1331年、伊予国守護の宇都宮豊房に始まり戦国時代末期の1568年まで、宇都宮氏の居城だった大洲城。その後は戸田勝隆、藤堂高虎、脇坂安治、加藤貞泰と主を変えて長い歴史を見守ってきた。

約10年の歳月をかけて現在の姿に復元され、日本でも数少ない天守を持つことで知られる。江戸時代の古地図や天守雛形、明治時代の古写真などの資料を元に、木造による建築で勇姿を取り戻した。

キャッスルステイでは、愛媛県大洲市の歴史的資源を活用した観光まちづくりの一環で、観光庁が推進する城郭での宿泊体験「城泊(しろはく)」を提供。1日1組、1泊100万円で木造天守閣に宿泊し、城を守る主の気分を味わうことができる。

春秋の期間を中⼼に、年間約30⽇間の期間限定で運営を予定。滞在は城の観覧時間が終了する17時から翌朝9時までだが、当時は立ち入ることが許されなかったはずの天守閣で一晩を過ごす希少な時間は、城マニアならずとも体験する価値があるだろう。

11⽉8⽇には、4月の開始に先がけて記念セレモニーと実証実験を⼀般公開。加藤貞泰の入城体験を再現した乗⾺での入城シーンや、鉄砲隊による演武、伝統芸能の披露など豪奢な演出を⾏う。

比喩ではない一国一城の主として、この国の未来を見つめる夜を過ごしてみてはいかがだろうか。

⼤洲城
愛媛県⼤洲市⼤洲903