27945ノスタルジックな旅が愉しめる 乗っておきたい全国のローカル線〜東北編〜

ノスタルジックな旅が愉しめる 乗っておきたい全国のローカル線〜東北編〜

男の隠れ家編集部
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まさに網の目のように全国各地に広がる日本の鉄道。いずれの列車からも、そこでしか見られない景色が広がる。ここではそんな鉄道から、東北地方を走る9路線をピックアップ。
目次

幻想的な下北半島へ伸びる路線「JR大湊線

青森県の東北側の下北半島へ北上するローカル線。恐山や仏ヶ浦など神秘的な風景から海岸沿いの風景まで楽しめる。大間漁港に足を延ばしてもいい。

JR大湊線[青森県]
営業区間:野辺地駅~大湊駅
営業距離:58.4km
営業開始年:大正10年(1921)

三陸の海岸線をひた走る海の路線「JR八戸線」

ほとんどの区間で車窓から美しい海が望める。久慈駅からは三陸鉄道リアス線とも接続しており、乗り継げば、さらにローカル線を楽しめる。

JR八戸線[青森県・岩手県]
営業区間:八戸駅~久慈駅
営業距離:64.9km
営業開始年:明治27年(1894)

冬以外でもぜひ訪れてほしい「津軽鉄道 津軽鉄道線」

ストーブ列車が運行することで有名だが、夏の新緑の時期も奥津軽エリアは趣があって良い。田園地帯を列車が駆け抜ける懐かしい風景に出会える。

津軽鉄道 津軽鉄道線[青森県]
営業区間:津軽五所川原駅~津軽中里駅
営業距離:20.7km
営業開始年:昭和5年(1930)

もはやローカル線の代表格「JR五能線」

海も山もダイナミックに楽しめる路線。特に観光列車「リゾートしらかみ」はデビューから20年近くたった今も色褪せない人気ぶりだ。

JR五能線[青森県・秋田県]
営業区間:東能代駅〜川部駅
営業距離:147.2km
営業開始年:明治41年(1908)

絵に描いたような里山の風景「秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線」

その名の通り秋田県内の山深い地域を走る。みちのくの小京都と言われる角館や、マタギの里で知られる阿仁など秋田ならではの魅力も満載だ。

秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線[秋田県]
営業区間:鷹巣駅~秋田駅
営業距離:94.2km
営業開始年:昭和61年(1986)

雄大な鳥海山をバックに走る「由利高原鉄道 鳥海山ろく線

「おばこ号」の愛称でも親しまれている。おばこという着物姿の乗務員が乗っている「まごころ列車」をはじめ、多彩なイベント列車が運行される。

由利高原鉄道 鳥海山ろく線 [秋田県]
営業区間:羽後本荘駅〜矢島駅
営業距離:23km
営業開始年:昭和60年(1987)

山寺で有名なローカル線「JR仙山線」

仙台と山形の大都市をつなぐ路線であるが、奥羽山脈を越える県境の付近は山岳地帯の様相を呈す。都市部から秘境の雰囲気を手軽に楽しめる。

JR仙山線 [宮城県・山形県]
営業区間:仙台駅~羽前千歳駅
営業距離:58km
営業開始年:昭和4年(1929)

藤沢周平のエッセイでも触れられた「JR陸羽東線」

鳴子温泉をはじめとし、山形・宮城両県の上質な温泉地が沿線に多数あるのも特徴のひとつ。絶景で有名な鳴子峡にも足を伸ばしたい。

JR陸羽東線 [宮城県]
営業区間:小牛田駅~新庄駅
営業距離:94.1km
営業開始年:大正2年(1913)

のどかな風景の中を走る「山形鉄道 フラワー長井線」

名前の通り数多くの花の名所が沿線に点在する自然豊かなローカル線。近年は宮内駅のウサギ駅長がモチーフとなった“もっちぃ”が人気。

山形鉄道 フラワー長井線 [山形県]
営業区間:赤湯駅~荒砥駅
営業距離:30.5km
営業開始年:大正2年(1913)

写真(一部)/遠藤純、浅水浩二、松尾啓司、米屋こうじ

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