49981セブンスターは昔100円だった! 増税で「今度こそ禁煙」を考える

セブンスターは昔100円だった! 増税で「今度こそ禁煙」を考える

男の隠れ家編集部
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2021年10月1日、たばこの価格が一斉に値上げとなる。紙巻たばこ、加熱式たばこ、葉巻たばこ……いずれの愛煙家も、この日へのカウントダウンを憂鬱な思いで過ごしていることだろう。

だがピンチはチャンス。増税をきっかけに「今度こそ禁煙を」と決意を固めるにはまたとない機会だ。今回は、初めて(または◯度目の正直で)禁煙にトライする人に向けて、成功してほしいというエールとともに、心がけやサポートアイテムなどをご紹介したい。

■たばこをやめたお金で何ができる?

禁煙への決意を固めるために、最も有効なのはやはりお金の話。耳の痛い話かもしれないが、これまでたばこにかけてきたお金がどれほどだったかという現実に向き合ってみよう。

たとえば、人気No.1銘柄の「セブンスター」の場合、現在は1箱560円のところ、2021年10月からは600円となる(40円増)。ひと月に10箱吸う人の場合、6,000円の出費になるが、6,000円あればランチなら6回、夕食や飲みなら1〜2回、洋服ならちょっとしたシャツやパンツが1着買える価格だ。年間だと【7万2,000円】という字面になり、まあまあ高額な投資をしていることに気付かされる。

何より、忘れてはいけないのが、たばこは昨年2020年も値上げが実施されたばかりだということ。2019年9月末までセブンスターは1箱510円だったことを思い出してほしい。わずか2年で90円(100円弱じゃないか)という値上げ幅に、改めて荒っぽさを感じてもいいと思う。

■セブンスターは昔、100円だった

段階的な値上げをなんとなく受け入れてきた人は、茹でガエルの法則にあてはまる状況に陥っていることに気づいたことだろう。だんだんと、いつの間にか高額投資になっているたばこについて、今一度向き合い方を考えてみよう。

そもそも昔、たばこは100〜200円台で買えていた時代があった。1969年、セブンスターが初めて売り出された時の定価は100円。たばこの民営化以前の時代と比べると、経営体制など異なる背景もあるが、現在(令和2年10月時点)のたばこ税などの負担割合は小売価格の61.8%。6割以上が税金だ。

長い歴史の中で、増税を主な理由に5〜6倍にも価格がふくらんできたたばこは今、日本で最も税負担率の重い商品の一つ。今後も増税対象から外れることは考えにくく、さらに税額が増えることも目に見えている。

■いきなり「やめる」ではなく「減らす」

他にもたばこをやめたい理由はいろいろある。でも、やめられない、というのがたばこである。習慣化していたものをオール・オア・ナッシングの考え方でスパッとやめるのは挫折しやすいもの。自分を甘やかすわけではないが、無理なくやめられる減煙からトライするのが結果的に近道だということもある。

まずは、たばこ時間を他の時間に置き換えることから始めよう。何に置き換えるかは、まず「たばこに何を求めているか」を考えてみる必要がある。口さみしいならガムを噛む、深呼吸がしたいなら、アロマやお香を吸うことでもずいぶんと気分をリフレッシュすることができる。

■文明の利器に頼る

もう少し専門的なサポートが必要な人は、ニコチンパッチやガムなど禁煙補助アイテムを取り入れよう。禁煙本でやめられないメカニズムを徹底して学んで挑んだり、習慣を管理してくれる禁煙アプリを使ったり、素晴らしき文明の利器はどんどん頼ってしまうのがおすすめだ。

■禁煙成功後にまた吸いたくなったら?

せっかく誘惑に打ち勝ち、禁煙に成功して月日が流れても、ふとした瞬間にまた吸いたくなる。元喫煙者なら、何度もこんな経験があるだろう。こんなときは、たばこを別れた元恋人と考えよう。焼けぼっくいに火がついても、昔のような情熱はもう生まれない。むなしい関係をずるずる続けて思い出を傷つけるのではなく、過去は美しいままでとどめておく。たばこにもそんな大人のけじめをもって「お別れ」したいものだ(なるほどわからん)。

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