81745世界で5カ所、アジアで唯一認められた“ブルーゾーン”の魅力に沖縄で触れる 

世界で5カ所、アジアで唯一認められた“ブルーゾーン”の魅力に沖縄で触れる 

男の隠れ家編集部
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目次

上写真/サンセットタイムの海と一体になった感覚を覚えるインフィニティプールにて。静寂なひとときに心身が心地よくほどけていく。

夢中になるという休息
第1回 星のや沖縄【沖縄県読谷村】

「夢中になるという休息」をコンセプトに、施設ごとの独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。国内外に展開する各施設は、その土地の風土、歴史、文化などの本質を識る喜びを滞在に織り込み、訪れた人を日々の時間の流れから解き放ちます。

健康と長寿の秘訣を学ぶ「沖縄ブルーゾーン滞在」

明るい太陽が似合う星のや沖縄の入り口外観。

“ブルーゾーン”とは、健康で長生きの人々が数多く居住する地域の総称で、イタリアのサルデーニャ島、アメリカのロマリンダ、コスタリカのニコジャ半島、ギリシャのイカリア島、そしてアジアでは唯一日本の沖縄の5ヵ所が選ばれている。

日本国内でも沖縄は元気なおじぃ、おばぁが生活する長寿県として知られているが、その特徴的なライフスタイルは世界からも注目を集めている。改めて人生100年時代の生き方のヒントをこの地での体験を通して触れ、その片鱗を学んでみた。

風のそよぎだけでなく、ふいに時間の流れが変わったのを感じた。それは、碧い空をバックに優美に波打つ“グスクウォール”と呼ばれる石壁の内側に足を踏み入れた瞬間のことだった。すでに沖縄の空気の中にいたものの、敷地内はさらに穏やかと美しさに満ち、まさに非日常へと一気に誘われた気がしたのだ。

レセプション入口でゲストを迎える未来シーサー。陶芸家・大嶺實清氏による作品。
非日常へと誘うレセプション空間。

“グスク”とは沖縄の城などの史跡のことで、読谷村(よみたんそん)の自然を生かした海岸沿いに佇む「星のや沖縄」は、そのグスクからインスピレーションを得て、沖縄の歴史や風土、文化を感じられる贅沢で心地良い空間となっている。

高さ4.5mの“ウォール=壁”に守られた広大な敷地内には亜熱帯の植物が色鮮やかに生い茂り、全室オーシャンフロントのラグジュアリーな客室では、一日中海を眺めながらのんびり暮らすように過ごすことができる。

非日常空間の「星のや沖縄」での“暮らすような滞在”の楽しみ方は多彩に用意されているが、今回は健康と長寿の秘訣を学ぶ2泊3日の「沖縄ブルーゾーン滞在」をセレクト。沖縄ならではの食文化や伝統音楽、手仕事などを通して地元の人々とつながり、心身を豊かにする特別なプログラムだ。

【ブルーゾーンとは】
人口統計学的に確認されている100歳人が多く暮らす地域の国際的呼称。イタリア・サルデーニャ島、アメリカ・カリフォルニア州のロマリンダ、コスタリカ・ニコジャ半島、ギリシャ・イカリア島、日本・沖縄の5カ所を指し、世界5大長寿地域と呼ばれている。

① 適度な運動を続ける
② 腹八分で摂取カロリーを抑える
③ 植物性食品を食べる
④ 適度に赤ワイン(アルコール)を摂取する
⑤ はっきりした目的意識を持つ
⑥ 人生をスローダウンする
⑦ 信仰心を持つ
⑧ 家族を最優先にする
⑨ 人とつながる

ダン・ビュイトナー「The Blue Zones, Second Edition」(2014)

ブルーゾーンには共通する9つの健康長寿の秘訣とルールがある(上記の囲み参照)。星のや沖縄ではこれらのルールにのっとって様々なプログラムを展開。

まずは2日目の朝食と夕食で供される、沖縄野菜たっぷりの特別料理には舌はもちろんのこと体の中から喜びを覚えた。夕食のたっぷり野菜とゆし豆腐の鍋は、ゴーヤーや長命草、島ニンジンなど12種余が彩り豊かに盛られ、ルール3の「植物性食品を食べる」を実践。朝食も野菜をのせた全粒粉ガレットや大豆ヨーグルトなど実に健康的だ。

ルールには適度にアルコールを摂取するのも良いとされ、それは1日目の夜、ビーチで三線の音に耳を傾けながら泡盛の晩酌に酔いしれるという幸福感によって満たされた。三線奏者の小波津直也氏との会話も弾み、ルール9の「人とつながる」ことも満喫。

珊瑚の欠片をさらって打ち寄せる波音と三線の音色、見上げれば満天の星……。夢心地とはまさにこんな境地をいうのだろう。

人とのつながりでは2日目に訪ねた「読谷村伝統工芸センター」でも素敵な出会いがあった。およそ600年の歴史を持つ伝統的工芸の“読谷山花織(ゆんたんざはなうい)・読谷山ミンサー”。作品は色糸で浮き出す繊細な花柄の紋様が特徴だ。

花柄は「扇花(オージバナ)」「銭花(ジンバナ)」「風車花(カジマヤーバナ)」の3種があり、それぞれ長寿や子孫繁栄などの意味が込められているという。これらを組み合わせることで独特の美しい幾何学模様が織り上がる。

「“てぃーばな”、手の花と言って手で指しながら織り込んでいきます」と、理事長の又吉弘子さんは笑顔でそう話す。昔は航海に出る人に無事に帰るよう手渡したり、思いを寄せる人に贈ることも多かったそうだ。

そしてプログラムの最後はホテル内の敷地をスタッフとともに散策する「ゆんたく庭めぐり」に参加してチェックアウト。

元気に咲き誇る花々や島ハーブなど植物を愛で、沖縄の豊かな自然と風土にふれるひとときは、滞在中様々に体験してきた“ブルーゾーン”のスローな余韻をさらに心地良く繋いでくれた。

■ブルーゾーン体験 1

たっぷりの野菜を使用した健康長寿の秘訣を味わう食事
ブルーゾーン 9つのルール|②③

植物性食品、豆類を中心とした食事を摂取するのがブルーゾーンの食事。写真上の全粒粉のガレットをメインにした朝食、夕食のたっぷり野菜とゆし豆腐の鍋にもゴーヤーやハンダマなどたくさんの沖縄野菜を中心に使用。ゆし豆腐やクーブイリチーなども沖縄ならでは。

■ブルーゾーン体験 2

ゆんたく庭めぐりで心も体ものびやかに
ブルーゾーン 9つのルール|⑥⑨

星のや沖縄の広大な敷地には、宿泊棟を包み込むように様々な植物が植栽されている。種類豊富なハイビスカスや沖縄ハーブとも呼ばれる月桃などが見られ、さながら南国植物園のよう。スタッフとともに散策しながら植物の世界を学び、ハーブを摘み取ってお茶を味わうなどスローな時間を堪能。

■ブルーゾーン体験 3

600年の歴史ある読谷山花織に触れ、長寿に繋がる助け合いの精神を学ぶ
ブルーゾーン 9つのルール|⑤⑨

助け合いの精神や目的意識を持つこと、人とのふれあいは健康長寿への大切な要素。その学びを深めるため国の伝統工芸品に指定されている読谷山花織の「読谷山伝統工芸センター」を訪ねる。作業が体験できるコースター作りも楽しい。理事長の又吉弘子さんいわく「元気の秘訣は毎日作品と向かい合うこと」。

■ブルーゾーン体験 4

三線の音色に身を委ね、浜辺の晩酌で心を解きほぐす
ブルーゾーン 9つのルール|④⑥⑨

適度な飲酒はストレス解消に繋がり体にも良い効果をもたらすという観点から、このプログラムでは目の前に広がる浜辺で波音と三線の音色を聴きながら、沖縄の酒・泡盛のカクテルなどを楽しむ。琉球古典音楽安冨祖流師範の小波津直也氏による演奏と会話をひとりじめ。心がスローダウンする喜びを味わう。

沖縄ラグジュアリーの最高峰 グスクの居館に滞在する

高さ4.5mのグスクウォールが敷地を守るように囲んでおり、非日常の世界へと誘う。沖縄の史跡“グスク”からインスピレーション。上部の透けた小さな穴は読谷村の伝統工芸「読谷山花織」の紋様をデザインした。
キングサイズのダブルベッドが配された寝室。宮城守男氏デザインの紅型の壁紙が趣き深い。
各客室には大きなテーブルのある“土間ダイニング”を設置。
テラスリビングを備えたハルの客室。

美しい自然を活かした“グスクの居館”で沖縄を満喫

客室は64平米から258平米まで異なるタイプが100室。建物は2階までの低層ですべてがオーシャンフロント!

沖縄本島読谷村の海岸線に沿って広がる「星のや沖縄」。グスクを想起させる石壁に囲まれた敷地内には亜熱帯の花々が色鮮やかに咲き誇り、100室の客室をはじめ、海に開かれたプールや伝統の赤瓦屋根が印象的な道場、海岸地形を活かした隣接のカフェやレストランなど多様なパブリックエリアが点在している。

コンセプトは「グスクの居館」。沖縄の歴史と文化を感じる贅を極めたラグジュアリーな空間で、海を眺めて暮らすように過ごすことができる。

客室はすべてがオーシャンフロント。海を背景に、部屋に設えられた“土間ダイニング”の大きなテーブルで料理やお茶の時間を楽しむのも素敵だ。また室内には琉球紅型や焼き物、金細工などの工芸品も配され沖縄らしい空間となっている。

自然の地形を活かした、国内最大級の海カフェ「星野リゾート バンタカフェ」が隣接。
間近に迫る東シナ海の大海原が圧巻! 4つのエリアに席を設け海を眺められるオープンカフェ。

星のや沖縄
沖縄県中頭郡読谷村儀間474
050-3134-8091(予約電話 9:30〜18:00)
チェックイン・アウト/15:00・12:00
客室数/100
料金/13万6000円~(1室あたり、税・サービス料込み、食事別)※通常予約は2泊より、ブルーゾーン滞在は7万2000円(1名 税・サービス料込み 宿泊料別)
アクセス/那覇空港から車で約1時間(空港リムジンバスあり)

文/岩谷雪美 撮影/新井寿彦

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