【3大グルメ】は、日本人が大好きな人気グルメ「ラーメン」「カレーライス」「ハンバーガー」を提供する、こだわりの飲食店を紹介していく連載企画です。
セレクトのポイントは「老舗」と「老舗店主のおすすめ店」。今回は、木場の人気インド料理店「カマルプール」の店主が“町中華の王道”として推薦した、森下の名店「中華や」をご紹介!

■地元で愛され続ける、森下の町中華
森下駅から歩いて5分。赤い暖簾が目印の「中華や」は、地元の常連客で昼夜問わず賑わう町中華だ。店主がこの場所に店を構えたのは25年前。
もともとは門前仲町近くの佐賀町で13年営業していたが、自宅の建て替えを機に地元・森下へ戻ってきた。
「生まれも育ちも森下という店主の小川さんは、まさにこの街の空気を知り尽くした“地元の味職人”だ。今では「ここが自分の原点」と笑う。

■朝6時50分の仕込みから始まる、日々の一杯
「スープは毎朝とるのが決まりなんです」と話す店主の一日は早い。
朝6時50分には厨房に立ち、豚骨・鶏ガラ・豚足・野菜をじっくり煮込む。ギリギリまで旨みを引き出し、余分なものは足さない。

「足して誤魔化すことはしない。全部その日のうちに使い切ります」――その真っ直ぐな姿勢が、この店の味を支えている。
昼前にはスープの香りが店いっぱいに広がり、常連たちが次々と暖簾をくぐる。森下の街にとって「中華や」は日常の一部だ。
■名物ショウガラーメンと五目チャーハン、そして餃子
人気No.1の「ショウガラーメン」(680円)は、おろし生姜が香る、ほどよい塩味と生姜の清涼感がクセになる一杯。常連客の中でも“これしか頼まない”という方もいるほど人気メニューのひとつ。

もう一つの看板が「五目チャーハン」(930円)。
パラリと仕上がったご飯に、チャーシューやエビ、野菜が彩りよく混ざり合う。香ばしさとコクのバランスが絶妙で、レンゲが止まらない。

そこへ欠かせないのが「餃子」(450円)だ。焼き面はカリッと香ばしく、中は肉汁たっぷり。野菜の甘みと肉の旨みが広がり、ビールにも白飯にも合う万能選手。

ラーメン・チャーハン・餃子という黄金トリオを目当てに、遠方から訪れるファンも多い。
木場「カマルプール」の店主も“町中華の究極”と称した逸品。シンプルながら、長年の経験が光る組み合わせだ。
■夫婦二人三脚で守る、笑顔の厨房
昼どきには店主と奥さんの掛け合いが飛び交い、店内はいつも明るい空気に包まれている。
「人手不足は大変だけど、うちはみんな笑顔でやってくれているのが一番の自慢」と店主。
家族のような距離感と、飾らない雰囲気。カウンター越しの何気ない会話も、ここでは調味料のひとつだ。
近所のOLや職人、学生が“ただいま”と言うように立ち寄る。そんな場所が「中華や」なのだ。


■変わらぬ味、変わらぬ日々
定休日は日曜と祝日だが、その日も店主は厨房に立ち、チャーシューやスープの仕込みを欠かさない。
「全部自分でやらないと気がすまない」と笑う姿に、20年以上続く店の理由がある。
夜には常連が一杯やりに訪れ、湯気の向こうから鍋の音と笑い声が重なる。
派手さはなくても、日常の中で“変わらないおいしさ”を届け続ける――それが、森下の「中華や」だ。

Shop Data
中華や
東京都江東区森下4-18-6
営業時間/11:00〜16:00、17:00〜21:00
定休日/日曜・祝日
アクセス/都営新宿線・大江戸線「森下駅」徒歩約5分
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