3844九州の温泉。避暑地に最適な「ぬる湯」宿12選

九州の温泉。避暑地に最適な「ぬる湯」宿12選

男の隠れ家編集部
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夏の暑い時期に九州に行くなら、避暑を兼ねて温泉に浸かってみてはいかがだろうか。この記事では、夏にぴったりな九州での避暑や「ぬる湯」を楽しむことができる温泉宿と温泉を厳選し、それぞれの特徴や泉質、宿の雰囲気やアクセスなどを紹介する。
目次

夏の暑い時期には、「ぬる湯」という普段より低い温度のお湯に浸かると、夏バテ対策に効果があるのをご存知だろうか。この記事では、ぬる湯が持つ効果や魅力をはじめ、温泉が豊富に存在する九州に焦点を当てて、ぬる湯を楽しむことのできる温泉宿および温泉を紹介していく。

温泉天国。九州の温泉の魅力

九州は博多ラーメンや明太子などのグルメ、桜島をはじめとした豊かな自然など、観光地として人気だ。そんな九州、実は日本でも有数の温泉地であり、「温泉天国」とも呼ばれているのをご存知だろうか。

なんと国内にある温泉のうち38%もの源泉が九州に点在しているのがその所以だ。湧出量日本一の「別府温泉」、砂をかぶるユニークな「指宿温泉」など、バラエティ豊かな温泉が人々を楽しませてくれる。

そんな温泉天国・九州は、夏の時期の避暑地として選ばれることも多い。避暑といえば、涼しげなアクティビティや森林浴などが真っ先に思い浮かぶことだろう。しかし暑い夏だからこそ、あえて温泉に浸かるという楽しみもあるのだ。

ただでさえ暑いのに、温泉なんか浸かっていられないと思う方もいるかもしれない。しかし温泉には「冷泉(主に25℃未満)」や「ぬる湯(主に25℃以上38℃未満)」など、源泉自体の温度が低めのものがある。これらの湯は夏の時期でも入りやすいだけでなく、疲労回復やストレスの解消に効果があるといわれている。

冷泉は、温かいお湯と交互に入ることで血流を促進して体内の疲労物質を流し出してくれる。またぬる湯は副交感神経を刺激してリラックスさせてくれるのだ。つまり冷泉やぬる湯は、いわゆる「夏バテ」に効果的なのである。そこで今回は、九州にあるおすすめの冷泉・ぬる湯宿を紹介していく。

夏。九州名湯を「ぬる湯」で楽しめる温泉宿

九州にはさまざまな名湯があるが、今回はとくに有名なぬる湯宿を厳選して紹介する。九州のぬる湯宿の魅力はどこにあるのだろうか。

鶴霊泉|佐賀県佐賀市・古湯温泉

佐賀県佐賀市、街の中心部から車で40分ほど外れたところにある「古湯温泉」。源泉周辺には風情豊かな温泉街が広がり、14軒の温泉宿が点在している。

そのなかの1つ「鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉(かくれいせん)」は、嘉瀬川のほとりに静かに佇んでいる。館内はモダンな雰囲気が広がり、源泉かけ流しの温泉に浸かることができる。

おすすめはやはり、36℃のアルカリ性単純泉のぬる湯だ。こちらのぬる湯は、底が砂場になっている。砂の下は湯が湧き出す岩盤となっているため、空気に触れることなく本当の源泉を楽しめるのが特徴。このような天然砂場のぬる湯は九州でも稀有な存在だ。

こちらの温泉、実は一度天災によって埋没してしまったことがある。しかし約400年前、足を痛めた鶴が岩場の水辺で傷を癒したことがきっかけで、その水が温泉へとよみがえったといわれている。「鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉(かくれいせん)」という旅館の名前は、この物語に由来しているのだ。

そんな鶴霊泉(かくれいせん)は、JR「佐賀駅」よりバスで約50分、車なら長崎自動車道「佐賀大和IC」より約25分のところにある。

【店舗情報】
鶴霊泉
佐賀県佐賀市富士町古湯875
電話:0952-58-2021
カード:使用可 
客室:10室
チェックイン・アウト:15:00・10:00
風呂:男女別内湯各1、貸切風呂2
泉質:アルカリ性単純泉
駐車場:30台
アクセス:(電車)JR「佐賀駅」よりバスで約50分。(車)長崎自動車道「佐賀大和IC」より約25分

大和屋|佐賀県佐賀市・古湯温泉

同じく古湯温泉の温泉宿をもう1つ紹介しよう。「大和屋」は、JR「佐賀駅」よりバスで約45分、車なら長崎自動車道「佐賀大和IC」より約10分のところにある、明治35年(1902)に創業した老舗の温泉宿だ。

こちらの宿では、日本庭園のような露天風呂と、直径約180cmの貸切酒樽風呂で古湯温泉を楽しめる。もちろん両方とも源泉のぬる湯となっており、とくに貸切の酒樽風呂は、身体にフィットするサイズでのんびりと湯浴みができると人気を博している。

竹から流れる源泉は、そのまま飲泉もできる。客室はフローリングにベッド、ソファーとモダンな洋室になっていて過ごしやすい。火・木・土曜日には焼酎をはじめとした地酒が飲めるバーがオープンするので、冷酒を飲みながら夏の宵を過ごしてみるのも一興だ。

【店舗情報】
大和屋
佐賀県佐賀市富士町古湯860
電話:0952-58-2101
カード:使用可 
客室:10室 
チェックイン・アウト/15:00・10:00 
風呂:男女別内湯各2、男女別露天風呂1、貸切露天風呂3 
泉質:弱アルカリ性単純泉 
駐車場:15台 
アクセス:(電車)JR「佐賀駅」よりバスで約45分。(車)長崎自動車道「佐賀大和IC」より約10分

ひぜんや|熊本県小国町・杖立温泉

熊本県と大分県の県境に位置する「杖立温泉」。約1800年前に開湯したという歴史あるこちらの温泉はpH8.5以上あるアルカリ性単純温泉で無色透明湯だ。古くから「九州の奥座敷」として多くの人に親しまれてきた。

温泉街には昭和の雰囲気が残る「背戸屋(せどや)」と呼ばれる路地裏があり、温泉とともに路地裏散策をするのが杖立温泉の名物となっている。

そんな温泉街の奥に佇むのが、杖立温泉随一の規模を誇る旅館「ひぜんや」。こちらの建物は、ちょうど熊本県と大分県の県境に位置しており、館内には実際の県境標識も置いてあるのが面白い。

またこちらに宿泊すると、併設の温泉施設「吉祥の湯」にバスで送迎してもらえる。吉祥の湯では、岩風呂、桶風呂、木風呂、溶岩風呂など大小含め5種類の露天風呂を楽しめる。なかでも木風呂には、7~8月末日までの限定で27℃の冷泉がかけ流しされる。ひぜんやに宿泊し、尚且つ7~8月末日の間だけという特別な冷泉だ。

ひぜんやへは、JR「日田駅」よりバスで約40分、車では大分自動車道「九重IC」より約40分だ。

【店舗情報】
ひぜんや
熊本県阿蘇郡小国町大字下城4223
電話:0967-48-0141
カード:使用可 
客室:143室
チェックイン・アウト:5:00・10:00
風呂:男女大浴場2、館内露天風呂男女各2、男女別湯処露天風呂り風呂6
泉質:単純温泉
駐車場:150台
アクセス:(電車)JR「日田駅」よりバスで約40分。(車)大分自動車道「九重IC」より約40分

寒の地獄旅館|大分県九重町・寒の地獄温泉

九重九湯と呼ばれる名湯の1つ「寒の地獄温泉」。名前から想像できた方もいるかもしれないが、こちらの温泉は冷たさが売りの冷泉だ。

源泉の温度はなんと13~14℃。真夏とはいえ、この冷たさの冷泉に浸かるのには、なかなかの忍耐力がいる。そんな冷泉に入れるのが、JR「豊後中村駅」よりバスで約50分、車では大分自動車道「九重IC」より約25分のところにある「寒の地獄旅館」だ。

こちらでは、7~9月限定で冷泉大浴場を開いている。脇に手を挟み、一気に首まで浸かるのが入浴のポイント。しばらくして寒さを感じたら、浴槽から出て隣の暖房室で暖まろう。これを数回繰り返すことで代謝が上がるため、スポーツ選手のアイシングに使われることもあるのだとか。

入浴中ピリピリと感じるのは、単純硫黄泉の成分によるもの。冷泉から出た後、身体を拭かずに暖を取ることで、この成分を”あぶり込ませる”のがこの旅館特有の入浴方法なのだ。

身体を冷やし、代謝もアップする期間限定の冷泉。一度挑戦してみるのも楽しいのではないだろうか。

【店舗情報】
寒の地獄旅館
大分県玖珠郡九重町田野257
電話:0973-79-2124
カード:不可 
客室:11室
チェックイン・アウト:15:00・10:00
風呂:内湯男女別各1、冷泉2、貸切風呂3
泉質:単純硫黄泉
駐車場:30台
アクセス:(電車)JR「豊後中村駅」よりバスで約50分。(車)大分自動車道「九重IC」より約25分

万象の湯|大分県竹田市・長湯温泉

ぬる湯と冷泉、どちらも楽しみたい方におすすめしたいのが、大分県竹田市にある温泉宿「万象の湯」だ。

万象の湯では、俳人・山頭火が名湯と称した炭酸水素塩泉「長湯温泉」に入ることができる。こちらの旅館は、約36~39℃のぬる湯と約20~25℃の冷泉の2つを用意しているのが特徴だ。

ぬる湯は目の前に芹川や田園風景が広がる半露天風呂、冷泉は鉄分が豊富な炭酸風呂となっている。とくに冷泉は、夏の暑さやけだるさを吹き飛ばすにはぴったりだろう。

湯浴み後はバイキング形式の夕食で、美味しい料理をお腹いっぱい食べられる。万象の湯はJR「豊後竹田駅」よりバスで約45分、車では大分自動車道「湯布院IC」より約40分だ。

【店舗情報】
万象の湯
大分県竹田市直入町長湯3264-1
電話:0974-75-3331
カード:使用不可 
客室:6室 
チェックイン・アウト:16:00・10:00 
風呂:男女別内湯各2、男女別露天風呂1、露天付き貸切風呂3~ 
泉質:炭酸水素塩泉 
駐車場:40台 
アクセス:(電車)JR「豊後竹田駅」よりバスで約45分。(車)大分自動車道「湯布院IC」より約40分

風の郷|大分県杵築市・山香温泉

JR「中山香駅」より車で約50分(送迎可)、車では東九州自動車道「大分農業文化公園IC」より約30分のところにある、見晴らしのいい高台に作られた温泉宿「風の郷」。こちらの温泉宿では、大分県の中でなか知る人ぞ知る名湯「山香温泉」を楽しむことができる。

泉質は炭酸水素塩泉、源泉かけ流しで約30~33℃と低めのぬる湯になっている。階段を上って入る「桶風呂」は、塩分が強いため湯の色は茶褐色に染まり、保湿作用が強いのが特徴だ。

また約38℃の開放的な露天風呂も用意されており、桶風呂を楽しんだらこちらでゆっくりとリラックスするのがおすすめである。旅館の名前にも使われているように、爽やかな風の音を楽しみながら、優雅な夏のひとときを過ごそう。

【店舗情報】
風の郷
大分県杵築市山香町倉成3003
電話:0977-75-1126
カード:使用可 
客室:12室 チェックイン・アウト:15:00・10:00 
風呂:男女別内湯各1、男女別露天風呂1 泉質/炭酸水素塩泉 
駐車場:70台 
アクセス:(電車)JR「中山香駅」より車で約50分(送迎可・要予約)。(車)東九州自動車道「大分農業文化公園IC」より約30分

やまびこの湯|佐賀県佐賀市・三瀬温泉

立ち寄り湯として日帰り温泉が楽しめるのが、佐賀県佐賀市にある「三瀬温泉 やまびこの湯」だ。こちらの温泉は、全国でも珍しい100%天然の「ラドン温泉」と呼ばれる温泉で、泉質は単純弱放射能泉、神経痛や関節痛に効能があるといわれている。

平均気温が平地より3℃低いといわれる高原の上にある温泉なので、露天風呂では夏でも清々しい空気を味わいながら入浴することが可能だ。

館内には2つの大浴場と「打たせ湯」「ジェット風呂」「露天風呂」が用意されている。毎週日曜に男女の入れ替えが行われる内風呂にはぬる湯が併設されているので、温冷交互に入浴してのんびりと長湯もできそうだ。

そんなやまびこの湯は、JR「佐賀駅」からバスで50分、長崎自動車道「佐賀大和IC」から車で約30分のところにある。

【店舗情報】
やまびこの湯
佐賀県佐賀市三瀬村藤原3929−2
電話:0952-56-2223 
風呂:大浴場2・露天風呂3・サウナ3(男女週替わりで入替) 
泉質:単純弱放射能泉(低張性アルカリ性冷鉱泉) 
駐車場:230台
アクセス:(電車)JR「佐賀駅」からバスで50分。(車)長崎自動車道「佐賀大和IC」から車で約30分
http://yamabikonoyu.jp/

旅館 湯之元温泉|宮崎県高原町・湯之元温泉

明治35年(1902)に創業、その名の通り、「湯之元温泉」が楽しめる「旅館 湯之元温泉」。こちらの温泉は、高濃度炭酸泉と呼ばれる温泉で、別名「ラムネのお風呂」とも呼ばれる22℃の冷泉である。

高濃度の炭酸冷泉というのは全国的にも珍しく、夏の時期には多くの観光客が訪れる。ひんやりブクブクとした冷泉は、火照った身体をすっきりと冷やしてくれるだろう。水汲み場では飲泉もできる。

こちらの温泉宿はアクセスもよく、JR「高原駅」より車で約10分、車なら宮崎自動車道「高原IC」より約10分のところにある。夏場、気軽に寄れる冷泉として覚えておいて損はないだろう。

【店舗情報】
旅館 湯之元温泉
宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田7535
電話:0984-42-3701
カード:使用可 
客室:11室 
チェックイン・アウト:15:00・10:00 
風呂:男女別内湯各2、男女別露天風呂1 
泉質:高濃度炭酸泉 
駐車場:30台 
アクセス:(電車)JR「高原駅」より車で約10分。(車)宮崎自動車道「高原IC」より約10分

匠の宿|宮崎県高原町・極楽温泉

宮崎県高原町にはもう1つ、含炭酸鉄泉と呼ばれる高濃度の炭酸冷泉に浸かれる温泉宿がある。それがJR「高原駅」より車で約10分、車なら宮崎自動車道「高原IC」より約10分のところにある「匠の宿」だ。

匠の宿自慢の極楽温泉は、神武天皇が誕生した際に諸物を洗われたといわれる川から湧き出た湯を源泉としている。湯といっても、その温度は約19℃の冷泉だ。

冷たい湯に慣れてくると、炭酸泉特有のピリッとした刺激も感じられ、いつもとは違った温泉を楽しめることだろう。リュウマチや神経痛などに効能があるとされている。館内には加温した内湯や露天風呂もあるので、温冷交互浴もできる。

【店舗情報】
匠の宿
宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田7449
電話:0984-42-3326
カード:使用不可 
客室:14室 
チェックイン・アウト:15:00・10:00 
風呂:男女別内湯各2、男女別露天風呂1、貸切露天風呂3 
泉質:含炭酸鉄泉 
駐車場:50台 
アクセス:(電車)JR「高原駅」より車で約10分。(車)宮崎自動車道「高原IC」より約10分

その他、涼を感じる九州の温泉旅館

最後に、ぬる湯はないものの、周りの景色などから涼しさを感じるおすすめの温泉旅館も3つご紹介しよう。

山河|熊本県阿蘇郡南小国町・黒川温泉

森が連なり、筑後川のせせらぎが聞こえる一軒屋の温泉宿「山河」。こちらは、都会の喧騒から離れ、静かでゆったりと過ごしたいときにおすすめの旅館だ。

館内の至るところに緑が生い茂り、まるで自然と共存しているかのよう。そんな森の中になかっそりと佇む宿には、単純硫黄泉とナトリウム塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉という2つの源泉を使用した、7種類の温泉が用意されている。

日帰りでの利用も可能だが、できればゆっくりと心を落ち着けられる宿泊がおすすめだ。山河は、JR「日田駅」よりバスで45分、その後無料送迎、もしくは大分自動車道「日田IC」より約1時間のところにある。

【店舗情報】
山河
熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺6961-1
電話:0967-44-0906 
カード:使用可 
客室数:16室 
チェックイン・アウト:15:00・10:00 
風呂:混浴露天風呂1 女性専用露天風呂1 男女別内湯各1 貸切風呂3 
泉質:単純硫黄泉/ナトリウム塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉
駐車場:30台 
アクセス:(電車)JR「日田駅」よりバスで45分、その後無料送迎。(車)大分自動車道「日田IC」より約1時間
https://www.sanga-ryokan.com/

山荘 天水|大分県日田市・天ケ瀬温泉

蛍が舞うほど水がきれいな合楽川に面し、桜滝を望む静かな宿「山荘 天水」。

JR久大本線「天ヶ瀬駅」よりタクシー10分、九州大分自動車道「天瀬高塚IC」より車で約20~30分という、街から離れた位置にあるこちらの温泉宿は、総面積1万坪を誇る広大な敷地が特徴だ。

ランク付けされた上室な客室は、何度も来たいと思わせるような魅力が満載。温泉ではほのかに硫黄が香る単純泉を、源泉かけ流しで楽しめる。長い階段の先に佇む温泉棟「滝観庵」は、絶景の滝を見ながら入浴できる露天風呂がある。自分の身体や心を涼しくしてくれることだろう。立ち寄りの入浴も可能だ。

【店舗情報】
山荘 天水
大分県日田市天瀬町桜竹601
電話:0973-57-2424 
カード:使用可 
客室数:19室 
チェックイン・アウト:15:00・11:00
風呂:男女別滝見露天風呂各1 男女別露天風呂各1 男女別内湯各2 貸切風呂5 
泉質:単純泉 
駐車場:あり
アクセス:(電車)JR久大本線「天ヶ瀬駅」よりタクシー10分。(車)九州大分自動車道「天瀬高塚IC」より車で約20~30分
https://www.tensui.net/

仙寿の里|鹿児島県霧島市・ラムネ温泉

「仙寿の里」は「ラムネ温泉」と呼ばれる炭酸水素塩泉が自慢の宿である。浸かれば関節痛や慢性皮膚病、疲労回復に、飲めば慢性消化器病、糖尿病、肝臓病に効果があるといわれている。

療養やビオビジネスなど、長期滞在する湯治客も多く、施設内にはまるで自宅のように過ごせる宿泊棟が4つ建てられている。立ち寄り入浴も可能だ。

また散策可能な裏庭では、バーベキューや山菜採りなどが楽しめ、家族で来れば夏の思い出作りなどもできることだろう。仙寿の里へのアクセスはJR肥薩線「霧島温泉駅」もしくは「嘉例川駅」より車で約10分、車なら九州自動車道「横川IC」より約25分だ。

【店舗情報】
仙寿の里
鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3549
電話:0995-54-5859 
カード:―
客室数:8室 
チェックイン・アウト:15:00・10:00
風呂:男女別内湯各1 男女別露天風呂各1 家族湯4
泉質:炭酸水素塩泉 
駐車場:あり 
アクセス:(電車)JR肥薩線「霧島温泉駅」もしくは「嘉例川駅」より車で約10分。(車)九州自動車道「横川IC」より約25分
https://senjunosato-kirisima.com/

ここまで、暑い夏の時期にぴったりな九州の温泉宿を紹介した。ロケーションも規模もさまざまだが、それぞれにユニークな特徴がある。気に入った温泉を見つけて、「ぬる湯」でゆったりとリラックスしてみれば、きっとたくさんの元気をもらえることだろう。

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我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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