16093諏訪の浮城と呼ばれ、湖面に浮かぶように建てられた「高島城」(長野県諏訪市)|〈古写真で見る失われた名城〉

諏訪の浮城と呼ばれ、湖面に浮かぶように建てられた「高島城」(長野県諏訪市)|〈古写真で見る失われた名城〉

編集部
現存する高島城の古写真はわずかしかない。その全てが、諏訪地方に写真の技術を伝えた竹田凍湖という俳人の作品。高島城の天守は3重の望楼式で、出窓は2階の東西、3階の南北に造られていた(写真は諏訪市博物館)。
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凛々しくもすっとそびえる石垣天守と屋根の絶妙のバランス

凍湖が撮影した高島城は小ぶりながらも堂々とした構えの名城である。かつては諏訪湖に突き出した水城で“諏訪の浮城”と呼ばれていた。石垣は鋭くすっとそびえていて、その上の天守は下見板張りの3層。屋根は入母屋破風。凛々しくも安定感に満ちている。

残念なことに、江戸時代初頭の干拓によって水城の面影は失われてしまい、写真にも湖は写っていないが、古写真からは先人の英知がうかがえる。

高島城 たかしまじょう
築城年/慶長3年(1598) 
廃城年/明治8年(1875)
主な藩主/日根野高吉、諏訪忠誠 
藩名/諏訪藩 
構造/連郭式平城、独立式望楼型3重5階 
遺構/石垣、堀、門 住所/長野県諏訪市高島

文/相庭泰志
写真/諏訪市博物館

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