■エアガンをカスタムする作業部屋兼保管庫
レゴさん/東京都

3階まで階段を上りきった先にあるのは屋根裏部屋。屋根の傾斜がまさに秘密基地の雰囲気を醸し出している。照明器具が照らすのは、重厚なエアガンの数々。この部屋の主であるレゴさんはサバイバルゲーム愛好者だ。
レゴさんの幼少時代は、ちょうど映画『ランボー』に『コマンドー』が流行った頃。重火器を操るタフな主人公に憧れたという。
進学、就職後は多忙で一時はエアガンから退いたものの、数年前より再燃。現在はメンバー数60人を数えるサバイバルゲーム小隊で副隊長を務めている。千葉をフィールドとしたゲームは月1回、季節ごとの装備で銃を操る。

手作りガンラック。


ヘルメットの上から無線機能を装備してフィールドへ!

アメリカのバレットM82をモデルにしたエアガン。レゴさん自身のカスタムでゲームに備える。

迷彩服は春夏秋冬、フィールドに合わせてセレクト。ハンガー兼照明から吊るし、全体のイメージをチェックする。

ザック類も衣装に合わせて迷彩柄を。
「エアガンは数十挺ありますが、新製品や復刻版が出るたびに欲しくなります」とレゴさん。
増える一方の銃の整理を兼ね、屋根裏の物置部屋を改装したのは2年前。ガス管を鋼鉄の色合いにペイントし、暖色系の照明を合わせ、壁には既製品の壁掛けをペイントしてガンラックに改装。
理想の部屋は「インダストリアルな雰囲気を持たせつつ、木材を合わせて無骨さと居心地の良さを両立した部屋です」と語るレゴさん。

市販の壁掛けに塗装を施してガンラックに。

新調したばかりのサロモンの靴。
レゴさんにとって、秘密基地は武器庫であり、仲間の隊員たちとの作戦会議の場であり、銃をカスタムする作業場でもある。
仕事と夕食を終えたレゴさんは、ひとり屋根裏へ向かう。整然と飾り立てられたエアガンを愛でながら、愛飲のウイスキー・ジムビームを注いだグラスを傾け、静かに銃を磨き上げる。これがレゴさんにとって最高のひと時なのだ。
■PICK UP
ガス管に錆色の塗装を施し、工事現場用の照明を高さ2mの位置に取り付けたハンガー兼照明。ここで衣装確認ができる。

【ROOM DATA】
広さ/24㎡
使用年数/2年
趣味/サバイバルゲーム、お酒
Twitter ID/xxxlegoxxx
文/角田陽一 撮影/遠藤 純
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