104556海と空のブルーが故郷を感じさせる書斎|秘密基地のような小さな書斎。

海と空のブルーが故郷を感じさせる書斎|秘密基地のような小さな書斎。

男の隠れ家編集部
編集部

■愛犬が足元で寝ている かけがえのない時間

●神奈川県/屋嘉比邸

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

※この記事は2025年3&4月号に掲載されたものです。

沖縄出身の屋嘉比さんと徳島出身の奥さんが、横浜のマンションにリノベして引っ越したのは23年のこと。2人の故郷への愛着は深く、新居では故郷をイメージしたものを大切にしている。

玄関には琉球石灰岩風のタイルを敷きつめ、入ってすぐの扉には徳島名産・藍染めの布が飾ってある。故郷への想いが心に染み入るようだ。

ほかの壁には沈んだ色のクロスを使用。青の鮮やかさを引き立てている。

【POINT】沖縄の青
書斎は沖縄の海と空の青さを再現した。ホテルライクなリビングのソファの色などにもブルーを使っている。

極め付きは玄関の隣にある屋嘉比さんの書斎だ。眺望が良いリビングとは反対側の一角に造った。約3畳の広さで扉はない。

「ドアはわざと付けませんでした。閉塞感がなくて自由な雰囲気が気に入っています」

沖縄らしい開放的な書斎に入ると、その個性的な雰囲気に驚かされる。2面の壁が深みのある青い色に仕上げられているのだ。

「故郷の沖縄の海と空の青さをイメージしました。この色はとても気に入っています」

入り口から見た書斎の全景。出窓には望遠鏡などをディスプレイ。下にはスーツケースを置いて旅行気分を演出。
デスクの上の引き出し、サボテン、ペン立てなど。できるだけシンプルにしている。

全面をブルーに統一するのではなく、デスク正面の上部、側面の腰壁にとどめているが、それでも、深い青の存在感に圧倒される。

「仕事から帰って書斎でこの青に囲まれると癒されます。家で仕事をするほうが会社に行くよりも3倍くらい仕事が捗りますね」

屋嘉比さんは184㎝と長身なので、天井やデスクの高さも調節。

「僕的には解放感がある空間になりました。以前は帰宅してからテレビを見たりしていましたが、だんだん壁の色に惹かれて、すぐに書斎に行くようになりました」

リビングはまるでホテルのよう。「友達を招いて食事を楽しめる家にしたい」と対面式のアイランドキッチンに。
酒が好きなご夫妻。キッチンにはワインをはじめいろいろな酒が揃っている。

中古車輸出の仕事のほか、靴の手入れも書斎で行っている。

「書斎ができてから、生活が変わりました。それまでは広めのワンルームで、互いの生活に区切りがなかった。書斎によって、仕事とプライベートの時間が分けられて、互いに好きな時間を過ごすことができるので、良かったですね」

ときには愛犬の“のび太”クンが足元に来て寝ているという。屋嘉比さんは秘密基地によってかけがえのない時間と空間を手に入れた。

愛犬の“のび太”クンは書斎にも出入り自由。のんびりくつろぐ。

■Favorite Item

⚫︎靴磨きの道具

屋嘉比さんにとって靴磨きは趣味を超えた大事な時間。「親父が靴好きで、安かろうが高かろうがいつもきれいにしていろと教えられました。靴を磨いているときは、余計なことを考えないでリラックスできます」

■Owner’s voice

約3畳の広さが、僕の身長に合わせた居心地の良い空間になりました。設計士さんや担当の方に感謝しています。

【取材協力】
ゼロリノベ
東京都港区北青山2-12-42
03-6902-1941
https://www.zerorenovation.co.jp/

取材・文/阿部文枝 撮影/黒田雄一

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