67513【挑戦者求む!】初見では絶対に結末が当てられない映画6選

【挑戦者求む!】初見では絶対に結末が当てられない映画6選

合同会社エーライト
菅堅太(エーライト)
目次

今年は全国的に残暑が厳しい。暑さが吹き飛ぶほどの出来事はないかと探している人におすすめなのが、「どんでん返し映画」である。しかも、初見では“絶対に”結末が当てられない映画だ。

今回は、難易度の高いどんでん返し映画を厳選して6つ紹介する。推理力や観察力に自信がある人も、ぜひ一度視聴し、結末を予想してみてほしい。

■①グランド・イリュージョン

本作は続編も公開されるほど有名かつ人気な作品だ。簡単に言えば、トリックを予想しながら、数々のパフォーマンスを楽しむ映画。しかし、どんでん返しがあるので結末まで予想するのはまず不可能だろう。

物語は謎のタロットカードを手にした4人があるアパートの一室に集まるところから動き出す。部屋にはいくつかの仕掛けがあり、それを解くと秘密の計画書が浮かび上がった。

それを実行するために、4人はチームを組んでパフォーマンスショーを開催。4人は異なるジャンルに特化したマジシャンで、それぞれ高い技術で観客を魅了していく。

この作品は映像としての完成度だけでなく、ストーリー性にも注目してほしい。保険金を支払わない保険会社の経営者を舞台に上げ、経営者の預金口座から被保険者たちの口座にお金を移動するなどの大掛かりなパフォーマンスにも意味がある。ぜひその意味を当ててみてほしい。

■②ヴィジット

主人公は2人の姉弟。会ったことのない母方の祖父母の家に1週間泊まることになったが、いざ泊まり始めると祖母の様子がおかしい。そして謎の3つのルールを設けられることに。

祖母はどうしておかしくなったのか。「病気か?」「悪魔の仕業か?」と予想しながら観ても確信が持てない。どんどんおかしくなっていく祖母と普通に接しようとする姉弟にハラハラドキドキすること間違いなし。終盤にはまさかの……。

二度目に視聴すると、最初の段階から伏線が張られていることに気づく。ぜひ2回視聴してスッキリとした気分を味わってみてほしい。

■③THE GUILTY/ギルティ

とある事情があり、緊急ダイヤルのオペレーターを務めることとなった警察官・アスガー。イライラしている様子のアスガーだったが、ある通報により事態が急変する。

この作品には、主人公とその近くにいる数人の登場人物しか出てこない。他の登場人物はすべて声だけの出演。緊急通報指令室だけで撮影されたのに、臨場感も緊迫感もしっかりガッツリ感じられる。

アスガーはなぜオペレーターをしているのか? 通報をしてきた人物はどうなるのか? 最後まで目が離せない作品だ。

■④ドリームハウス

とある家族が、父親が家族を殺したという“いわくつきの家”に引っ越してきた。不可解な出来事が続き、父親が真実を突き止めるために行動を始める。しかし、事実は受け入れがたいものだった。

本作では、どんでん返しが中盤と終盤の二度味わえるので面白さ倍増。筆者はホラー展開が待ち受けているに違いないと思い込み視聴したが、それは大きな間違いだった。

推理が得意な方は、二度のどんでん返しの予想が的中するか挑戦してみてはいかがだろうか?

■⑤記憶にございません!

監督・脚本は三谷幸喜。想像できると思うが、しっかりしたストーリー性とコメディ要素のバランスが良い作品だ。ジャンル的にも、何か大きな事件が起きたりすることはないが、飽きの来ないストーリー展開がポイント。

映画の冒頭、ある男が病院から抜け出す。男にはなぜか記憶がない。自分は何者なのかと頭を抱えながら歩いていると、テレビに映し出される自分が目に入る。彼は内閣総理大臣だった。

冒頭からタイトル回収したかと思いきや、それだけでは終わらないどんでん返しっぷりがイイ。記憶がないのに内閣総理大臣が務まるのか、果たして記憶は戻るのか。ぜひストーリー展開を予想してみてほしい。

■⑥アヒルと鴨のコインロッカー

大学進学のために仙台に住み始めた椎名。荷解きをし、段ボールを片付けていると右隣の部屋に住む男性・河崎に声をかけられる。

知り合って間もないにも関わらず、河崎は「広辞苑を盗むために一緒に本屋を襲わないか」と椎名を誘う……、というのがあらすじだ。

原作は伊坂幸太郎の小説である。原作、映画ともに伊坂ファンから支持されている作品であり、登場人物の背景やストーリー展開に引き込まれてしまう人が続出。

中盤にあえてどんでん返しを持ってきたことで、その後のストーリーの切なさが際立っている。青春とサスペンスを同時に味わえる名作といえるだろう。

■どんでん返し映画を観て観察眼と知力を試そう

どんでん返し映画のストーリー展開を的中させるには、観察眼や知力が必要だ。作品によっては冒頭から伏線が張り巡らされているものもあるし、あるポイントに気づけば結末が予想できるものもある。

今回紹介した映画は、予想が難しいものばかりだ。ぜひどんでん返しの内容や結末を当てて、まだまだ続く暑い夏をすっきりと過ごしてみてはいかがだろうか。

「男の隠れ家デジタル」では、映画に関する情報を独自の切り口で紹介している。今まで出会わなかった作品に出会えるかもしれないので、今後の情報にもぜひ注目してみてほしい。

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合同会社エーライト

代表は1992年、大阪府出身。出版社、編集プロダクションで書籍・雑誌の制作に携わり、独立後の2019年には記事制作会社「合同会社エーライト」を設立。月刊誌『男の隠れ家』の編集としてお世話になった経緯もあり、現在は「男の隠れ家デジタル」でも記事制作を行っている。

仕事ばかりしすぎて「趣味ってなんだっけ?」と思いつつも、取材先やネタ探しで出会うものに影響を受けがち。毎年のように和歌山でワーケーションを行ってるほか、最近は別府温泉にハマり、半年で4回も訪れるほど。生粋のキッチンドランカー。

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