78158堀江貴文氏が99%AIで作成した電子書籍を出版! AIの活用法に迫る

堀江貴文氏が99%AIで作成した電子書籍を出版! AIの活用法に迫る

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ホリエモンこと堀江貴文氏は、世界初かもしれない新たな取り組みとして、ほぼAIの自動執筆のみでビジネス書を出版した。その書籍の名は、『夢を叶える力』である。

今回の取り組みに対し、「本当にAIだけで本が作れるの?」といった疑問や注目が集まっている。そこで本記事では、堀江貴文氏が手掛けたAIによる書籍発行について解説する。AIに興味がある人、もしくは堀江貴文氏が好きな人は、ぜひ最後まで読んでみてほしい。

■世界初? AI(Chat GPT)で99%書かれた『夢を叶える力』

出典:Amazon

出版社:ホリエモン出版
著者:堀江貴文
編集:パソコン太郎
ページ数:70ページ
価格:0円(Kindle版
購入サイト(Amazon

IT Supportパソコン太郎(株)は、2月18日に堀江貴文氏と新レーベル「ホリエモン出版」を創設し、Chat GPTを使って第1作となるビジネス書「夢を叶える力」をKindle(電子書籍)で発行した。

堀江貴文氏と代表パソコン太郎の2人だけで書籍を出版。その過程では、AIのChat GPTを駆使し、Kindleへの登録を含めて実働2時間で仕上げている。

そもそもChat GPTとは、OpenAIが2022年11月にリリースした人工知能チャットボットのことだ。ネット上を中心に話題となり、驚くべき速さでその利便性が世間に周知された。

あとがきは堀江貴文氏が執筆しているが、それ以外の表紙、題名、48,000文字の文章、これらの99%をAIで作成したとのこと。Chat GPTなどのAI技術の発展により、ほぼAIのみで書籍を出版できる時代が来てしまったのだ。

なお、2023年2月23日にはver.1.1として、Notion AIで一部編集が入っている。またペーパーバック版として、1,650円で販売されている点にも注目だ。

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■AIでどうやって本を作ったの?Chat GPTの活用法

堀江貴文氏が手掛けた『夢を叶える力』は、主にChat GPTを使って作成されている。このサービスはアカウント登録さえすれば、誰でも手軽に利用することが可能だ。

ただし、使い方にはちょっとした工夫が必要であり、思い通りの文章を作成してもらうにはある程度の技術が求められる。『夢を叶える力』では、AIに「堀江貴文さんが書きそうな本のタイトル」という指示を出すことで、まるで本人が書いたような文章を作成できた、と説明されている。

本の内容である「あなたの未来を変えるための7つのステップ」を見てみると、確かに、堀江貴文氏が書きそうな文体で執筆されている。「さすがChat GPT…」と言ったところか。

ただ、Chat GPTをうまく活用するためには、前提条件がかなり重要である。本書で与えた前提条件は、前述した「堀江貴文さんが書きそうな本のタイトル」の箇所だ。

この前提条件がなければ、文章の方向性が定まらず、ネットから引用したオリジナリティのない平凡な文章になってしまう。

■実際にChat GPTを使って堀江貴文氏の文体で作成してみた

Chat GPTは誰でも使える基本無料のサービスだ。今回はその有料版にあたる「Chat GPT Plus」を使い、最新のGPTシリーズで堀江貴文氏の文体で作成してみた。

なお、以下の文章はあくまで「堀江貴文氏の文体を参考にして、ビジネスにおける大切なことを3つ教えてほしい」という指示のもと、Chat GPTが作成した文章である。それを念頭に置いた上で、以下の文章を読んでみてほしい。

1.「スピード感」
ビジネスって、結局、速さが命だと思うんだよね。いいアイデアを持っていても、実行が遅ければ、競合に抜かれちゃう。

2.「柔軟性」
常に変化し続けるビジネスの世界で、固定概念にとらわれず、柔軟な発想が重要だと思う。新しい情報やアイデアに素直に耳を傾けて、自分のスタンスを変える勇気も持とう。

3.「人間関係」
ビジネスって、結局のところ、人間関係だよね。良い人間関係を築くことができれば、スムーズに仕事が進むし、信頼関係も生まれる。(一部省略)

これらの文章は、Chat GPTが1〜2分足らずで自動作成したものだ。実際に読んでみて、いかがだろうか? まるで、堀江貴文氏が執筆したかのような文章になっていることがわかるはずだ。

■まとめ

本記事では、堀江貴文氏がAIを使って出版した書籍「夢を叶える力」について詳しく解説した。

いまの時代、AIを有効活用すれば、オリジナルな書籍を簡単かつ短時間で作れてしまう。AI技術の発展スピードは非常に速いため、これからさらにChat GPTや、そのほかAIの活用法が注目されるだろう。

楽しんでいただけただろうか。今後も「男の隠れ家デジタル」らしい切り口で情報を紹介していきたいと思う。

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