3846関東ほか、全国の美しい鍾乳洞25選〜絶景洞窟を探検する〜

関東ほか、全国の美しい鍾乳洞25選〜絶景洞窟を探検する〜

編集部
鍾乳洞は自然の驚異や神秘を感じさせる壮大な洞窟である。ここでは、関東で鍾乳洞が見られるおすすめのスポット15選を紹介する。冒険を楽しみたい好奇心旺盛な男性、絶景をその目で堪能したい方などは、ぜひ参考にしてほしい。
目次

石灰岩と浸食の力によって形成される大自然の産物、鍾乳洞。実は日本でも多く見られ、絶好の観光スポットとなっている。暑い夏の穴場スポットとして洞窟探検をしてみたい方に、ここでは関東含めた全国の美しい鍾乳洞を25通り紹介する。

最後まで読めば、鍾乳洞の魅力を深く理解できた上で、足を運びたくなるスポットが見つかるはずだ。

鍾乳洞とは〜大人の探検スポット〜

大自然が生み出す壮大な空間。思わず男の冒険心がくすぐられる鍾乳洞とは、何によって、どのようにできるものなのだろうか。その形成過程と魅力について説明していこう。

そもそも鍾乳洞とは?

鍾乳洞とは、石灰岩というサンゴなどが堆積してできた堆積岩が地上に隆起し、長い年月をかけて少しずつ空洞化してできた洞窟のことだ。一般的には、自然的にできた地底空間を指す。

太古のロマンを感じさせる鍾乳洞の幻想的な空間は、パワースポットとして全国各地に存在している。なお、石灰岩には天井からつららのように伸びているもの、床から塔のように立っているものなど、さまざまな形状がある。

石灰岩とはどのようなもの

石灰岩は炭酸カルシウムを重量の50%以上含む堆積岩である。

貝殻やサンゴなど石灰質の部位をもつ生物の死骸が押し固められてできた生物堆積岩と、水中から生成された炭酸カルシウムが堆積してできた化学堆積岩の両方が存在する。

石灰岩は波や風などによる機械的な浸食には強いが、酸性の水には溶ける性質をもつ。これが鍾乳洞を作り出す資材である。

鍾乳洞のでき方

雨水は空気中や地中の二酸化炭素を取り込み、酸性となる。その水が石灰岩を溶食して地中に空洞を作り、空洞同士が連結することで鍾乳洞ができあがる。洞窟の天井からにじみ出た水滴は石灰分を溶かし出し、鍾乳石を作り上げる。

鍾乳石にはつらら状のもの、板状の「カーテン」と呼ばれるもの、中心が空洞になった「ストロー」と呼ばれるものなど、様々な種類が存在する。石灰分が床に積み重なった場合は石筍となり、鍾乳石と石筍が繋がると石柱が形成される。

また洞窟内の壁や床には石灰分が結晶化した「フローストーン」が見られることも。石灰岩の風化の度合いや地中に染み込む酸性水の量などによって、鍾乳洞はひとつひとつ固有の特徴をもっている。

鍾乳洞に訪れる際の服装や注意点

鍾乳洞は地中にあり、太陽の影響を受けない環境であるため、年間通してほぼ一定の温度に保たれている。また、風も吹かないような環境なので、四季の温度変化などがほぼない。

深い場所になるにつれてその傾向は強くなり、外気との温度差が顕著になる。そのため、夏や冬に鍾乳洞に訪れる際には注意が必要だ。

夏場で外が暑かったとしても洞窟内は少し冷えるので、半袖半ズボンなど薄着で行くのではなく、何か羽織るものを1枚持参しよう。一方、冬は外よりも洞窟内のほうが暖かくなりやすいため、脱ぎやすいコートやジャケットが推奨される。

また、洞窟内は外に比べて非常に暗く、足元は濡れていて滑りやすい。地形が上下しており、足腰への負担も大きくなるため、可能な限り動きやすい服装をおすすめする。サンダルやヒールを履くと怪我の原因になるので注意しよう。

入場時間にも注意しよう

鍾乳洞は観光地として展開されていることが多く、入場時間が設けられているケースもある。入場時間は鍾乳洞によって異なり、季節に応じて変化することも。

また、乗り物に乗って移動する鍾乳洞の場合、数時間に1度の入場制限が設けられている場合もある。「早めに着いたのに何時間も待たされた」「入場時間を過ぎていて入れなかった」などのケースも考えられることから、事前に訪れる鍾乳洞のスケジュールを確認しておこう。

関東近郊・東北エリアの有名な鍾乳洞10選

ここでは、関東近郊や東北にある鍾乳洞の見どころやアクセス・料金などを紹介する。

  1. 日原鍾乳洞|東京都
  2. 龍泉洞|岩手県
  3. あぶくま洞|福島県
  4. 橋立鍾乳洞|埼玉県
  5. 源三窟|栃木県
  6. 清見が岡鍾乳洞|東京都
  7. 不二洞|群馬県
  8. 尾須沢鍾乳洞|埼玉県
  9. 大岳鍾乳洞|東京都
  10. 三ツ合鍾乳洞|東京都

どれも足を運ぶ価値のある絶好の観光スポットである。それぞれの特徴を理解し、自分好みのスポットを見つけよう。

日原鍾乳洞|東京都

かつては山岳信仰で栄えていたが、今では観光地として親しまれている。弘法大師が修行をしたと言われている《旧洞》と、昭和37年に発見された《新洞》からなり、総延長は1270メートルに及ぶ。観光時間は40分ほど。

洞窟を20分ほど進むと、死者が冥土の旅で最初に乗り越えるという「死出の山」に辿り着く。カラフルにライトアップされた洞窟内は神秘的で幻想的な人気のスポットだ。

アクセスは、公共交通機関を利用する場合はJR「奥多摩駅」よりバスで35分移動し、「日原鍾乳洞」下車。土日祝日は「東日原」下車後、徒歩25分。車の場合は圏央道「青梅IC」「日の出IC」より1時間。入洞料は大人800円ほか。

【店舗情報】

日原鍾乳洞
東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
電話/0428-83-8491
入洞受付時間/8:00~16:30(12~3月は~16:00) 
入洞料/大人800円ほか
アクセス/(電車)JR「奥多摩駅」よりバスで35分「日原鍾乳洞」下車。※土日祝日は「東日原」下車、徒歩25分、(車)圏央道「青梅IC」「日の出IC」より1時間

龍泉洞|岩手県

独自の個性と巨大さを誇る「日本三大鍾乳洞」のひとつ。

龍泉洞は洞内にすむコウモリと共に国の天然記念物に指定されている。“ドラゴンブルー”と呼ばれる地底湖はその透き通るような青さと幻想的な美しさで知られる。

雨が降らず水量が安定している冬は特に、地底湖の透明感を堪能できるという。またひときわ開けた空間「月宮殿」は5色のLEDで色とりどりにライトアップされており、見どころのひとつだ。

総延長は5キロメートル以上で、観光時間は1時間程度。アクセスは、公共交通機関を利用する場合はJR「盛岡駅」よりバスで約2時間10分、車で行く場合はJR山田線「宮古駅」より1時間。入洞料は大人1000円ほか。

【店舗情報】

龍泉洞
岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1-1
電話/0194-22-2566(龍泉洞事務所)
入洞受付時間/8:30~17:00(5~9月は~18:00)
入洞料/大人1000円ほか
アクセス/(電車)JR「盛岡駅」よりバスで約2時間10分、(車)JR山田線「宮古駅」より1時間

(コースガイド)
予約/要(2週間前まで)
料金/300~2000円(1人) ※人数により変動あり
問い合わせ先/岩泉観光ガイド協会(電話/0194-22-5955)

あぶくま洞|福島県

鍾乳石の数と種類の多さでは東洋一と言われるあぶくま洞。

高さ約29メートルの巨大なホール「滝根御殿」は圧倒的な迫力と鍾乳石の多様さが魅力だ。膜状の鍾乳石「クリスタルカーテン」や、日本初の舞台用調光システムを用いて照らされた「月の世界」など、見どころが多い。

総延長は3.3キロメートル、観光コースは600メートルで、「一般コース」のほかに、より冒険気分を楽しめる「探検コース」も用意されている。観光時間は30~40分ほど。

アクセスは、磐越自動車道「小野IC」「田村スマートIC」より車で約15分。入洞料は大人1200円ほか。

【店舗情報】

あぶくま洞
福島県田村市滝根町菅谷字東釜山1
電話/0247-78-2125(あぶくま洞管理事務所)
入洞受付時間/8:30~17:00(冬期は~16:30)
入洞料/大人1200円ほか
アクセス/磐越自動車道「小野IC」「田村スマートIC」より約15分

(コースガイド)
予約/要
料金/無料
問い合わせ先/あぶくま洞管理事務所(電話/0247-78-2125)

橋立鍾乳洞|埼玉県

橋立鍾乳洞は埼玉県の天然記念物に指定されており、全国的にも珍しい縦穴の鍾乳洞だ。全長約140mと比較的小規模だが、石筍や鍾乳石、石柱などが数多く形成されており見応えは十分である。観光時間はおよそ20分。

アクセスは秩父鉄道「浦山口駅」より徒歩で20分。入洞料は大人200円、小人100円。

【店舗情報】

橋立鍾乳洞
埼玉県秩父市上影森708
電話/0494-24-5399
入洞受付時間/8:00~17:00 3月1日~12月上旬
入洞料/大人200円、小人100円
アクセス/秩父鉄道「浦山口駅」より徒歩で20分

源三窟|栃木県

頼朝に追われた源氏の落ち人が隠れ住んでいたと言われる史跡鍾乳洞。

洞内には落ち人が暮らしていた様子などを表現した武者人形も飾られており、一般の鍾乳洞とは違った雰囲気が楽しめる。併設された武具資料館には洞内で見つかった甲冑など約150点の武具を見学でき、歴史好きにはたまらない観光スポットとなっている。

長さはおよそ50メートルで、アクセスは東北自動車道「西那須野塩原IC」より車で25分。入館料は大人600円ほか。

【店舗情報】

源三窟
栃木県那須塩原市塩原1118
電話/0287-32-2338
入洞受付時間/4月~11月 AM8:30~PM5:00、12月~3月 AM9:00~PM4:00
入洞料/大人600円 子供400円
アクセス/東北自動車道「西那須野塩原IC」より車で25分

清見が岡鍾乳洞|東京都

清見が岡鍾乳洞は小笠原諸島の母島にある。六角形のお堂の後方にある扉から入ることが可能だ。15分ほどで回りきれる小さな鍾乳洞だが、見事なカーテン鍾乳石が見られるなど冒険気分を味わうのにぴったりの観光スポットである。

見学の際は母島観光協会の許可が必要になる。アクセスは沖港から徒歩5分、入洞料は無料。

【店舗情報】

清見が岡鍾乳洞
東京都小笠原村母島字元地
電話/04998-3-2300
入洞受付時間/観光協会営業時間内(8:00〜17:00(12:00〜13:00 お昼休み))
入洞料/無料
アクセス/沖港から徒歩で5分
※見学希望者は母島観光協会に申し込みが必要

不二洞|群馬県

不二洞は群馬県にある鍾乳洞で、全長はなんと約2.2kmと関東で最大級の長さを誇る。初めて発見されたのはいまから約1200年前だとされており、昭和になってから螺旋階段が設置されたりと観光地化された。

螺旋階段を降りると、ライトアップされた鍾乳洞が登場する。多種多様な鍾乳石が姿をみせ、それぞれには仏教に関わる名前が付けられている。所要時間は約40分。自然あふれる幻想的な空間を堪能できるだろう。

【店舗情報】

不二洞
群馬県多野郡上野村川和655
電話/0274-59-2146
入洞受付時間/9:00〜16:30
入洞料/大人800円、小中学生500円
アクセス/
公共:新町駅から日本中央バスで110分、上野村役場入口から徒歩で50分
車:下仁田ICから車で35分、本庄児玉ICから車で80分

尾須沢鍾乳洞|埼玉県

埼玉県にある尾須沢鍾乳洞は、入り口から鍾乳洞の独特な雰囲気を放つ。高さ25mの石灰岩の岸壁に3つの洞穴があり、第1洞は石灰岩層とチャート層の境目によってできた鍾乳洞。第2洞は垂直構造を持ち、第3洞は全長35mの鍾乳洞である。

第1洞と第3洞が観光可能であり、第2洞はほふく前進が必要となる。ロッククライミングの人気スポットでもあるため、訪れる際は少し注意が必要だ。

鍾乳洞のなかは薄暗く、照明が付いていないため懐中電灯が必須。床は湿っている箇所が多いので、転倒にも注意する必要がある。所要時間は15分前後なので、気軽に観光できる。

【店舗情報】

尾須沢鍾乳洞
埼玉県飯能市下名栗字尾須沢
電話/0277-73-2006
入洞受付時間/終日開放
入洞料/無料
アクセス/
公共:西武池袋線「飯能」駅・JR八高線「東飯能」駅から「湯の沢」「名郷」「名栗車庫」行きの国際興行バスで「川又名栗湖入口」下車
車:圏央道「青梅」ICから「JR東青梅駅前」方面、成木街道を経由し「川又名栗湖入口」バス停の先、名栗湖交差点

大岳鍾乳洞|東京都

都心から約90分でアクセス可能な大岳鍾乳洞。東京都天然記念物に指定されている鍾乳洞であり、高低差のある幻想的な空間を堪能できる。

標高520mの場所に位置し、全長は約300mある。所要時間は約20分。入り口が狭いところが多いため、観光する際はヘルメットを着用しよう。

ちなみに、本スポットには大岳キャンプ場が併設されているため、鍾乳洞の観光とともにキャンプを楽しむことも可能だ。「都心近くの鍾乳洞でガッツリ楽しみたい」という方におすすめ。

【店舗情報】

大岳鍾乳洞
東京都あきる野市養沢586
電話/042-596-4201
入洞受付時間/9:00~16:00(季節や天候等により変更あり)
入洞料/大人600円、小中学生400円、幼児(3歳以上)200円
アクセス/JR武蔵五日市駅 下車 西東京バス「上養沢」行き 27分、「大岳鍾乳洞入口バス停」下車 徒歩26分

三ツ合鍾乳洞|東京都

三ツ合鍾乳洞は、標高470mに位置する全長120mの鍾乳洞だ。三段の縦穴形の鍾乳洞であり、比較的小さめのスポットである。

ただ、「竜神の滝」や「竜ヶ池」と言われるパワースポットや、「オーロラ天井」と呼ばれる独特な鍾乳石を楽しめる。所要時間は約20分。

地層は約3億年前に堆積した土砂や灰分が固まったものだとされており、石灰岩のなかには海百合やフズリナなどの化石が見られる。

【店舗情報】

三ツ合鍾乳洞
東京都あきる野市養沢1075
電話/042-596-4225
入洞受付時間/5月~8月:平日9:00~17:00 休日9:00~18:00、9月~4月:平日10:00~16:00 休日10:00~17:00
入洞料/大人 400円、中学生 300円、小学生 200円
アクセス/JR武蔵五日市駅からバスで30分、三ツ合鍾乳洞入口バス停から徒歩で15分

その他関東・東北以外にある全国で有名な鍾乳洞15選

関東・東北以外にも、日本には魅力的な鍾乳洞が多く存在する。鍾乳洞を探索しながら色々な土地を訪れてみるのもいいだろう。

  1. 飛騨大鍾乳洞|岐阜県
  2. 秋芳洞|山口県
  3. 龍河洞|高知県
  4. 千仏鍾乳洞|福岡県
  5. 七ツ釜鍾乳洞|長崎県
  6. 風連鍾乳洞|大分県
  7. 大鍾乳洞球泉洞|熊本県
  8. 赤崎鍾乳洞|鹿児島県
  9. 玉泉洞|沖縄県
  10. 当麻鐘乳洞|北海道
  11. 竜ヶ岩洞|静岡県
  12. 面不動鍾乳洞|奈良県
  13. 戸津井鍾乳洞|和歌山県
  14. 中頓別鍾乳洞|北海道
  15. 美里洞窟|北海道

ここからは全国で有名な鍾乳洞について紹介する。さまざまな鍾乳洞を知ることができるだろう。

飛騨大鍾乳洞|岐阜県

観光鍾乳洞の中では日本一の標高を誇る飛騨大鍾乳洞。洞内には年中冷たい空気が漂っており、夏場も快適に探索可能。

内部は第1洞から第3洞まで三層に分かれており、コケの繁殖を防ぐため赤や青のライトに照らされた「竜宮の夜景」、ストロー状の鍾乳石が連なる「夢の宮殿」、洞穴サンゴで形成された異世界の雰囲気を楽しめる「月の世界」など、ロマン溢れるスポットが散りばめられている。

総延長は1キロメートルで観光コースは約800メートル、観光時間はおよそ20~30分。

アクセスは、公共交通機関を利用する場合はJR「高山駅」よりバスで30分移動し、「鍾乳洞口」下車。車で行く場合は中央縦貫道「高山IC」より30分。入洞料は大人1100円ほか。

【店舗情報】

飛騨大鍾乳洞
岐阜県高山市丹生川町日面1147
電話/0577-79-2211
入洞受付時間/8:00~17:00(11~3月は9:00~16:00)
入洞料/大人1100円ほか
アクセス/(電車)JR「高山駅」よりバスで30分、「鍾乳洞口」下車、(車)中部縦貫道「高山IC」より30分

秋芳洞|山口県

3億5千万年以上の時間をかけて形成された秋芳洞は、国の特別天然記念物に指定されている大鍾乳洞である。

板状の石が棚田のように広がる「百枚皿」や、堂々と高くそびえる石柱「黄金柱」、大量の鍾乳石が傘のように天井に連なる「傘づくし」など、壮大な迫力をもつ景観が魅力だ。

総延長は10.7キロメートルで観光コースは約1キロメートル、観光時間はおよそ1時間にも及ぶ。

アクセスは、公共交通機関を利用する場合はJR「新山口駅」よりバスで45分移動し、「秋芳洞」下車。車で行く場合は中国自動車道「美祢東JCT」経由小郡萩道路「秋吉台IC」より車で5分。入洞料は大人1200円ほか。

【店舗情報】

秋芳洞
山口県美祢市秋芳町秋吉
電話/0837-62-0305(秋吉台観光交流センター)
入洞受付時間/8:30~17:30(12~2月は~16:30) 
入洞料/大人1200円ほか
アクセス/(電車)JR「新山口駅」よりバスで45分「秋芳洞」下車、(車)中国自動車道「美祢東JCT」経由小郡萩道路「秋吉台IC」より車で5分

(コースガイド)
予約/要
料金/1500円
問い合わせ先/秋芳洞案内所(電話/0837-62-0018)

龍河洞|高知県

1億7500万年の歴史を誇る龍河洞は国指定天然記念物。洞内には約2千年前に弥生人が使用していたという「神の壺」が鍾乳洞と一体化しており、考古学的にも非常に貴重な資料となっている。

2019年7月には大幅にリニューアルオープンし、アクティビティを楽しめる観光スポットへと進化した。総延長は4キロメートルで観光コースは約1キロメートル、観光時間はおよそ40分。

アクセスは、公共交通機関を利用する場合はJR「土佐山田駅」よりとさでん交通バスで20分移動し、「龍河洞」下車。車で行く場合は高知自動車道「南国IC」より25分。入洞料は大人1100円ほか。

【店舗情報】

龍河洞
高知県香美市土佐山田町逆川1424
電話/0887-53-2144(公益財団法人龍河洞保存会)
入洞受付時間/8:30~17:00(12~2月は~16:30) 入洞料/大人1100円ほか(龍河洞冒険コースはプラス1000円) 
アクセス/JR「土佐山田駅」よりとさでん交通バスで20分「龍河洞」下車、(車)高知自動車道「南国IC」より25分

(コースガイド)
予約/要
料金/500円 ※1回最大5名まで
問い合わせ先/公益財団法人龍河洞保存会(電話/0887-53-2144)

千仏鍾乳洞|福岡県

千仏鍾乳洞はカルスト台地の雨水によって形成された鍾乳洞で、国の天然記念物に指定されている。

入り口から480メートル進んだ先は「奥の細道」と呼ばれており、洞内を流れる小川に足を浸しながら歩いていく。その神秘的な体験に心洗われる人も多いだろう。入り口ではゴム草履をレンタルしてくれる。

総延長は1.2キロメートルで観光コースは約900メートル、観光時間はおよそ40分。アクセスは、公共交通機関を利用する場合はJR「石原町駅」より車で15分。車で行く場合は九州自動車道「小倉南IC」より車で20分。入洞料は大人800円ほか。

【店舗情報】

千仏鍾乳洞
福岡県北九州市小倉南区平尾台3-2-1
電話/093-451-0368
入洞受付時間/9:00~17:00(土日祝は~18:00)
入洞料/大人800円ほか
アクセス/(電車)JR「石原町駅」より車で15分、(車)九州自動車道「小倉南IC」より車で20分

七ツ釜鍾乳洞|長崎県

七ツ釜鍾乳洞は約3千年前という生成年代の新しさと、石灰質砂岩層という材質の珍しさから、世界でも希少な存在である。

現在確認済みの35の鍾乳洞群を総称して「七ツ釜鍾乳洞」と呼ぶ。「清水の滝」は洞内に5つある滝の中でも一番大きく、静寂を切り開く水の音が迫力と風情を感じさせる。黄金色の滝状鍾乳石が見られる「金明の滝」や妙奇・奇岩なども見どころだ。「地底探検ツアー」では普段は見ることができない未公開の洞穴を探検できる。

総延長は1.5キロメートルで一般の観光コースは350メートル。観光時間はおよそ20分。アクセスは西九州自動車道「佐世保大塔IC」より約30分。入洞料は大人510円ほか。

【店舗情報】

七ツ釜鍾乳洞
長崎県西海市西海町中浦北郷2541-1
電話/0959-33-2303(七ツ釜鍾乳洞事務所)
入洞受付時間/9:00~17:30(10~3月は~16:30)
入洞料/大人510円ほか アクセス/西九州自動車道「佐世保大塔IC」より約30分

(コースガイド)
予約/要 ※通常のコースよりさらに先を行く
「地底探検ツアー」 料金/2000円(2名~)
問い合わせ先/七ツ釜鍾乳洞事務所(電話/0959-33-2303)

風連鍾乳洞|大分県

風連鍾乳洞は出入り口が1ヶ所のみという閉塞型の珍しい構造だ。その影響で外気の侵入が少なく、長い間風化されなかったため、光沢と形の均整を保った純白の鍾乳石が多く見られる。

「竜宮城」や「天上界」など、鍾乳管や石筍、石柱の織り成す美しく壮大な景色が魅力だ。道は広くて歩きやすいため、気軽に散策できる。

総延長は500メートルで、観光時間はおよそ30分。アクセスは東九州自動車道「臼杵IC」より車で20分。入洞料は大人1000円ほか。

【店舗情報】

風連鍾乳洞
大分県臼杵市野津町泊1632
電話/0974-32-2547
入洞受付時間/9:00~17:00(11~2月は~16:00)
入洞料/大人1000円ほか
アクセス/東九州自動車道「臼杵IC」より車で20分

大鍾乳洞球泉洞|熊本県

大鍾乳洞球泉洞はおよそ3億年前、海底の石灰岩層が隆起してできたと言われている、九州最大の大鍾乳洞。現在でも少しずつ浸食を続けている。

球泉洞付近には約2万匹の多種のコウモリが生息しており、夜になると洞窟を出て獲物となる虫を探しに行くのだとか。カーテン状のフローストーンやリムストーンなど自然の作り出した独特な造形に加え、LEDによるライトアップが幻想的な空間を演出している。

全長は4.8キロメートルで観光コースは約800メートル。「探検コース」では狭い空間をくぐり抜けたり浅い川の中を歩いたりと、険しい道を1時間かけて探索し、より地底探検の気分を味わうことができる。観光時間はおよそ30分。

アクセスは、公共交通機関を利用する場合はJR「球泉洞駅」より10分(無料送迎バスあり)。車で行く場合は九州自動車道「人吉IC」より30分。入洞料は大人1100円ほか。「探検コース」ではプラス800円の料金がかかる。

【店舗情報】

大鍾乳洞球泉洞
熊本県球磨郡球磨村大字大瀬1121
電話/0966-32-0080
入洞受付時間/9:00~17:30
入洞料/大人1100円ほか
アクセス/(電車)JR「球泉洞駅」より10分(無料送迎バスあり)、(車)九州自動車道「人吉IC」より30分

(コースガイド)
予約/要
料金/入洞料+800円
問い合わせ先/大鍾乳洞球泉洞(電話/0966-32-0080)

赤崎鍾乳洞|鹿児島県

奄美群島のひとつである与論島は石灰分をもつサンゴ礁が隆起してできた島であり、その大地が長い間浸食されて形成されたのが赤崎鍾乳洞である。

ひんやりとした洞内で様々な形状の鍾乳石を眺めることができ、自然の作り上げた壮観に冒険心をくすぐられることだろう。

鍾乳石が頭上に迫ってきたり地面が濡れて滑りやすくなっていたりと、散策の際は注意すべきことも多いが、観光向けに整備された景色ではなく大地そのものの魅力を感じることができる場所だ。

全長は約120メートルで、アクセスは与論空港から車で15分 。入洞料は中学生以上500円、小学生250円。

【店舗情報】

赤崎鍾乳洞
鹿児島県大島郡与論町東区678
電話/0997-97-2069
入洞受付時間/9:30〜18:00
入洞料/中学生以上500円、小学生200円
アクセス/与論空港から車で15分

玉泉洞|沖縄県

国内最多100万本の鍾乳石を誇る国内最大級の大鍾乳洞。サンゴを主成分とする琉球石灰岩によって形成されており、今もなお鍾乳石が成長し続けている。

洞窟の入り口近くには「東洋一洞」と呼ばれる、縦80メートル横20メートル高さ20メートルの大空間があり、大小様々なつらら状鍾乳石が広がっている。

中間地点の「青の泉」は水中から当てられた光によって青く輝き、妖艶で幻想的な雰囲気を醸し出す。また天井に無数の鍾乳石が連なる「槍天井」も見どころだ。

総延長約5キロメートルで観光コースは約890m。観光時間はおよそ30分。研究用として保存されている未公開エリアは、「南の島の洞くつ探検」という夏季限定のツアーで探索できる。

アクセスは、公共交通機関を利用する場合は那覇バスターミ ナルよりバスで40分移動し、「前川線」「玉泉洞線」「玉泉洞前バス停」のいずれかで下車。車で行く場合は那覇空港より車で約30分。入洞料は玉泉洞・王国村合わせて大人1240円ほか、玉泉洞・ 王国村・ハブ博物公園を合わせたフリーパスは大人1650円ほか。

【店舗情報】

玉泉洞
沖縄県南城市玉城字前川1336
電話/098-949-7421(おきなわワールド)
入洞受付時間/9:00~17:00 入洞料/大人1240円ほか(玉泉洞・王国村)、大人1650円ほか(玉泉洞・王国村・ハブ博物公園) 
アクセス/(車)那覇空港より車で約30分、(バス)那覇バスターミナルよりバスで40分「前川線」「玉泉洞線」「玉泉洞前バス停」いずれかで下車

(コースガイド)
予約/要 ※通常未公開となっている「探検ツアー」(7/13~9/30) 
料金/3000円 ※探検服レンタル一式1000円 
問い合わせ先/おきなわワールド(電話/098-949-7421)

当麻鐘乳洞|北海道

当麻鐘乳洞は全長135mのスケールを誇る北海道の鍾乳洞だ。1億5千年前のジュラ紀から、時間をかけて作られたスポット。

初めて当麻鐘乳洞が見つかったのは昭和32年で、洞窟の形が2頭の龍が寄り添っているように見えたことから、「蝦夷蟠龍洞」と呼ばれている。

多彩な鍾乳石で形成される本スポットは、長い時間をかけて作られたからこその魅力が盛りだくさん。スタッフが解説してくれる1日1組限定のツアーもある。芸術的な鍾乳洞をその目でぜひ確かめてみてほしい。

【店舗情報】

当麻鐘乳洞
北海道上川郡当麻町開明4区
電話/0166-84-3719
入洞受付時間/午前9時00分~午後5時00分
入洞料/高校生以上600円、小中学生400円
アクセス/JR石北本線当麻駅下車 タクシーで15分

竜ヶ岩洞|静岡県

天井から流れ落ちる黄金の滝が印象的な竜ヶ岩洞。2億5千万年前から形成されてきたとされる本スポットは、全長1051mという巨大な鍾乳洞である。実際に見学できるのはその内約400mであり、約30分で一通り堪能できる。

本スポット最大の見所は、やはり頭上から流れ落ちる「黄金の大瀧」だ。ほかの鍾乳洞にはない迫力が味わえるはずだ。

【店舗情報】

竜ヶ岩洞
静岡県浜松市北区引佐町田畑193
電話/053-543-0108
入洞受付時間/午前9:00〜午後5:00
入洞料/大人1000円、小・中学生600円
アクセス/
バス:JR「浜松駅」前、北口バスターミナル15番ポールより遠鉄バス「奥山行き」乗車、「竜ヶ岩洞入口」下車、徒歩7分
車:新東名「浜松いなさIC」から車で10分

面不動鍾乳洞|奈良県

奈良県にある面不動鍾乳洞は、特別天然記念物に指定された有名スポットだ。鍾乳洞の入口から涼しさを感じられるため、「真夏日にひんやり快適に観光したい」という場合に向いている。

天井から伸びている鍾乳石はカラフルに光り、幻想的な空間を演出してくれる。ストロー鍾乳管をぜひその目で確かめてみてほしい。なお、鍾乳洞に向かうまでの道のりは、専用のトロッコで移動することも可能。探検家気分を味わえるだろう。

【店舗情報】

面不動鍾乳洞
奈良県吉野郡天川村洞川673-89
電話/0747-64-0333
入洞受付時間/9時~18時(時期によって一部変動)
入洞料/中学生以上450円、4歳~小学生以下200円
アクセス/近鉄下市口駅からバスで78分洞川温泉行き終点『洞川温泉』下車、洞川温泉バス停から徒歩で20分

戸津井鍾乳洞|和歌山県

約2億5000万年前から形成されている戸津井鍾乳洞。全長は約100mと比較的小さめの鍾乳洞だが、「神童石」「さざ波岩」「仏石」「蟹の横洞」「白蝋の滝」など、たくさんの見所が用意されている。

また、鍾乳洞の付近にある白崎海洋公園も、観光スポットとして魅力がたくさんがある。和歌山県に寄った際はぜひ訪れてみてほしい。

【店舗情報】

戸津井鍾乳洞
日高郡由良町戸津井646
電話/0738-65-3852
入洞受付時間/9時~17時
入洞料/大人(高校生以上)400円、子供200円
アクセス/JRきのくに線紀伊由良駅下車 バス、車12分

中頓別鍾乳洞|北海道

続いて紹介する鍾乳洞は、1938年に北海道天然記念物に指定された中頓別鍾乳洞だ。第一洞、第二洞、第三洞、第四洞の4つに分けれており、最も大きな第一洞の60m分だけを観光できる。

約1,000万年前の新生代第三紀に形成された石灰岩に、ホタテガイやフジツボ類の貝殻が堆積してできた鍾乳洞で、学術上きわめて珍しいスポットである。また、圏内に整備されている遊歩道では、季節ごとの自生植物や野生動物を観察して気分をリフレッシュできる。

【店舗情報】

中頓別鍾乳洞
北海道枝幸郡中頓別町字旭台24-2
電話/01634-6-1299
入洞受付時間/9:00~16:30
入洞料/無料(冬の鍾乳洞探検:大人1,000円、高校生400円、小中学生300円)
アクセス/
バス:JR宗谷本線音威子府駅から稚内行バス50分、弥生下車徒歩60分
車:音威子府駅から41km、稚内から100km

美里洞窟|北海道

美里洞窟は、石灰岩が侵食されてできた鍾乳洞だ。北海道で初めて確認された鍾乳洞として有名。鍾乳洞に向かうまでの道のりも素晴らしく、独特かつ神秘的な空間が広がっている。

ただし、交通の便が悪く、アクセスしづらいのが難点。「人気のない鍾乳洞を探検したい」という方におすすめのスポットだ。

【店舗情報】

美里洞窟
北海道北見市美里
電話/0157-23-6742
入洞受付時間/
入洞料/無料
アクセス/北見駅から上仁頃美里開拓資料館まで車で約30分、車で約10分進み、山道を徒歩10分

まとめ

本記事では、鍾乳洞の基礎知識や注意点、おすすめのスポットを紹介した。

一言で鍾乳洞と言ってもさまざまなスポットがあるが、どれも神秘的で非日常的な雰囲気を満喫できる。日頃のストレスを忘れて、心の底からリラックスできるはずだ。

冒険家の好奇心を存分に満たすことのできる鍾乳洞。ぜひ本記事の内容を参考にし、休日に少し足を延ばして探索してみてはいかがだろうか。

編集部
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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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