほどの秀才だった彼女が、如何にしてシリコンバレーに血液検査ベンチャー企業セラノス社を創設し、成長させてきたのかを描く。あまり語られることのなかった幼少期も描くことで、彼女のパーソナリティも深堀していく。

エリザベスを演じるのは、人気女優のアマンダ・セイフライド。本人に似ているわけではないのだが、その熱演ぶりに本人と錯覚してしまうような強さがある。起業して成功させるほどの執着心、人としての脆さや危なっかしさなど、(詐欺とはいえ)一時代を築いた彼女の人生の一部が垣間見える魅力的な作品に仕上がっている。

~ひとりで楽しむ男の隠れ家ポイント~
今となっては「そんなことあるの?」と耳を疑うような話。でも、作品を見ていると、詐欺はどこにでも転がっているのかもしれないと思わせられる。

【キャサリン】
Netflix、Amazonプライムビデオ等のストリーミングサービスで最新作を追いかける海外テレビシリーズウォッチャー。webメディア・雑誌などで執筆。

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