男子諸君は、今年のバレンタインデーにチョコをもらっただろうか。昨今はクッキーや紅茶、お酒などが贈られることも増え、何かしら受け取った人も少なくないだろう。
もちろん、“バレンタインのプレゼントをいただいたら返す”というのもマナーだが、「何を贈ればいいのか」という議題はかなり難しい。
今回は、ホワイトデーに悩むあるいはまだ考えていないかった男子諸君のために、銀座で見つけた洋菓子店を紹介しよう。
■ホワイトデーにまつわる雑学
来たる3月14日はホワイトデーだ。「どうせ海外の慣習なんでしょ?」と思う人もいるかもしれないが、実はホワイトデーは日本のお返し文化から生まれたイベントなのだ。
なお、ホワイトデーの起源は諸説あり、「不二家&エイワ」説や「石村萬盛堂」説、「全国飴菓子協同組合」説などがあると言われている。
いずれも日本のお菓子メーカーが発端と考えられているが、詳しく知りたい人は、以下の記事を読んでみてほしい。
こんな雑学をホワイトデーに話す必要はないが、少しでもホワイトデーを楽しむ要素にしてもらえれば幸いだ。
■50年の歴史を持つ「ブールミッシュ」へ
今回、ホワイトデーのお返し難民におすすめする洋菓子店は「ブールミッシュ 銀座本店」である。
同店のオープンは1973年のこと。創業者でありパティシエでもある吉田菊次郎氏がフランス・パリで感銘を受け、日本の渋谷で1店舗目を構えた。
ブールミッシュを代表する洋菓子は、焼き菓子なら「トリュフケーキ」、生菓子なら「シブースト」が挙げられる。トリュフケーキは想像できるかもしれないが、シブーストを知っている方は多くないだろう。
シブーストは、フランスの宮廷職人・シブースト氏が1840年ごろに残したレシピを吉田菊次郎氏が再現した菓子。バターでソテーしたリンゴがパイ生地の上に乗せられ、ゼラチンを入れたカスタードクリームを敷いて、上部はカラメリゼされている。
なめらかな口当たりで、バランスのとれた甘さが口いっぱいに広がるため、ぜひ堪能してもらいたい。
ブールミッシュは全国に100店舗以上も展開しているが、銀座本店のみチョコレートが用意されている。
ラム酒の香りが広がる「カリブ」や、グレープフルーツをベースにピーチリキュールが加えられた「パンプルムース」など、多種多様なチョコレートが並ぶ。
ホワイトデーのお返しを店で考えたい人は、銀座本店のラインアップを見て決めても良いだろう。
■ホワイトデー限定のお菓子は女子ウケ間違いなし!?
ブールミッシュでは2月18日(日)からホワイトデー商品が並べられている。
トリュフケーキをはじめ、マカロンやクランチ・ショコラ、ディアマンドなどを取り揃えているため、きっと好みのスイーツが見つかるだろう。
「おっ」と興味を引いたのは、可愛らしいパッケージデザインだ。なんでも、雑貨デザイナー・絵本作家のSinzi Katoh氏とのコラボで生まれた、期間限定の商品なのだという。
パッケージにはSinzi Katoh氏の絵本に登場するフランスの美大生・シェリや友人のクロエが描かれており、もらった人は温かい気持ちになるはずだ。
ホワイトデー商品は4個入りや7個入りといったセットのほか、1個入りの単品が並べられているのも嬉しいポイントだ。
特別な人だけでなく、義理チョコをもらった場合のお返しにもぴったりのサイズ感なので、男子諸君の状況に合ったものが見つかるだろう。
■まとめ
ブールミッシュ銀座本店では、イートインのスペースもある。「これ、ほんとに美味しいの」と気になる商品が見つかったら、店内で実食してみるのもおすすめだ。
このほか、店内にはお花見用のスイーツなども展開されているため、ホワイトデーはもちろんギフト探しやお花見デートなどで立ち寄ってみてほしい。
住所:東京都中央区銀座1-2-3
営業時間:10:00〜19:00
公式HP:「BOUL’MICH ブールミッシュ」