9724有形文化財・髙島屋東別館が長期滞在型ホテルに転身。「シタディーンなんば大阪」1月20日グランドオープン

有形文化財・髙島屋東別館が長期滞在型ホテルに転身。「シタディーンなんば大阪」1月20日グランドオープン

男の隠れ家編集部
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国の有形文化財に登録され、昭和初期の百貨店建築様式を保つ髙島屋東別館(大阪市浪速区)が新しい使命とともに生まれ変わる。サービスレジデンスを世界展開するアスコット社のブランド「シタディーン」を誘致し、長期滞在型ホテル「シタディーンなんば大阪」を1月20日、グランドオープンした。
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なんば・日本橋エリアの新たなランドマークとなる同ホテルは、アーチやアーケードなどの華やかな意匠をもつ昭和初期の百貨店建築として、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」と評価され、2019年3月に国の有形文化財(建造物)に登録された高島屋東別館を再利用する形で誕生。外観は既存素材のテラコッタや意匠を残す一方、内装は階段・エレベーター周辺に見られる大理石やアールデコ調の装飾を活かしつつ、全面的に刷新し、新旧が交錯する空間を目指した。

313ある客室は、20~73㎡。全室のベッドにSealyのマットレスを使用し、ケトル・電子レンジ・冷蔵庫を備える。一部客室はキッチン、洗濯乾燥機付きで、生活しやすい長期滞在スタイルを提案。24時間利用可能なジム、ミーティングルーム、レジデンスラウンジ、キッズルームなどの施設も備え、1泊から長期の滞在、ビジネスやファミリー利用など、多用途において機能的で利便性の高いサービスレジデンスに生まれ変わった。

客室
ジム

ホテル内に5店舗オープンしたレストラン&カフェ、ショップは宿泊客以外も利用可能。燻製総菜の物販や飲食を提供する「勘田亀吉」や、日本茶カフェ「祇園北川半兵衛 なんば店」、イタリアンレストラン「numero five」など、カジュアルでモダンな空間で地元の人々をもてなす。

勘田亀吉
祇園北川半兵衛 なんば店
numero five

訪日外国人にも人気の黒門市場を擁する日本橋エリアは、オリンピックイヤーを転機にさらなるインバウンド利用の加速が予想される。古き良き日本の歴史を伝えながら、刺激的な“今”の日本の魅力と出会える場所として、歴史的建造物の新たな使命に期待したい。

【施設概要】
名称:シタディーンなんば大阪(citadines Namba Osaka)
住所:大阪府大阪市浪速区日本橋3-5-25
客室数: 313 室 ※賃貸面積 約 17,000 ㎡
客室以外の主な施設:レストラン&カフェ、ジム、ミーティングルーム、キッズルーム、レジデンスラウンジなど

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