14738〈行きたい東京のBAR〉落ち着いた雰囲気のカウンターのみの正統派【 speakeasy99 】(亀戸)┃TOKYO BAR STORY

〈行きたい東京のBAR〉落ち着いた雰囲気のカウンターのみの正統派【 speakeasy99 】(亀戸)┃TOKYO BAR STORY

男の隠れ家編集部
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ドアノブが鎖という、実にユニークなエントランスにまずは驚かされる。下町・亀戸のこのバーにはこの先、どんな奇抜な仕掛けがあるのかと身構えつつ足を踏み入れると、入口の印象とは異なる、シックで落ち着いたオーセンティックな空間が広がっていた。
目次
飲食店と住宅が入り交じる所に立地。

「鎖は禁酒法時代のアメリカ映画のシーンを参考にしました。違法バーに保安官が来ると、鎖を引いてバックバーを隠す仕組みです」と、バーテンダーの酒井拓也氏。もちろん、ここでは鎖を引いても何も起こらない。だが全席カウンターなので、初めて訪れた人にとっては、話のきっかけになることは確かだ。

アノブの鎖から始まりハンガーを吊すのも鎖。アメリカ映画の影響だ。
店名も映画から。「簡単に喋るなよ」という意味だとか。

酒井氏は学生時代、渋谷のカフェバーでアルバイトをし、大学卒業後に新宿のバー「セットオフ」に入店。その後もいくつかのバーを経て、平成11年(1999)4月にここをオープンした。「最初からひとりでやると決めていた」ので、カウンターのみというシンプルな店内が逆にいい。

カクテルは税別750円~、ショットは同じく700円~とリーズナブル。
おつまみはナッツやビーフジャーキーのみ。仕事帰りに2、3杯楽しめるバーだ。

【Selected cocktail】ヴェスパー・マティーニ

ヴェスパー・マティーニ

元はイアン・フレミングの小説で考案された。映画『007カジノロワイヤル』に登場。ジンとウォッカ、ワインリキュールを入れ、氷のように冷たくなるまでシェイク。1100円。

【BAR DATA】
speakeasy99(すぴーくいーじー99)
江東区亀戸2-25-6-1F
03-5609-0477
営業時間/19時~翌2時、19時~翌3時(金・土)
定休/不定休
席数/カウンター12席
チャージ/500円
JR「亀戸駅」より徒歩約5分

※新型コロナウイルス対策のため営業時間・定休日等に変更の場合あり。HP等で要確認。

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