104829小さな入り口の奥には壁をフル活用したミニ書斎|秘密基地のような小さな書斎。

小さな入り口の奥には壁をフル活用したミニ書斎|秘密基地のような小さな書斎。

男の隠れ家編集部
編集部

■小さなこだわりから さまざまな工夫を生み出す

●埼玉県/井上邸

椅子はドリンクホルダー付きのアウトドアチェアを使用。

リビングを見渡すキッチンの横に小さな窪みがある。ここが、井上さんの秘密基地だ。一見してわかる大きな特徴は、かがんで通れる程度のサイズしかない入り口だろう。

「これだけで秘密基地感がすごい増している気がします。それでいてできるだけ家族とのつながりを断ちたくなかったので扉を付けていませんが、姿はあまり見えずとも、気配はちゃんと感じられます。しかも個室でない分、リビングで空調を使用していれば、この秘密基地も同じぐらいの過ごしやすい温度になるので、一石二鳥どころか三鳥ですよ」

秘密基地に入って振り向くと頭上に書棚が浮かんでいるかのよう。スペースをうまく利用している。

【POINT】低めの入り口
入り口の高さは145cm。秘密基地の内部の高さは3m以上あるので、かがんで中に入ったときのインパクトは大きい。

加えて造り付けのデスクを斜めにすることで、Web会議時は背景が壁になるように工夫をした。リビング側が見えなくなることで、家族への配慮も考えられている。

その壁面は、向かって右手と正面はリビングと同じ白壁。反対側は上半分が黒く、下は木の板で構成されている。下の壁に使われているのは屋久杉である。上質な杉板はデザイン的にも優れているのがわかるが、この上の黒い素材は一体?

リビングは夫婦の意見が一致して白基調に。
照明のカラーは雰囲気が出るように合わせた。

「これはガルバリウム鋼板で、外壁と同じ素材です。金属なので、磁石が付きます。ポスターやメモ、子どもが描いてくれた絵などを自由に飾れるのでとても便利です」と満足げな井上さん。

フックの付いた磁石にウォールポケットを吊り下げれば、見せる収納を作ることも可能だ。

もう一つ自慢のポイントは書棚。入ってすぐは左右の壁面にもデスクの上下にも収納は見当たらないが、じつは入り口の上、なんと空中に本棚が造り付けられている。小さな入り口だからこそできる面白いセッティングといえよう。

書棚は可動式。大きさの異なる本やディスプレイに合わせて変更できる。
コンセントはデスクの上下にそれぞれ二口ずつ配置。

「ここには趣味や仕事の本などを収納しています。あと漫画もありますし、この居心地の良さなので、最近は小学生の子どもたちも居着くようになっちゃいましたね」

天井まで届く書棚はハシゴを使わないとほとんど取れないのはご愛嬌といったところ。だが、こういった遊び心やこだわりの数々から唯一無二の秘密基地が生まれるに違いない。

■Favorite Item

⚫︎鋼板の壁面

鋼板の壁面はいろいろと貼り付けられるだけではない。外壁と同じなため、塗装やメンテナンスの際に、まずは秘密基地の壁で実験することができる。今後、外壁に手を加えたい井上さんの要望を取り入れた壁だ。

■Owner’s voice

デザイン性だけでなく、居心地までイメージ通りの場所。今後は子どもたちと共有して使う予定です。

【取材協力】
S.Factory
埼玉県秩父市下影森722-6
0494-22-3009
https://www.koike-giken.com/

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