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時空旅人Vol.62「聖徳太子と古代飛鳥」好評発売中
太子信仰の高まりのなかで超人化していった太子だが、本当はどのような人物だったのか、そして古代飛鳥の時代背景とは? “和を以って貴しとなす”に象徴され、日本の歴史のなかで、燦然と輝き続ける聖徳太子について紐解いていく特集。
【第一章】古代飛鳥
聖徳太子が生きた時代は権力を巡って人々が争う激動の時代であった。冠位十二階や、憲法十七条といった業績だけで語られがちな太子。ひとりの人間として思い悩み、理想を追い求めたその足跡を今こそたどりたい。
【第二章】古代豪族の謎
日本という国が成立していくなか、権勢を誇った豪族たちは、天皇をしのぐほどの大きな影響力を持つに至った。蘇我氏、物部氏、大伴氏を例に、栄枯盛衰の物語を紐解く。
【第三章】仏教伝来
約1500年前、百済の聖明王より日本へと伝えられた仏教。儒教や神道とともに、太子はその教えを篤く敬い、法隆寺などの寺院を残した。飛鳥仏教の真実とともに、脈々と受け継がれる太子の意思を紐解く。
【寄稿一覧】
・聖徳太子1400年遠忌記念 特別展「聖徳太子と法隆寺」聖徳太子信仰の宝物 文/三田覚之(東京国立博物館)
・排仏崇仏論争の実態に迫る『日本書紀』から読み解く飛鳥仏教の真実 文/有働智奘(國學院大學)
・聖徳太子と仏教美術の出会い 文/大橋一章(早稲田大学)