14438〈行きたい東京のBAR〉試行錯誤を経て築いた 店の看板「ギムレット」【 TAKE FIVE 】(新小岩)┃TOKYO BAR STORY

〈行きたい東京のBAR〉試行錯誤を経て築いた 店の看板「ギムレット」【 TAKE FIVE 】(新小岩)┃TOKYO BAR STORY

男の隠れ家編集部
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オーナーバーテンダーの岡宏和氏は22歳で、賑やかな下町、新小岩の夜の世界に出会った。伝説的なバー「Bar潤」で修業。そこでチーフバーテンダーを務めた後、平成23年(2011)に独立した。
目次
3階建てのビル1階の奥まったところに入口がある、隠れ家的なバー。30代、40代の客が中心だ。
約6mの長いカウンターが印象的だ。

そのカクテルは今も進化を続けている。毎日、「今日の一杯」を作ってSNSで紹介する。「大先輩から私たち、若い世代へと知識と技術が受け継がれ、日本のバーテンダーは世界一になった。レシピは出し惜しみしません」。研究熱心な岡氏自慢のカクテルはギムレット。一日に20杯はオーダーされ、わざわざオーストリアから飲みに来るファンもいるとか。

キンカンを2個使用したジントニック。(1000円)。これは3月頃までの季節のカクテル。
看板のギムレットをステアしているシーン。

バーテンダーとは、職業でなく生き方。いかにもてなすかを考えるのは職業的なバーテンダーだと話す。あえてもてなしに「いたずら」を入れるジョーク好きな岡氏との会話を愉しみに来店する常連客が多い。しかし酔っぱらい客は断るなど、オーセンティックバーとしての雰囲気を壊さないように心がけている。

ウイスキーは1990年代など古い年代が多い。「アルコールの角が取れてまろやかな味わいになる」と語る。

【Selected cocktail】ギムレット

ギムレット

ライムジュースとシュガーシロップを通常より多めに入れるこだわり。ライムジュースは完熟したものを使用し、味に膨らみを持たせている。口当たりが優しく飲みやすい一杯。1000円。

【BAR DATA】
TAKE FIVE(ていく ふぁいぶ)
葛飾区東新小岩1-2-13
03-5670-1501
営業時間/18時~翌1時
定休/日曜
席数 /カウンター8席
チャージ/500円
アクセス/JR「新小岩駅」よりすぐ

※新型コロナウイルス対策のため営業時間・定休日等に変更の場合あり。HP等で要確認。

編集部
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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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