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嬉野茶は、日本茶では珍しい、丸みを帯びた茶葉が特徴。強い香りや旨みが急須の中でゆっくりと抽出されていくため、注ぐたびに違った味や香り、旨みを堪能できる。2019年には「第73回全国茶品評会」の釜炒り茶部門において、嬉野市の生産者が「農林水産大臣賞」を受賞したほか、成績上位の市町村に送られる「産地賞1位」、蒸し製玉緑茶部門の「産地賞2位」を受賞するなど、その品質も折り紙付きだ。
その嬉野茶は、茶葉を高温の蒸気で蒸して冷却し、風をあてながら揉み込み、乾燥させるという製造工程を経て円熟した味を完成させる。これが、サウナの入浴法「サウナ、水風呂、外気浴」に通じるものがあることから着想を得て、今回のイベントが実現。全国のサウナ施設6,800件以上の情報を網羅するサウナ専用の検索サイト「サウナイキタイ」とタッグを組み、全く新しいサウナイベントが誕生した。
現時点での情報は、イベントの開催決定情報のみ。詳細内容は謎に包まれているが、フィンランドのサウナといえば、森で取れた薪を焚べて白樺の葉(ヴィヒタ)で身体を叩き、湖に飛び込んだ後、外気浴で風を感じるという“ととのう”ための一連の儀式があり、これに日本茶がどうからんでくるかを想像するだけでイベントへの期待値が高まってくる。
お茶×サウナがどのような化学反応を生み出すか、詳しくは続報を待ちたい。