4518上高地、白骨温泉へ。この秋にぜひ訪れたい おすすめの 紅葉スポットと温泉郷

上高地、白骨温泉へ。この秋にぜひ訪れたい おすすめの 紅葉スポットと温泉郷

男の隠れ家編集部
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秋深まるこの季節に行ってみたい場所。 季節の空気を感じながらその土地の温泉に浸かる自然に身を沈めたい。 この時期にしか味わえない紅葉と温泉郷を紹介する。
目次

上高地と白骨温泉

神が舞い降りる地の秋の彩りと 白骨温泉の白濁湯を満喫する

登山者にとって涸沢が紅葉の名所なので、そこへのスタート地点である上高地は足早に通り過ぎてしまう。涸沢が紅葉真っ盛りの頃は上高地の紅葉はまだ先ということもあるからだろう。

上高地が紅葉真っ盛りとなる頃には、山は冬支度を始めているので訪れる人も少なくなってくる。しかし一度上高地の紅葉の最盛期に足を運んでみてもいいかもしれない。派手な赤色は少ないが、カラマツや広葉樹林の黄葉が絵画のようなしっとりと落ち着いた景色を創り出しているのだから。 

滞在先の白骨温泉からはバスに乗れば1時間もかからずに上高地に着いてしまう。そこで3~4時間の散策を楽しんで、また白骨温泉に帰るという休日を過ごしてみたい。滞在先の白骨温泉も、その頃には紅葉の最盛期なので二度楽しめるのだ。

紅葉情報
河童橋 〈10月中旬~下旬〉
梓川にかかる河童橋から眺める穂高の山並みは景勝地としてメジャーだ。広葉樹から始まる色づきは、カラマツの黄葉で終盤を迎える。その頃には穂高連峰が雪を被り、見事な三段紅葉が見られることも珍しくない。

・問い合わせ 上高地インフォメーションセンター 0263-95-2433 白骨温泉観光案内所 0263-93-3251

栂池自然園と白馬温泉

峻険な白馬三山をバックに 見事なまでの紅葉の中を歩く

栂池自然園といえば紅葉の名所として有名である。アクセスもゴンドラリフト+ロープウェイで楽なところも人気の要因なのかもしれない。

特に素晴らしいのはバックにひかえる白馬三山の美しさだ。秋も深くなると冠雪の白馬三山と足元の紅葉が見事なコントラストを描く。麓の白馬村・小谷村の各エリアも温泉宿が多く、両方を楽しむにはもってこいなのだ。

紅葉情報
栂池自然園〈9月下旬~10月下旬〉
雄大な景色を楽しむ標高約1900mの栂池自然園。園内をフルに一周すると3時間30分は要するという広大な自然園だ。紅葉の最盛期にはナナカマドやダケカンバなどの色付きが見事。背景に鎮座する白馬の山々が迫力。

・問い合わせ 小谷村観光連盟 0261-82-2233 白馬村観光局 0261-72-7100

立山室堂とみくりが池温泉

立山三山の登山口に広がる 室堂平の紅葉と温泉

登山口である室堂から望む景色は、紅葉の名所としても知られ、立山三山に囲まれた一帯が色づく様子がとても見事だ。その標高2410mという日本一高所に建つ温泉宿が、みくりが池温泉である。

レストランや喫茶も併設し、3000m級の険しい山々が連なる立山黒部アルペンルートの登山やトレッキングの拠点として最適だ。

紅葉情報
立山黒部アルペンルート〈10月上旬~中旬〉
長野県の扇沢から始まる山岳観光ルートの途中、黒部平から大観峰までのロープウェイが紅葉のお勧めスポットだ。山全体が燃えているような風景の中を空中散歩はここでしか味わえない見事さだ。

・問い合わせ 立山町観光協会 076-462-1001 立山黒部貫光株式会社 076-432-2819 写真提供/立山アルペンルート

日光白根山と丸沼温泉

関東以北で最も高い 日光白根足湯に浸って 紅葉を見る

日光白根山は、関東以北では最も高く、関東でいち早く紅葉する山として知られる。山にはアクセス用のロープウエイもあり、山麓駅には日帰り温泉施設も整っている。近くには宿泊施設が整っている高原の温泉ロッジもある。

また山頂駅には無料の「天空の足湯」があり、周辺散策を終えて、展望台を兼ね越後の山並みや日光白根山を眺めながら、標高2000mでも足もとからゆっくりと身体を温められる。

紅葉情報
日光白根山ロープウェイ〈9月下旬~10月中旬〉
丸沼高原の山麓駅から出発する日光白根山ロープウエイの片道15分間の空中散歩はお勧めだ。全山紅葉の頃には周囲が全て色に染まり四方のどこを見ても見事な景観が楽しめる。

・問い合わせ 丸沼高原総合案内 0278-58-2211

谷川岳と水上温泉

急峻な岩壁を包む紅葉と 県下有数の温泉で癒される

日本百名山のひとつとしても知られる谷川岳。その頂上や稜線からの眺望は素晴らしく、10月を過ぎると、山頂付近のナナカマドが赤く染まると間もなく紅葉が始まる。

紅葉を楽しんだあとは、水上温泉で湯に浸かるのもいいだろう。水上温泉の名は、若山牧水の『みなかみ紀行』で知れ渡り、多くの文人墨客にに愛された歴史ある湯としても知られている。

紅葉情報
谷川岳・一ノ倉沢 〈 10月上旬~中旬 〉
大岩壁の紅葉をみなかみのシンボル谷川岳・一ノ倉沢は日本3大岩壁のひとつ。秋色に染まった木々の背後に一ノ倉沢の岩壁に圧倒されるだろう。片道約3kmの道をハイングがてらのんびり散策しながら行くと良い。

・問い合わせ みなかみ町観光協会 0278-62-0401 谷川岳ロープウェイ 0278-72-3575

美ヶ原高原と美ヶ原温泉

北アルプスを遠望する高原全体が赤や黄に色づく

長野県のほぼ中央に位置し、標高2034mの頂をもつ美ヶ原。最高峰の「王ヶ頭」付近の山上は平坦な台地状に広がり、その一帯を「美ヶ原高原」と呼んでいる。日本百名山のひとつ。一帯は牧場となっていて、秋は草原が赤や黄に染まる。 

美ヶ原の松本側の入り口に面しているのが美ヶ原温泉で、小さいが居心地の良い温泉宿が建ち並んでいる。

紅葉情報
美ヶ原高原〈10月上旬~中旬〉
シラカバ、カラマツそして草原が黄金色に輝く紅葉シーズンは、アクセスも楽なので人気のエリアだ。特に王ヶ頭から見る高原一帯は、遠くに見える北アルプスなどの山々の背景と相まって素晴らしい。

・問い合わせ 美ヶ原観光連盟 0263-34-8307 松本市観光情報センター 0263-39-7176 美ヶ原温泉旅行組合 0263-33-2353

霧ヶ峰と下諏訪温泉

ゆるやかな起伏が続く高原で 色づく秋を満喫する

車山から鷲ヶ峰にかけて、ゆるやかに続く起伏が霧ヶ峰高原だ。冬以外は季節の高山植物が草原のあちこちを彩っている。初夏は花で楽しませてくれたレンゲツツジが秋には紅葉で楽しませてくれる。

散策中は揺れるススキに混じってレンゲツツジの赤がとても鮮やか。富士山やアルプス、八ヶ岳連峰など、日本が誇る名峰も望める景勝地だ。

紅葉情報
霧ヶ峰
霧ヶ峰を外周散策すると約2時間要するが、色づいた高原の秋を楽しむにはちょうど良いコースだ。真っ赤なレンゲツツジの群落が高原を彩り始めたのをきっかけに晩秋まで紅葉を楽しませてくれる。

・問い合わせ 諏訪市観光協会 0266-52-2111 下諏訪観光協会 0266-26-2102


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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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