古代、本州で大和王朝が成立するなかで、北海道や東北地方では独自の歴史や文化が花開いていた。アイヌ文化へと至る道はとても複雑であり、北海道=アイヌと安易に捉えることはできない。実際は北海道を中心とした海洋地域に多くの人々が複雑に入り混じっていたのだ。平山裕人氏による巻頭言『「北の文化」の鳥瞰図』では、そうした日本列島におけるもうひとつの視点をわかりやすく紹介しているのを始め、遥かな北の大地の歴史を、実際の遺跡の出土品などのビジュアルと共に丁寧に紐解く1冊となっている。

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時空旅人Vol.56「アイヌと北の縄文」5月26日発売

|Featured Story|

【巻頭特集】今年、北海道白老町にウポポイ(民族共生象徴空間)がオープン予定。日本初の先住民族アイヌをテーマにした国立博物館が目指すものとは?

【第1特集】北の大地とアイヌの歴史

2万5000年前にはマンモスや黒曜石を求めて、多くの人々が大陸と陸続きだった北海道へやってきたと言われる。縄文時代には北海唯一の国宝である「中空土偶」が作られた豊かな社会を形成していった。

本州が弥生時代へ移行していくと、北海道は風土に適した暮らしを選び、独自の「続縄文文化」へ進んでいく。その後はオホーツク文化、アイヌ文化など様々な文化が対立、融和を繰り返し、今に続く伝統を引き継いでいる……。

そのほか
イラストとアイヌ語で感じる伝統的なアイヌの暮らし
アイヌ語が誘う文化の森
アイヌの伝承が息づく集落 二風谷
アイヌ語学者知里真志保についてのコラム etc

解りやすいイラストや美しいビジュアルで彩られた特集、識者による寄稿など魅力的なページを多数収録。アイヌや古代史に興味のある方々には必読の書となっている。


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