古いアメリカを体現した車に乗ってみたかった

宮腰さんのアメ車遍歴は、古いアメリカ映画のなかに登場するキャデラックに憧れて、1965年の同車を手に入れたことろから始まった。「とにかく周りと違う車に乗りたかった、というのがその大きな理由です。そして所有して手をかけた車には、さらに愛着が湧いていきました」とも語る。66年製マスタングは、そのフロントマスクとダッシュパネルのデザインに惚れ込んで手に入れた。



どのクルマもコンディションはベストを保っていて、クルマを変えては各地のイベントに持ち込み、賞をもらうこともあるとか。そうしたことがきっかけでさらにアメ車を持つことに張り合いが生まれたという。

古いクルマだが、アメ車の場合はパーツも結構出回っており、アフターマーケット製ならアメリカに直接インターネットなどで注文して問題なく入手できるのだという。こうして手をかけたマスタングは、仕事や日常で使用していてもなんら不都合はないそうだ。

週末にはクラシックカーイベントに参加し、会場で知り合う仲間との情報交換も楽しいと話す。「1960年代初期のアメリカンマッスルカーのカマロなども手に入れたいです」と、いろいろ調べている宮腰さん。あと数年後には宮腰家の庭はさらに60年代のアメリカンな雰囲気になっているだろう。



