日々の暮らしに自然に取り込む40Hz変調のガンマ波サウンド
kikippa(キキッパ)はテレビなどの接続機器の音声をリアルタイムで40Hzに変調したガンマ波サウンドが聴ける、というもの。それだけ聞くと「?」が浮かぶ。
ガンマ波ってなに? 40Hz変調って?
この「40Hz変調のガンマ波」は、近年の研究によって認知症の予防・改善に期待が持てるといわれている脳波で、実は現在さまざまな研究機関において「五感」への刺激が脳に望ましい効果を与える可能性について研究が進められている。
聴覚であれば「超高周波音」や「低出力パルス波音波治療」など国内機関でも研究が進んでいるのだが、今回2社が注目したのが「40Hz変調のガンマ波」だという。
kikippaはリアルタイムで音声を40Hz周期の音に変調することができる特殊な技術「ガンマ波変調技術」を用いたもので、認知機能のケアができる可能性を秘めているということだ。
実際に40Hzパルス音を聴いてみると(ビープ音のようなものをイメージしてほしい)、例え脳に効果がありそうだとわかっていても毎日・長時間聴くのは耐えられそうにない。
しかしkikippaであれば、テレビやラジオの音声をリアルタイムに分析してナレーションやボーカルを可能な限り劣化させずに40Hz音に変調したガンマ波サウンドを流すことができるのだ。
毎日1時間程度、ガンマ波サウンドモードでテレビやラジオを聴くことで、もしかしたら脳の認知機能が刺激され、将来の認知症リスクを軽減できるかもしれない。未来の自分を救うかもしれない、そんな可能性を含んだガジェットとなっている。
今回、実際の機器に触れる機会を得てガンマ波サウンドを体験してきたが、正直なところ普段のクリアな音声に慣れてしまった聴覚には違和感を感じた。
だが、1日1時間と区切り、特に興味のないテレビ番組やラジオを流し聴きする時のみガンマ波サウンドモードにしておけば、勝手に良い影響を無理なく普段の生活の中で取り入れることが可能だと感じた。
リモコンまたは本体の切り替えボタンを押す事で、ガンマ波サウンドモードの標準モードと弱モードの切り替えが可能で、ガンマ波サウンドモードをOFFにしている時でも音声が聞き取りやすい設計になっている。
自分にも親にもプレゼントしたいかも
また、機能性・操作性にも非常にこだわっており、高齢者でも迷うことなく使えるように設計されている。
シンプルでコンパクトなデザイン、3m離れた距離からでも電源の切入が認識できるようなランプやボタン表示、説明書はイラストを使用し読みやすさを工夫している。
スピーカー本体をテレビやラジオに接続するだけで面倒で難しい設定はない。特にWi-Fi設定が不要なのは、離れて暮らす両親にプレゼントする場合に安心だ。
製品の自動アップデート機能は内蔵されたLTE通信モジュールを通じて最新の研究結果が自動で反映されるので、常に最新版の機能が勝手に備わっているのもポイントだろう。
さらにガンマ波サウンドモードの利用時間や利用状況をkikippaウェブサイトやLINEから確認することも可能。つまり「見守り」の役割もしてくれるということだ。
聴くだけで未来の人生を変えるかもしれない、ガンマ波サウンドスピーカー。自分事として捉えてみても良いのかもしれない。
【商品概要】
製品名:kikippa(キキッパ)
希望小売価格:4万9500円(税込)
サービス利用料:月額1980円(税込)※アップデートおよび専用ウェブサイト利用のための定額料金
公式HP:シオノギヘルスケアオンライン
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