78816懐かしき里山の風情とともに温泉に抱かれ読書を満喫|界を愉しみ尽くす vol.4(栃木県)

懐かしき里山の風情とともに温泉に抱かれ読書を満喫|界を愉しみ尽くす vol.4(栃木県)

男の隠れ家編集部
企画部PR

【界(KAI)とは?】
星野リゾートが全国に展開する温泉旅館。ご当地の魅力に出会える宿として日本各地の温泉地22カ所に拠点を持つ。

ご当地本の世界へ誘われる「温泉読書滞在」を体験

長屋門の玄関で出迎える笑顔のスタッフ。
玄関扉が開いて中へ。
トラベルライブラリーで時を過ごす。
照明やタペストリーなどに野州麻紙をあしらったご当地部屋。

しっとり滑らかな湯に包まれながら、本のページを開く。枝葉をさわさわと揺らす風や渓流のせせらぎ、湯口から流れる湯音がBGMとして耳に届き、心地良さを際立たせている。

露天風呂に身を浸しての読書三昧…。読んでいたのは北方謙三の『黒龍の柩』。新選組副長・土方歳三の夢と戦いの日々を描いた長編小説だ。

歳三が戦場で受けた傷を川治温泉にて癒やしたという口伝から、当宿がこの本を“ご当地本”として用意し、読書の秋に向けた新サービス「温泉読書滞在」を満喫していたのである。

ちなみにほかの「界」17施設でもそれぞれの地域にちなんだご当地本が用意されている。

ロビーの大きな窓からは自然の景色が広がる。
「温泉読書滞在」の新サービスは11月30日まで実施。1泊2日の滞在でご当地本にちなんだ体験を提案。浴室用に本や台など読書セットを貸し出す。
開放感のある内湯。

気づけば時を忘れてすっかり本の世界に没頭。今回の新たな本との出会いも嬉しく、湯上がり後もそのまま本を携え客室に戻り、夕食の時間まで続きを目で追っていた。

さて、静かな山峡に開けた川治温泉郷に佇む「界 川治」は、懐かしさを誘う栃木県の“里山”の風情をコンセプトとしている。

地元の野州麻紙を使って里山の収穫をイメージしたご当地部屋の客室をはじめ、ひょうたんの灯りが出迎える暖かな雰囲気のロビーでは、里山の知恵体験として烏山和紙の紙漉きや手挽きの石臼体験などの「ご当地楽」で田舎暮らしを再発見。

五穀の一つの大豆を石臼でゴロゴロと挽いて自分好みのきな粉を作るのもまた楽しい。

ご当地楽は、手挽きの石臼体験できな粉を作ったり、烏山和紙の紙漉き体験を。
田舎の暮らしを垣間見る楽しいひと時。

さらに、里山の魅力は料理にも生かされている。八寸やお造りが絵画のように盛られた「宝楽盛り」、「和牛と山くじらの里山鍋」など彩りも味も里山の遊び心が満載。山くじらとはイノシシ肉のこと。滋味深い味につられて地酒の杯もついつい進んでしまう。

ほろ酔いのまま部屋に戻ったら、寝る前にもう少し本の続きを読むことにしようか。いや心地良さに、瞼が先に重くなるかもしれない…。

里山の美味が並ぶ特別会席から、宝楽盛り。
和牛と山くじらの里山鍋。6種のキノコとともに。
先付け。

界 川治

栃木県日光市川治温泉川治22
料金:1泊2食付 2万5000円~(2名1室利用時1名あたり)
問い合わせ・予約:050-3134-8092(9:30 AM~6:00 PM)
公式HP:界 川治

文/岩谷雪美 撮影/秋 武生

▼あわせて読みたい

企画部PR
企画部PR

いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

Back number

バックナンバー
More
もっと見る