ミニ鉄板の元祖はコレだ!! 極厚ミニ鉄板「ヨコザワテッパン」の魔力
素っ気ない見た目なのに、一度使うと誰もがその虜(とりこ)になってしまう。そんなヨコザワテッパンには肉を美味しくする知恵が詰まっていた。
2011年、東京・八王子市に世界初の冒険用品ショップ「冒険用品 ジェットスロウ」を開業した水口さん。かつて釣り雑誌の編集をしていた際に横沢テッペイさんの持つミニ鉄板に魅了され、商品化を目指したのがヨコザワテッパンの始まりだ。
問い合わせ/ジェットスロウ
ヨコザワテッパンは、ライターでありアングラーである横沢テッペイ氏考案の小さな鉄板だ。縁もないハンドルもないヨコザワテッパンは、横沢氏の尊父が彫刻の水平をとるための鉄板を、ふと焼き肉用に使ってみたところ抜群に旨かった……というのがヨコザワテッパン物語の始まり。
「鉄板を切っただけでしょと言われるけれど、この形だからちょっとした隙間に差し込んで持ち運べます。大きな鉄板は準備が大変だけど、シングルバーナーに載せて使えるので手軽。何よりも蓄熱性が高いので鉄板をよく熱したら肉を載せ、極弱火にするだけ。テクニック不要で香ばしい焼き色がつき、内側に肉汁を閉じ込めた極上の肉に焼き上がります。ただの鉄の板ではなく、肉を焼くための本物のギアです」(水口さん)
POINT 1|焚き火でもバーナーでも使える
5mm厚のシンプルなA5サイズ鉄板で、どんな五徳に載せても干渉せず安定感がある。しかも、燃料部分への熱対策が万全な分離型ストーブなら素早く調理に取りかかれるのだ。もちろん焚き火の炎や熱でゆがむこともない。
POINT 2|蓄熱性と重量のバランスがいい
鉄板は厚いほど熱を蓄え、ムラなくふっくら美味しく肉を焼けるというが、厚いほど重くなる。持ち歩きを考えると1kg以上だと少々つらい。5mm厚×重量1kgは、美味しさと携行性どちらも備えた絶妙バランスとなっている。
POINT 3|手入れが簡単でものぐさな人も安心
使用後は付属のヘラで汚れをしっかりこすり落とし、油紙に包んで持ち帰るだけ。帰宅後に湯で洗い流して乾かせば手入れは終了。縁や溝がないから細かな汚れが残ることもない。面倒くさがりでもメンテナンスは簡単だ。
POINT 4|シンプルゆえにアイデアが尽きない
水口さんの経験やユーザーの声をもとに雰囲気のいい持ち手、鉄板が五徳からズレるのを防ぐ磁石、レザーケースなど、関連アイテムが続々誕生。鉄板自体も角に丸みがつきサイズも、微妙に変わってアップデートされている。
POINT 5|いつしか道具でありつつSNSに進化
実力とルックスを備えた鉄板の噂はSNSで一気に拡大。同時にユーザー同士の絆も誕生し、今ではヨコザワテッパンそのものがSNSと化した。ステイホーム以降、「#ヨコザワテッパン」の投稿が増えて出荷作業が追いつかないほどに。
mini IRON PLATE catalog|ソロキャンプで大活躍すること間違いなし!「ミニ鉄板」集めました。
バーナーでも焚き火でも使える“板”が多数!ソロキャンプで扱いやすい、小さくて個性的な実力派鉄板が大集合。
小さな正方形鉄板 ベルモント「極厚鉄板(ミニ)」
手のひらに載る小さなサイズで同社のミニ五徳にぴったり。ワイド五徳なら2枚載せられるので、ソロならミニ、グループならもう1枚鉄板をプラスしてもいい。付属のハンドルはスクレーパーとしても使える。
ベルモント「極厚鉄板(ミニ)」
鉄板サイズ:13×13cm
鉄板厚み:6mm
鉄板重量:700g
3,400円
問い合わせ/ベルモント
黒皮鉄板で安定した蓄熱効果 ベルモント「極厚鉄板」
6mmの黒皮鉄板を使用し、蓄熱効果良好。同社のワイド五徳シリーズの内側に収まる大きさに仕上げている。ハンドルは長辺側に取り付けるので操作性もいい。テーブルに油が落ちにくいよう鉄板周囲は折り曲げ加工済み。
ベルモント「極厚鉄板」
鉄板サイズ:21×15cm
鉄板厚み:6mm
鉄板重量:1.5kg
3,700円
問い合わせ/ベルモント
ラージメスティン専用設計 oka-d-art「oka-d-art 184」
黒皮鉄板、ステンレス製のハンドル&フタ、まな板兼鉄板敷き、7色から選べる革製ハンドルカバー、ヘラの6点セットで、手持ちの固形燃料と共にラージメスティンにスタッキングOK。同社革ケースやサスペンダーを追加するのも愉しい。
oka-d-art「oka-d-art 184」
鉄板サイズ:12×17.5cm
鉄板厚み:4.5mm
鉄板重量:730g
7,818円
問い合わせ/oka-d-art
網と鉄板のハイブリッド テンマクデザイン「ホルモン焼き板」
鉄板全体に穴あき加工を施し、鉄板と網のいいとこどりを実現。穴から脂が落ちて炎が上がっても、肉が焦げ付かない絶妙な設計だ。ホルモンや豚トロといった脂分の多い肉を焼くための、ある意味贅沢な鉄板。ステンレス製で穴あきなので比較的軽量で扱いやすい。
テンマクデザイン「ホルモン焼き板」
鉄板サイズ:22×14cm
鉄板厚み:3mm
鉄板重量:640g
1,880円
問い合わせ/カンセキWILD-1事業部
鉄板人気の立役者、元祖鉄板!ジェットスロウ 冒険用品「ヨコザワテッパン フルセット」
収納性とメンテナンス製に優れたシンプルな縁なし鉄板とコテ、アルミ製やっとこ、防さび用油紙のセット。小さく見えるけれど蓄熱性が高く、ソロはもちろん4~5人まで対応できるので、孤高のソロキャンパーならハーフモデルを手に入れても良し。
ジェットスロウ 冒険用品「ヨコザワテッパン フルセット」
鉄板サイズ:20×15cm
鉄板厚み:4.5mm
鉄板重量:1kg
4,580円
問い合わせ/ジェットスロウ
酸化皮膜によって、赤さびが出にくい 鉄板広場「ロゴス ピラミッドグリル・コンパクト専用グリルプレート 板厚6.0mm」
黒皮鉄板をピラミッドグリルコンパクトに合わせたサイズにレーザーカットし、全周エッジ処理+コーナーの曲線R曲げという国産材料・国内生産らしい丁寧な作りが自慢。さらに赤さび加工で長持ち。リフター兼用スクレイパーとのセットで、グリルは別売。
鉄板広場 「ロゴス ピラミッドグリル・コンパクト専用グリルプレート 板厚6.0mm」
鉄板サイズ:22×19cm
鉄板厚み:6mm
鉄板重量:1.8kg
4,264円
問い合わせ/イノヴァール
人気のグリルでヘルシー焼き肉 鉄板広場「ロゴス ピラミッドグリル・コンパクト専用グリルプレート」
ソロ用ピラミッドグリルにちょうどいい大きさの穴あき鉄板とスクレイパーのセット(グリル別売)。厚さ6mmの黒皮鉄板製は熱のムラが少なく、手入れも楽。ほかにも厚み違いや穴なし、イワタニやSOTOなど人気グリル&バーナーに合わせて設計した鉄板を多数用意しているのが頼もしい。
鉄板広場「ロゴス ピラミッドグリル・コンパクト専用グリルプレート」
鉄板サイズ:16.5×16.5cm
鉄板厚み:6mm
鉄板重量:1kg
4,145円
問い合わせ/イノヴァール
FUSION専用でオトクな蓋付き 鉄板広場「極厚鉄板 SOTO FUSION専用グリルプレート(蓋付き)」
分離型CB缶バーナーとして大ヒットしたFUSIONの五徳にぴったり収まる鉄板と、ステーキや餃子に便利なステンレス製フタ、スクレイパーのセット(バーナー別売)。焚き火でも使えるが、FUSIONなら着火の手間がなく、すぐに鉄板料理に取りかかれる。スクレイパーは幅広リフターとしても使用可。
鉄板広場「極厚鉄板 SOTO FUSION 専用グリルプレート(蓋付き)」
鉄板サイズ:20×17cm
鉄板厚み:4.5mm
鉄板重量:1.1kg
6,255円
問い合わせ/イノヴァール
色を選べるレザーカバー付き ボーンズラボ「SMALL-PLATE 2」
ヘラと栃木レザーのカバー(4色から好きな2色)が付いたおしゃれな鉄板。バーナー利用を考えた設計で、肉をひっくり返す時に固定できる持ち手付き。持ち手部分は熱が放熱しやすいよう肉抜きされているのがうれしい。黒皮鉄製。
ボーンズラボ「SMALL-PLATE 2」
鉄板サイズ:17×12cm
鉄板厚み:3.2mm
鉄板重量:455g
4,500円
問い合わせ/ボーンズラボ
リブ&フラットで多彩な料理ができる ユニフレーム「ユニ鉄」
厚みは平面5mm、波型4~7mmなので、脂の多いステーキを波形で焼いても平面に脂が流れにくい形状だ。ハンドルは付属されていないが、同社のウェーブ焼網ハンドルを差し込む穴が付いている。ダグタイル鋳鉄製。
ユニフレーム「ユニ鉄」
鉄板サイズ:20×20cm
鉄板厚み:5mm
鉄板重量:1.45kg
3,546円
問い合わせ/新越ワークス
焚き火でも使いやすい脚付き M.M.Factory「シングルバーナー用 脚付鉄板」
9mm厚の超極厚鉄板で蓄熱性抜群!着脱可能の脚は18~19cmに調節可能で、焚き火や五徳の小さな分離型バーナーでもぐらつかずフラットな状態をキープできる。脚なし(25×25cm)なら厚さ6mm、12mmもある。
M.M.Factory「シングルバーナー用 脚付鉄板」
鉄板サイズ:35×24cm
鉄板厚み:9mm
鉄板重量:7.5kg
8,636円
問い合わせ/M.M.Factory
食材用バットとしても活躍 キャプテンスタッグ「ステン グリルプレート B6」
サビに強いステンレス製だから、酸・塩味の強いソースをかけても安心。非常に軽く、深めの縁付きで食材用のバット、ソテーパンなど肉を焼く以外でも活躍する。同社カマド スマートグリルB6サイズにフィット。
キャプテンスタッグ「ステン グリルプレート B6」
鉄板サイズ:18×12.8cm
鉄板厚み:0.5mm
鉄板重量:120g
1,200円
問い合わせ/キャプテンスタッグ
肉を焼くことだけを考えた鉄板 テンマクデザイン「男前グリルプレート」
肉を美味しく焼くために特化した鉄板。波形構造で、余分な脂を落としつつ、肉にきれいな焼き目をつけて香ばしく仕上げる。鋳造鉄製でハンドル付属。裏面はズレ防止の小さな突起が付けられているなど芸が細かい。
テンマクデザイン「男前グリルプレート」
鉄板サイズ:20.7×14.3cm
鉄板厚み:7mm
鉄板重量:875g
1,980円
問い合わせ/カンセキWILD-1事業部
ハードテンパー加工で油ならし不要 ハイランダー「超極厚鉄板 中」
大阪・八尾市とナチュラムのコラボ第1弾がこの鉄板。6mm厚の鉄板は防さび塗装不要のハードテンパー加工を施しており、使い始めの油ならしは不要。しっかり立ち上がった縁(2.4cm)付きで、ソースをたっぷりかけてもこぼして無駄にすることはない。
ハイランダー「超極厚鉄板 中」
鉄板サイズ:33.5×16cm(内寸25×14.5cm)
鉄板厚み:6mm
鉄板重量:3kg
7,255円
問い合わせ/ナチュラム
鍛造跡で気分も上がる millio「鍛造ソロ鉄板 正方型」
ハンマーで叩いた跡が残る鍛造仕上げ。表面はもちろん、エッジも微妙な曲がりが生じており、ひとつひとつ表情が異なるので愛着が湧く。取り外し可能なハンドル付き。鉄板にはひとつずつロゴの亀が刻印されているのも愛おしい。長く使いたくなる一枚だ。
millio「鍛造ソロ鉄板 正方型」
鉄板サイズ:15×15cm
鉄板厚み:8mm
鉄板重量:1.45kg
8,700円
問い合わせ/安隨製作所
実績40年の匠の技術で仕上げた鉄板 大久保鉄工「男爆鉄板 レギュラータイプ」
実績40年の職人が作る、旨さを追求した⻩金律、4.5mmの鉄板。男を感じるユニークなデザイン。油を落とし、コントロールできる2辺曲げ加工。こだわりの取っ手と燕三条産のヘラ、保管用油紙が付属している。ほかに厚さ3.2mmと6mmも用意。
大久保鉄工「男爆鉄板 レギュラータイプ」
鉄板サイズ:17.5×15cm
鉄板厚み:4.5mm
鉄板重量:900g
4,580円
問い合わせ/ラグー
300gステーキが2枚同時に焼ける 大久保鉄工「男爆鉄板フチ有り4辺曲げ加工」
匠が作る至極の鉄板。6mm厚より早く熱し、3.2mm厚よりも蓄熱性に優れている。それが4.5mm厚の縁付き鉄板だ。小さく見えるが300gのステーキを2枚焼けるので満足度は高い。ほかにメスティンの中に収まるサイズも用意。
大久保鉄工「男爆鉄板フチ有り4辺曲げ加工」
鉄板サイズ:19.5×16.5cm
鉄板厚み:4.5mm
鉄板重量:1.2kg
4,980円
問い合わせ/ラグー
あのソロキャンプ芸人がプロデュース
見た目にこだわり抜いたロングタイプ鉄板 NO.164「独焼鉄板 3.2mm」
芸人・ヒロシさんがプロデュースしたキャンプ道具第1弾。自ら工場を探し、テストするなどこだわりが詰まった鉄板だ。ステーキ肉を切らずに焼けるちょっと長めの長方形で、ハンドルと鉄板の隅にロゴが入る。6mm厚は重いので、あえて3.2mm厚と4.5mm厚(4,500円)を用意している。ハンドルはつや消しタイプで、ここに炎が映り込むのがヒロシ的萌えポイント。164(ヒロシ)ロゴも格好良い。初回完売で順次受け付け予定。
NO.164「独焼鉄板 3.2mm」
鉄板サイズ:22×13cm
鉄板厚み:3.2mm
鉄板重量:700g
4,000円
問い合わせ/ヒロシ・コーポレーション
主にキャンプの様子を配信する『ヒロシちゃんねる』が話題の芸人。
Text/Hiroe omori
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