104811階段上に潜むような くつろぎの小空間|秘密基地のような小さな書斎。

階段上に潜むような くつろぎの小空間|秘密基地のような小さな書斎。

男の隠れ家編集部
編集部

■好みの雰囲気に包まれて趣味に没頭する時間

●埼玉県/H邸

晴れた日はデスク正面の小窓からの陽光も心地が良い。

リビングから階段を上っていくと見えてくる大きな内窓。その中は壁一面の棚、そして随所にちりばめられたヴィンテージのアイテムがキラリと光る。Hさんの秘密基地はそんなこだわりの空間だ。

「基本、仕事は出勤するので、この場所は趣味のバスケットボールを観戦したり、本を読んでくつろいだりするのに使うことが多いですね」と話すHさん。

書棚には仕事で使う医療関係の本のほかに雑誌や漫画、フィギュアやアウトドアギアなどが定位置に収まっている。

デスクが棚に食い込むようにして造り付けられているものの、そういった一部を除いて高さを変えられるため、棚のディスプレイはHさんの好きなものがちょうどいいサイズ感で飾られている。Hさんが好きなものはそれだけではない。

書棚は手前(入り口側)に本が並び奥にいくにつれ漫画や趣味のものに。
秘密基地を入り口側から。

「家全体にいえることなのですが、所々にヴィンテージを配置しています。じつは大好きな家具屋がヴィンテージな雰囲気のお店なのですが、設計の担当者さんもそのお店を知っていて……。なのでうまく雰囲気を出してもらったんです」

秘密基地の中でいうとスタンドライトやチェアなどの家具。また計画段階から個人の部屋がほしいというだけでなく、ヴィンテージ感を出したいことをメーカーに伝えていたため取り入れてもらった部分も多い。

例えば内窓の鉄製の窓枠。あえて黒く塗装せず、鉄本来の銀黒感を残した。そうすることで溶接跡が残る仕上がりになり武骨な雰囲気を一層強くできる。

1階のリビング。こちらも玄関との仕切りは壁ではなく大きな内窓を採用。帰ってくるとすぐに家族の顔が見られる。

照明のスイッチは配線の鉄管をむき出しにしている。天井の木材もじつは古材を使っているというから、このこだわりの強さがうかがえる。

階段側から内窓を見ると、こちらの壁は白く塗ったウッド仕上げ。ログハウスの外観を思わせるような雰囲気も男心をくすぐる。

秘密基地に扉はないものの、2階にあるため、階下のリビングの話し声がなんとなく聞こえる程度で思った以上に静か。

家族の生活空間と完全に切り離されないようになっている、この距離感がちょうど良い。

階段を上りきった所から内窓を通して秘密基地をのぞく。白と黒のコントラストが映える。

【POINT】扉なし、内窓設置で閉じこもらない
内窓が大きいため、狭い空間ながらも広く明るく見える。扉がない開放感もプラスの要素に。

■Favorite Item

⚫︎スタンドライト

デスクの上のスタンドライトももちろんヴィンテージ。温かみのあるオレンジ系の色合いの光が心を和ませてくれる。部屋の雰囲気に合うものを、と取り入れたが、今ではこの空間に欠かせないアイテムとなっている。

■Owner’s voice

落ち着いた空間に満足しています。ヴィンテージは使うほどに味が出るので、そういった変化も楽しみたいです。

【取材協力】
S.Factory
埼玉県秩父市下影森722-6
0494-22-3009
https://www.koike-giken.com/

撮影/黒田雄一

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