フリーライターでマルチタレントのマフィア梶田さんが、自慢のガレージハウスを引っ越したという。動画配信のスタジオを兼ねた、“アメリカンでポストアポカリプスな男の巣窟”を初お披露目!
この記事は2024年9月号に掲載されたものです。
(※その他の写真は【関連画像】を参照)
■アメ車がよく似合う60~70年代風のガレージ
梶田さんのガレージハウス、通称“梶田シェルター”は自宅とは別の趣味部屋兼撮影部屋。一階がガレージ、二階に一室設けられており、徹底的に趣味を通した、男の夢を体現した空間だ。じつは最近引っ越してきたばかり。

「ここに置きたいモノが増えて。以前の場所では手狭になったんで引っ越しました」と梶田さん。
何が増えたかというと……。真っ先に目に入ったのは、開け放ったガレージに横並びにズラリと並ぶ3台の車と2台のバイクだ。
「前は車2台しか入れられなくて、自宅ガレージの1台としょっちゅう入れ替えをしていました。今は乗りたい車にいつでも乗れるし、一度に全部眺められます」

置いている車はどれもアメ車。70年式ダッジ・チャレンジャーR/Tは“プラムクレイジーパープル”と名付けられたキラキラとした紫色がなんとも美しい1台。
「これ、映画『バニシング・ポイント』の車の色違いなんですよ」

ほかは69年式シボレー・カマロSSと、2018年式ダッジ・チャレンジャーデーモンが並ぶ。バイクは2台とも『イージーライダー』風にフロントフォークを長く伸ばしたチョッパーだ。
じつは運転免許取得はわずか6年ほど前だという。40代で取得した知人を見て挑戦し、乗りたい車を運転する楽しさにハマった。
「車マニアではなく60~70年代のアメリカ文化が好きなんですよ」
その時代のイメージで構成したガレージ内は、不思議と落ち着く。




■室内は終末世界におけるシェルターをイメージ

ガレージから上階へ向かう階段部分は、壁も足元も手摺りもさまざまなフェイクグリーンで覆われている。上からは糸状のコケなどがぶら下がり、まるで密林に踏み入って行くかのよう。途中、ヤギの頭骨やくちさびかけたような金属品も垣間見える。
「建物や街が大自然に侵食された、ポストアポカリプス(=終末)な世界への入り口です」と梶田さん。部屋は大きく2つに分かれている。まずは「武器などを並べた男くさいスペース」(梶田さん)へ。


なるほどダークな雰囲気だ。ジェットエンジンを土台にしたデスクの背後には、『マッドマックス』などで出てくるショットガンやさまざまな武器が並ぶ。床には本物の熊皮が敷かれ、隅には戦闘機のパイロットシートも。
「映画でもゲームでも、大規模な災害後の世界を描く終末ものが好きですね。秩序が崩壊し、人間は自らの力で生き延びるしかない。そこに真の自由を感じます。とくに『フォールアウト』というゲームの世界観は素晴らしく、室内はその雰囲気を意識しました」
清潔な正義のヒーローより、欲望に忠実な悪党が好みという梶田さんらしい、武骨なサバイバル系シェルターとでもいおうか。


もう一方のスペースはアメリカンダイナー風だ。ラスベガス関連のネオンやポスター。『フォールアウト』に登場する“ニューベガス”を意識しているそうだ。
バドワイザーやコカ・コーラなど現実にあるブランドのグッズと、ヌカ・コーラをはじめ『フォールアウト』世界のグッズが渾然一体。本物のヴィンテージとフェイク、現行品も入り交じる。現実とフィクションが溶け合い、ガレージの60〜70年代アメリカ風ともつながる。



「自分の好みに合った終末世界を表現できれば、年代やコンセプトにはこだわりません。固めすぎると、表現の幅が狭まってしまいますからね」
この建物は賃貸物件だ。壁や床に手を入れることはできない。室内壁面も元は高級感のあるクロスなのだとか。だからエアコンも含め、軍事用カモフラージュネットで覆い隠した。キッチンや風呂、トイレも、幾多の困難を経てようやくシェルターにたどり着いた人がほっと目にするであろう様相を、配置する品だけで作っている。



「もともとはモダンな建物なんですよ。それがまったく好みではないので、徹底的におしゃれな高級感を潰しました」
広くなったガレージハウスでの、これからの使い方は無限だ。
「仕事で使ったり趣味の動画配信に使ったり、一人でゆっくりコレクションを眺めて過ごすのも楽しみです。ゲーム仲間や車仲間、ここに来たいと言ってくれる友人も多いので、そのうち皆でパーティでもしたいですね」
何かに縛られることなく常に自由でいたいという梶田さんの、思いを凝縮した空間はきっと誰にとっても憧れだ。



【PROFILE】マフィア梶田
フリーライター、ラジオパーソナリティ、MC、俳優、声優などマルチにこなす。なかでもWEB上での活躍が目覚ましく、コラム執筆のほかさまざまなゲーム番組のMCとして業界トップクラスの出演数を誇る。役者としては庵野秀明・樋口真嗣監督作品『シン・ゴジラ』カヨコのSP役など。
この記事は2024年9月号に掲載されたものです。
文/秋川ゆか 撮影/島崎信一
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