男の隠れ家の神出鬼没な編集者・田村巴は年がら年中“休肝日”がない生粋のお酒好き。そんなほろ酔い編集が美味い酒を求めて今宵もぶらりと旅に出る──。
ヘミングウェイも愛したラム。カリブ海を擁するキューバで生まれたラム酒ほど夏に似合うお酒はない、ということを再認識した夜でした。
掲載している内容は2024年7月、取材時の情報です。
ほろ酔い編集・田村巴のちょっと一杯やらないか? 第9杯
熱風が吹き荒ぶ灼熱の7月某日、涼を求めて吉祥寺にあるラム専門バー「SCREW DRIVER」さんへ。ラムを知り尽くした名店のモヒートでさっぱりしつつ、オーナーバーテンダー兼、日本ラム協会会長の海老沢忍さんにラムの魅力をお伺いします。
ホテル・バーテンダーとして働いていた20歳の頃、先輩の勧めで飲んだダークラムでその美味しさに目覚め、様々な業種を経験した後、1997年に日本初のラム専門店として吉祥寺で開業。

以来、ラムの魅力や美味しさを広く伝えるため、日本ラム協会を立ち上げたすごいお方でございます。
失礼ながらもラムといえば「モヒート、ピニャコラーダ」以外に知識がない田村のために、まずラムの基本を教えてもらいます。
「簡単にラムを定義すると“サトウキビでできた蒸留酒”です。定義はシンプルだけど製造法で味わいが大きく変わるんですよ」

製造法は、①砂糖製造の副産物である糖蜜から造るトラディショナル、②サトウキビのジュースから造るアグリコール、③サトウキビジュースをシロップ化して造るハイテストモラセスの3タイプ。
現在、世界の8割は①のトラディショナルタイプが占めていて、熟成させる方法もここでは書ききれないほど多岐に渡ります。奥深い世界です。
近年ではサトウキビ栽培が盛んな沖縄を中心にクラフトラムを造る酒造も増えており、日本での認知向上や魅力をアピールしていくことが今後の課題とのこと。色々とお話を伺いながら、店長の高橋彩子さんにモヒートを作ってもらい乾杯!


SCREW DRIVERでは博物館級のヴィンテージラムを含め600本ものラムを所蔵。そんなラム専門店のモヒートはバカルディがベース。そして沖縄の契約農家で栽培するミントをふんだんに使う贅沢な一杯です。

ひと口目からミントの爽快さがラムの甘みを連れてきて、瞳を閉じるとまるでカリブ海のビーチに居るよう。やっぱり暑い夏にはラムが旨い!
今月の相棒
ラムといえばこのお店!吉祥寺「SCREW DRIVER」
常時600種を超えるラインアップを揃える国内随一のラム専門バー。ラムを知るならまずココへ!

SCREW DRIVERにはテイスティングコメントを書き込むオリジナルの『ラムパスポート』があり様々な特典付き。100本分書くとゴールドのネームタグが店内に飾られる。





SCREW DRIVER
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-15東永ビル4F
TEL:0422-20-5112
定休日:12月31日、1月1日
営業時間:平日18:00〜翌1:00、土日祝16:00〜翌1:00
文/田村 巴 撮影/Noriy.k
【著者プロフィール】
田村 巴(Tomo Tamura)
1979年北海道出身、フリー編集者。長年「男の隠れ家」に携わり現在は「男の隠れ家デジタル」編集長も務める。毎日の晩酌が人生をより良くすると信じて疑わない。
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1979年、北海道出身。バイク(チョッパー)専門誌「HARD CORE CHOPPER」、フリーペーパー「MOLE Magazine」、ライフスタイル誌「男の隠れ家」を経て、現在は「男の隠れ家デジタル」編集長。
バイクやクルマでの日本一周・目的を決めない旅が趣味。好きな分野は「飛行機」「クルマ旅」「地方の土着的な風習や歴史」「ミステリー」など。UFOや都市伝説に興味深々。好きなものは「巨大建造物」「道の駅・SA(道の駅きっぷ収集)」「キャンプ」「ガジェット」「カメラ」「ボストンテリア」。
