■バーカウンター付き大空間と隔絶された思索の空間
●東京都/K邸
(※その他の写真は【関連画像】を参照)
※この記事は2025年3&4月号に掲載されたものです。
所は都内、山の手地区。マンションの上階に会社員・Kさんは住まう。
以前は地方在住だったが転勤で都内に移り、「家族が増えることも考えての柔軟な空間」「スペースの無駄ない活用」を念頭に置いて物件をリノベーションした。

【POINT】リビングと一体化
元々は「ダイニングキッチン」と「洋間2間」が壁に隔てられて別々だった。壁を取り払い大空間に生まれ変わった。
面積は約47㎡、元は玄関の左右にトイレとバス、洗面所、続いてダイニングキッチン、奥が洋間2つに分かれた構造。今回の改装では風呂場とトイレを集約し、洗面所は廊下に設けることで空間を有効活用している。
居住部は思い切って壁を取り払うことで大空間のリビングダイニングキッチンを構築。ダイニングは収納の内部にコンセントを設けることで家電類を収め、生活感を見せない。
バーカウンターでは気の置けない友人とともにハイボールを楽しむ。その生活空間から一歩置いた設定で、「秘密基地」的な書斎が設けられている。

階段を上がって入る構造、両手を広げれば届くようなコンパクト空間、無垢板の内装を暖色系のライトが照らす空間は不思議な安らぎを伴う。
デスクに向かえば正面はガラス、先ほどのリビングダイニングを見下ろす位置関係となる。日常生活から隔絶された環境ゆえ、オン・オフを切り替えてパソコン仕事、あるいはビジネス書籍の勉強に没頭できるうえ、木製ブラインドを下げれば一層の没入感が生まれる。



学生時代に野球部だったKさんは大谷選手の大ファン。リビングに特別に入手したユニフォームが飾られ、書斎の奥には数々の「大谷グッズ」が並ぶ。仕事と想いが詰まる空間だ。
「めざしたのは、『可変性のある快適な住空間』です。シンプルに快適に暮らせる。これがコンセプトです」
無駄を徹底的に削った中でも、木材と照明が空間に柔らかな美しさを添える。Kさんの想いが昇華された空間といえるだろう。


■Favorite Item
⚫︎大谷グッズ

高校時代に野球部だったKさんは大谷選手の大ファン。はるばるアメリカに渡ってまで、本物の試合を観戦するほど。カードなど「貴重なグッズ」を多数取り揃えて、書斎の奥の棚に飾り付ける。
■Owner’s voice
「暮らしやすくカッコイイ住空間」をめざしました。オンとオフを切り替えられる書斎がコンセプトの一つです。

【取材協力】
スタイル工房
東京都杉並区成田西3-2-4 1F
0120-587-250
https://www.stylekoubou.com/
取材・文/角田陽一 撮影/遠藤 純
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