職人の世界も好きで「カクテルのレシピ本を見たりしながら、バーの深みを感じていました」と懐かしむ田島氏。
26歳の時に脱サラし、最初に勤めたのが、池尻大橋にあるオーセンティックな「Bar翁」。その店で6年間、バーテンダーとして習練を重ねた。その後、麻布のエルブランシュでフレンチの修業を3年。それはなぜか?
当時はダイニングバーのはしりの時代だったものの、フレンチを出すバーはまだ少なかったからだ。
「洋酒とフレンチは相性が良いのにもったいないなと」そう田島氏は語る。今では多くの客が、様々なカクテルや洋酒とフレンチの相乗効果に舌を巻く。リピーターが何度も足を運ぶのもうなずける。
【Selected cocktail】苺のジャックローズ
スタンダードなカクテルにイチゴを加えてアレンジ。リンゴのブランデーベースのカルバドスにフレッシュなライムジュース、自家製のザクロのグレナデンシロップで完成。1400円。
※営業日時などについては要確認。